「どうした?食事をするのに、何度も促されないといけないの?」後ろから雅之の低く重厚な声が聞こえた。里香は目を開けて雅之を見つめた。「私はあなたに何も悪いことをしたわけではないよね?」雅之は眉をひそめた。「何を言っているんだ?」里香は苦笑いを浮かべた。「笑顔、ひとつもくれないの?」雅之の薄い唇が一直線に引き締まった。里香は雅之の方に歩み寄った。「離婚したくないなんて、それほど大した恨みでもないよね?」里香は瞳がきらめき、雅之の漆黒の瞳から自分の姿を見つけようとした。しかし、雅之の瞳底にはもはや優しさではなく、冷たさしか広がっていた。雅之は、夏実に対して責任を取らなければならないと言った。この一年間の努力と、愛し合った瞬間が、まるで冗談みたいになってしまう。雅之は、里香の目から光が消え去るのを黙って見守っていた。そして、里香がようやく口にした言葉は「いいわ、離婚しましょう」とだった。こんな雅之を無理やり引き戻しても意味がない。里香が愛したのは、あの優しくて思いやりがあり、彼女のことだけを考えてくれるまさくんのことだ。記憶を取り戻したこの男は、二宮雅之に変わってしまい、もう里香のまさくんじゃなかった。男の横を通り過ぎろうとしたところ、雅之に手首を掴まれた。里香は息を呑み、長いまつげが震えた。「まだ何が?」雅之は薄い唇を少し動かせ、しばらくしてから声を発した。「本気で言ってるの?」里香は暗い目を閉じた。「笑えるわね、これっぽっちの信頼もなくなってしまって」その言葉を残して、里香は手を引き抜いて、トイレから出て行った。二宮家を出る前に、念のため由紀子に声をかけておいた。由紀子は驚いた様子だった。「あの子はどうしたの?顔色が悪かったけど」「貧乏くさい女だ、うちには合わない」夏実の瞳がちらりと光ったが、何も言わなかった。隣の男に目を向けると、眉をひそめた雅之は全身に漂う寒気が一層濃くなっているのがわかった。「雅之、ご飯の時間だよ」夏実は雅之に優しく声を掛けた。「うん」雅之は頷いて夏実の隣に座った。「あなたの一番好きな料理なのよ」「ありがとう」料理を取ってくれた夏美に、二宮雅之は淡々と返事して、箸を取って食事を始める。次の瞬間、頭をよぎる一つの光景があった。
空中に浮かんだ里香は無意識のまま彼を抱きしめ、その澄んだ瞳に驚きの光が宿った。これは…どういう意味なのか?雅之は里香の視線を無視し、車に乗せた後、簡易な救急箱を取り出し、足の怪我を手当てし始めた。里香は彼の一連の行動を見つめ、まるで幻覚を見ているかのような感覚に陥り、まさくんを見ているような気がした。まさくんだ。「まさくん…」「勘違いするな」と雅之は低い声で彼女の言葉を遮った。「ただ、些細なことで離婚を後悔するのが怖いだけだ」バケツの冷水を浴びせられたかのような気分に襲われ、里香の心は一気に冷え切ってしまった。なるほど。里香が後悔しないか心配しているんだね。ふっ!里香は足を引き戻し、「心配しないで。私は言ったことを撤回しないから」と答えた。しかし、細い足首は男の冷たい指に挟まれ、動けなくなってしまった。抵抗しようとしたところ、逆にスカートの裾がめくれ上がり、すらりとした華奢な脚が少し露わになった。そのわずかに見える足がさらなる色気を醸し出していた。雅之の視線は里香の長い脚に留まった。その角度からは、里香の脚がはっきりと見えていた。里香はすぐにスカートを下ろし、その色白な顔を赤く染めて、「何を見ているんだ、このスケベ」と叱った。「ふっ」雅之は軽く嗤い、目を上げ、暗い視線を彼女の顔に落とし、指に力を入れ、そのまま里香を自分の前に引き寄せた。里香は驚きの声を上げ、無意識に両手を彼の肩に置いた。「私たちは今、まだ夫婦なんだ。スケベと呼ばれるのは少し不適切ではないか?」雅之は彼女の美しい顔を見つめた。「それに、僕はスケベ呼ばわりされるようなことをしたのか?」目の前の男は、里香にとって見知らぬ人のようだった。顔は相変わらずその顔だが、その深い目は誘惑の笑みを帯び、口元には邪魅なカーブが描かれ、全体的に邪気が増していた。これこそが雅之の本当の顔だった。里香は彼を見つめ、瞳を一瞬きらりと光らせた。「何をしたのかって?自分自身に聞いたら?」里香の視線は、自分の足首を握っている雅之の手に落ちた。その長い指は、今、彼女の柔らかい肌を意図的に、あるいは無意識に撫でている。雅之はニヤリと笑い、彼女を見つめてしばらく考え、何かを思い出したようで、息を吹きかけた。車のドアは大き
