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第25話

「よかった」の意味は、これでいいとのことかよ?!

真弓はスタッフに服を包んでもらう時に、もう一人のスタッフがとても華やかなドレスを持って向かってきた。

「これを試着させて!」紀子が目を輝かせて大声で叫んだ。

直接スタッフの前までに駆けつき、行く道を塞がった。

「千葉さんごめんなさい。これは鈴木さんのどれすです」スタッフが残念そうに言った。

「彼女の?私が先に見かけたので、私のものだ!今試着させて」紀子が横暴に言った。スタッフの同意を得ずにドレスを奪って、興奮して体に当てて様子見をし始めた。

随分選んだが、このドレスだけが彼女に似合うと思った。

「本当にきれいだ」瑠璃子が傍で機嫌を取りながら、心では少し嫉妬していた。

彼女もこのドレスを気に入った。

「千葉さん、このドレスは鈴木さんのオーダーメイド品ですが......」

「いくらだ?!」紀子がスタッフの話を全く聞かず、「今払うよ」と言った。

「これはお金の問題では......」

「訴えてやるよ!」紀子が脅して言った。

スタッフは困って真弓の方へ振り向いた。

真弓も少し戸惑った。ドレスをオーダーメイドしてないが、突然思いついて身が震えた。

どんな感情かはっきり言えないが、これは達也からのいつものサプライズだったのか。

「カードを使ってくれ」紀子がビップカードを取り出して、スタッフに傲慢そうに言い出した。

「このドレスは鈴木さんのサイズに従って作ったので、腰の部分は非常に細いです。千葉さんには着られないかもしれません......」スタッフが再び説得してみた。

「私のスタイルを疑っているのか?!」紀子が激怒した。「今すぐ着て見せる!」

そう言って、彼女はドレスを持って試着室に向かった。

「紀子、でたらめするな!スタッフが何回も言った。このドレスは私のものだ!」真弓がやっと言い出した。

彼女はショックから気を取り戻した。

「店の服だから、先に見つけた人の物だ」紀子が傲慢に言って、必ず手に入れる感じだった。

「千葉さん......」

「賭けをしてみない?」真弓がスタッフを困らいように言った。

紀子が眉を引き上げて言った。「なにをする?」

「このドレス、千葉さんが着られたら、無料であげる」

「えっ」紀子が軽蔑的な笑みを浮かべた。「真弓、自分を買被りしないでよ!」

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