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第12話

私は息ができなくなるほどの激しいキスに耐えきれず、やっとのことで拓真が私の唇を解放してくれた。

私は彼の胸に寄りかかり、大きく息を吸いながら荒く呼吸を整えた。涙がこぼれそうになり、目の端が赤く染まっていた。

拓真は私の胸を弄び続け、手を離そうとしなかった。低い声で、「どうした?」と問いかけてきた。

その声に、私は我慢していた涙を一気にこぼし、「榊さん、意地悪です......!」と訴えた。

すると、彼はわざと強く私の胸を掴んだ。

私の敏感な体がビクリと震えた。

「ふっ......」拓真は意地悪そうに笑い、彼の温かい息が私の耳元にかかり、彼はささやくように言った。「鈴、俺がこうしていじめるの、好きなんだろう?」

「う、うん......?」

私は顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに彼を見上げたが、すぐに目をそらした。

その表情は、言葉にしなくても十分に彼に伝わった。

予想通り、その目つきは拓真を喜ばせ、彼の喉が上下に動いた。彼の目には抑えきれない欲望が漂い、猩紅が宿っていた。

「鈴......お前は本当に人を狂わせる小悪魔だな」

その言葉が終わるや否や、拓真はベルトを外し、彼の膨れ上がった部分がまるで野獣のように飛び出しそうになっていた。

彼は私の手を取り、その場所に誘導しようとした。

「だめ......榊さん......」私は焦って、前方で運転している助手を見た。

助手は空気を読み、スピードを落として車のパーティションを上げたが、それでも私はまるで人前で裸にされるような羞恥を感じていた。

それに......もっと面白い方法がある。

「榊さん、お願いですから、ここではやめて......」

「家に戻れ!」拓真はすぐに助手に指示を出した。

彼の欲望は最高潮に達し、我慢できない様子だったが、私を甘やかすことを選んだ。

助手は急いで車をUターンさせ、スピードを上げた。

拓真は私を別荘に連れて行った。

そう、彼と由美子の家――その主寝室へ。

拓真は優しく私をバスルームに抱き入れ、「まずはシャワーを浴びな」と言った。

「はい」と私は赤い目をして、素直に頷いた。

拓真が出て行くと、しばらくしてメイドが入ってきて、新しい白いシルクのナイトガウンを置いていった。

真っ白なシルクのナイトガウンは、純潔さと官能さを完璧に融合させており、それを身に
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