雅之の呼吸は一瞬重くなった。里香を見つめる漆黒の瞳に込められた感情は理解しがたいものだった。里香は振り返り、靴を手に持ち、一歩一歩前に進んでいった。「車に乗れ」背後から再び男の低くて磁性的な声が聞こえた。里香の目には苦々しい表情が浮かんだ。「まさか、離婚を撤回するつもりじゃないだろうね?」そうだとしたら、雅之を助けるために義足をつけた夏実に申し訳ないだろう。「ここは二宮家の土地だ。誰かに足を引きずってここから出ていく姿を見られたら、家族の名誉に傷がつく」雅之は冷たい言葉を投げた。里香は長い睫毛を震わせ、笑いたくなった。雅之が本気で離婚したいわけじゃないと思った自分がバカだった。「里香、君も言っただろう、僕たちには大した恨みはない」雅之は里香の言葉をそのまま返した。里香の指は一瞬強く握られたが、すぐに車に乗り込んだ。里香が戻ってくるのを見て、なぜか雅之の心は一瞬緩んだ。感情を抑えて、運転席に座った。バックミラーを見ると、里香は無言で後部座席に座って、まるで活力を失ったかのようだった。「前に座れ」雅之は低い声で命令した。里香は彼を見た。「雅之、そんなひどいことを本気で言ってるの?足が痛いんだよ!」里香の足が擦りむけていることを知りながら、そんな面倒なことをさせるなんて。雅之は片手をハンドルにかけ、美しい指を無造作に落とし、黙ったまま車を発進させなかった。雰囲気は少し気まずかった。クソ野郎!里香は心の中で罵りながら、仕方なくドアを開けて助手席に乗った。それを見て雅之はやっと車を発進させ、前へと進んだ。道中、二人は言葉を交わさなかった。住宅街の入口に着くと、里香は「明日の朝9時、民政局の前で会おう」と言った。言い終えると、雅之の顔を見ることなくドアを開けて去った。里香はまるで洪水が追いかけているかのように早く去っていった。雅之の薄い唇は一直線に引き締まり、彼女の姿が見えなくなるまで目を離さなかった。車内からタバコを取り出し、一本を取り出し、点火した。淡い青の煙が車内に漂い、雅之の表情はますます陰鬱で冷たくなっていった。…里香は家に帰り、まず足の傷を処理し、それから結婚証明書を探し出した。鮮やかな赤色が目に突き刺さり、涙が浮かんだ。証
翌日。午前10時。里香の携帯電話が鳴りましたが、一瞥して無視した。現場の工事担当の田中に現場の状況を聞きながら、里香は一つ一つメモに取った。ようやく休憩を取れたのは昼休みだった。里香は水を一口飲んでほっと一息つき、すぐに携帯電話を取り出した。未着信の電話が18件あった。すべて雅之からのものだ。はっ!里香は軽く笑い、雅之に電話をかけようと思ったところ、19回目の電話がかかってきた。「もしもし?」「俺をからかっているのか?」電話がつながると、抑えた吐息とともに寒気を帯びた彼の声が聞こえた。もし今彼の前にいたら、おそらく里香は引き裂かれるだろう。里香は軽快な口調で「人にからかわれる感じはどう?」と揶揄った。記憶を取り戻し、喋れるようになったことを隠し続け、昔のように振る舞っている雅之。里香に気づかれなかったら、いつまでこの芝居を続けるつもりだったんだろう?手話で話しかける里香を見て、雅之はひそかに嘲笑っているのではないか?こんなひどいことをされたのに、仕返ししないなんて。里香はそんな性格ではない。電話の向こうから重い吐息が聞こえ、里香の口角の笑みが少しずつ薄れていった。