離婚後、60歳の私は新たな人生を手に入れた
孫の誕生日当日、私はプレゼントを取りに行く途中で交通事故に遭った。
幸い軽傷だったので、簡単に包帯を巻いて急いで家に戻った。
しかし、家に着くと、すでに彼らはお祝いを終えており、散らかり放題の部屋が私を待っていた。
誰も私が腕に包帯を巻いている理由なんて気にしていなかった。
みんなが気にしていたのは、服を洗ったか?ご飯はいつできるのか?それだけだった。
体調が悪くて朝食の支度ができなかった日には、息子夫婦に「怠けてる」と怒られた。
気晴らしに友人の家へ行けば、年甲斐もなく「騒ぎすぎだ」と言われた。
そして、ついには夫が私と離婚すると言い出した。
それなら、離婚しても構わない。果てしなく続く家事、取り上げられた給料、家族からの冷たい視線......どれももう十分だ。
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