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第15話

私は息を荒げ、肺が爆発しそうなくらい痛んだ。ようやくその苦しみを乗り越えて目を上げると、目の前にいる慎一は、全身が水に濡れており、まるで雑誌のグラビア撮影のモデルのように男性的な魅力を放っていた。

私は抑えきれずに泣き、すべての感情を彼への拳に込めた。

彼は私の手を掴み、私の抵抗を無視して服を脱がせ始めた。「続けるかどうかは、俺が決めることだ」

「俺がお前を抱くかどうかも、お前に茶化されることじゃない」

彼は私の後頭部を押さえつけ、唇を荒々しく貪り始めた。

私の唇は痛みと痺れで、すでに感覚がなくなっていた。涙が流れる以外、どうすることもできなかった。

彼は、私がいくら抵抗しようと、私が何を望もうと、私の運命を決めるのは彼だと言わんばかりだった。彼が私を離れられないのだと、彼が私に生死を決めさせるのだと。

そんな慎一は、私に恐怖を与えた。かつて私が大切にしていたその男を、もう私は望まなかった。

彼は興奮して、バスタブの中で私を何度ももてあそんだ。

「私は涙を拭い、冷静に彼を見つめた。「あなたは私があなたを好きだからこそ、こんなふうに私を弄ぶんだ、慎一。でも、もし私がもうあなたを好きじゃなくなったら?私、あなたのことをもう好きじゃない!」

慎一の表情が硬くなり、深く私を見つめながら感情のない声で言った。「勝手にしろよ。今、お前は俺の下で極上の快楽を享受している。それで十分だろう」

……

翌日の昼頃、意識が戻ると、腰が砕けそうなほど痛んだ。

床には乾いた水滴が散らばり、昨夜の戦場がいかに激しかったかを物語っていた。化粧台や窓にもその跡が残っていた。

彼はまるで狂ったように私を責め立てた。私が「もうあなたを愛していない」と言った後、彼の力はまるで復讐のように強くなっていた。

昨夜の出来事を思い返すと、もう我慢できなくなり、乱れた髪をかきむしりながら、崩れるように泣き叫んだ。「慎一!」

あとどれくらい経てば、彼を思い出しても胸が痛まなくなるのだろう?

私が無様な姿で大声で泣いていると、突然、寝室のドアが開いた。彼がドアにもたれ、手には私のピンクのマグカップを持ち、冷淡に言った。「俺はまだ死んでないぞ」

!!!

私は一瞬で声を止め、涙が溢れそうになったがこぼれず、湿った睫毛が自分でも見えるほどだった。
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