「離婚の条件は、300平米のマンションを買ってもらうこと。それに加えて2億円の賠償金。マンションの名義を私に変更してくれたら、民政局へ行ってもいいわ」言い終わると、里香は直接電話を切った。里香がずっと憧れていた大きなマンションだ。二人で一生懸命働かなければ稼げないと思っていたが、離婚するだけで手に入れることができる。ちっ...こんなことなら、早くそうすればよかったのに。里香は適当に食事を済まし、仕事に戻ることにした。DKグループ、社長室。電話を切られ、雅之は怒りが頂点に達し、笑い出した。この女、気が狂ってるのか?まさか、この僕をからかうなんて!里香の冷静で無関心そうな口調を思い出すと、雅之はまたイライラしてきた。昔の里香はこんな風ではなかった。「トントン」この時、桜井がドアをノックして入ってきた。「社長、商業ビルに関する書類はすべてこちらにございます。以前の工事中にけが人が出てしまい、その家族が賠償金に不満を持っており、騒動が続いているようです」雅之は書類を受け取り、読
おかしい。昼休みの時間なのに誰もいなかった。里香は心の底から混乱し、顔を引き締めていた。「止まれ!」「その女の名札を見たんだ!あいつはDKグループの社員だ、間違いない!」「捕まえろ!」「賠償金を払わせるんだ!」背後からおびただしい数の人々が追いついてきた。里香はますます急いでいた。一方向に向かって走り出したが、次の瞬間、体勢が崩れ前に倒れそうになった。なんとか身体を支えたが、もう走ることはできなかった。相手は十数人で、里香を追い詰めるように立ちふさがった。「あなたたちは誰ですか?」里香は恐怖を必死に抑え、美しい瞳で追手を見つめた。先に言葉を発したのはヒゲを生やした男性だった。「俺の弟がここで働いている最中に足を折られたんだ。アンタはDKグループの従業員だな、責任を取ってもらうぞ!」里香は眉をしかめた。「弟さんのことで心配しているのは理解できますが、責任者が他にいるはずです」田中たけしという男は手を振って怒りだした。「責任者だと?どこの馬の骨かもわからない人間が200万を払ってくれたけど、全然足りねぇんだよ!弟は足を骨折しているんだぞ!たった200万で、ことを済ませると思ってんの?」賠償金に不満を持っているようだ。里香「しかし、私に頼んでも何の助けにもなりません。私はただの下っ端ですから」田中「そんなの知ったことじゃねーよ!とにかく、今日中に説明してもらわないと、足一本折るようにしてやる。そしたら200万あげるから、それでいいよな!」どうやら、相手の態度は頑固のようだ。里香は一瞬息を呑んだ。今日は本当についてないわ。出かける前に占いでもしておけばよかったのに。これまでにこのような状況に遭遇するのは初めてで、困らないと言ったら嘘になるが、今は、相手を落ち着かせることが先決だ。そう思って彼女は笑顔を浮かべた。「公正な対応を求める気持ちはわかります。そうですね、とりあえず私を離していただけますか?会社に戻って責任者に交渉を再開するように頼みます。どうですか?」田中の表情には、少し迷いが混ざっていた。「この女の言うことに耳を貸すな、どうせ嘘をついているだろう。この女を行かせたら二度と戻ってこないに決まってる!」「そうだ、彼女を逃がしてはいかん!」人混みの中から不満な
雅之は黒い瞳で彼女を見つめ、しばらくしてから再び椅子に腰を掛けた。「そう思っていたんだけど、君のその姿を見て、障害者をいじめるのは僕のスタイルじゃないと思ってやめた」里香は唇を引き締めた。「社長の寛大さに感謝します」偽りの感謝。偽りの会話。二人の間には、まるで透明な壁が立ちはだかっているようだ。お互いを見ることも、触れることもできるが、昔のような雰囲気はもう戻らなかった。昨日までは、こんなことはなかったのに。二人の間の雰囲気が変わったのは、彼女が離婚を提案した後だ。雅之はなぜかイライラしていて、襟元を緩めた。「この数日はゆっくり休んで、プロジェクトのことは他の人に任せるから」里香が「これは労災になるの?」と尋ねると、雅之は彼女を見つめ、何も言わなかった。「労災なら賠償金が必要だよね?200万円でいいから、私の銀行口座知ってるでしょ?直接振り込んでおいてね」雅之は絶句した。この女は離婚を言い出してから、お金ばかり考えているのか?300平米のマンションに2億円。そして今度は200万円?雅之は冷たい口調で「お金を稼ぐ良い方法を見つけたようだね」と皮肉った。里香の顔から笑みが消え、「離婚すれば大金がもらえるなんて、そんなことを知っていたなら、早く署名すればよかった」と答えた。雅之の顔色がさらに暗くなった。その時、病室のドアが開き、夏実が入口に立っていて、顔には優しい笑顔が浮かんでいた。「雅之、検査が終わったわ、行こう」雅之は立ち上がって夏実に近づいた。「待ってって言ったじゃないか」夏実「小松さんの怪我がどうなっているか気になって、大丈夫?」雅之「うん、大したことはない」里香「二人とも出て行ってもらえないか?こっちは静養が必要なんだけど」どうやら自分が思い上がっていた。雅之が一人で病院に来て、ずっと自分のそばにいてくれたと思ったら、まさか夏実と一緒に検査に来ていたのだ。心が裂けるような感じがして、冷たい風が吹き込んできて、痛みと寒さが混ざり合っていた。夏実はあわてて謝った。「小松さん、誤解しないで、実は…」「出て行ってと言ったでしょう!」もうこれ以上彼女の話を聞きたくなかった。正確に言えば、この二人を見たくなかった。二人の親密な態度、馴れ馴れしい様子
里香は目を閉じて、頭が痛くてたまらなかった。外は暗くなり、窓の外に目を向けたが、その目は徐々に虚ろになった。本当、つまらない。そのとき、スマートフォンが鳴り出し、それを手に取って見ると、里香の目はパッと輝いた。「かおる!」「ハーイ、マイハニー!今どこにいるか当ててみて?」電話から、女の子の少し高めの声が聞こえてきた。里香「冬木市なの?」「ビンゴー!今マンションの下にいるわ、早く迎えに来て」かおるが笑いながら言った。里香「ごめんね、お姫様、今は無理かもしれない。仕事中に怪我をして、今病院にいるけど」かおる「どこの病院?早く教えて!」彼女の真剣な口調を聞いて、里香は面白がって「わかった」と返した。病院の住所を送ってから30分も経たないうちに、ドアが押し開けられ、華やかで美しい女性が駆け込んできた。「何が起こっているの?仕事中に怪我をしているなんて!あれ?あなた一人だけ?あの口のきけない夫はいないの?」かおるは次から次へと質問を投げかけてきた。里香は頭を抱えた。「頼むから、一遍にたくさんの質問をしないでくれる?頭が痛いんだから!」かおるはさらに緊張した顔で「分かった、もう聞かない」と言った。かおるは椅子を引いて脇に座り、里香を見つめ、その目は苦痛に満ちていた。里香は力なく微笑んだ。「あいつは話せるようになったんだ。もうすぐ、私の夫ではなくなるんだろう」これを聞いたかおるは目を丸くして「何が起こっているの?」と尋ねた。海外に行ってまだ3ヶ月しか経っていないのに、一体何が起こったのだろう。里香は隠す気もなく、すべてをかおるに話した。どちらにせよ、離婚は遅かれ早かれ起こるものだから、隠しても無駄だ。かおるの表情はショックを通り越し、ただ呆然としていた。しばらくしてスマートフォンを取り出して検索すると、かおるは複雑な表情で彼女を見つめた。「何かの話をしているのかと思ったら、まさか全部本当だったんだ」里香は悲しそうに微笑んだ。「こんな惨めな私に、物語を聞かせる余裕はないでしょ?」「かわいそうに」かおるは立ち上がって里香を抱きしめた。「心配しないで、私がかわりに仕返ししてやるから、あのクソ野郎を絶対に許せない!」里香「やめてよ。無謀な行動は控えてもらえる?あの人は偉い人
里香は唇を閉じ、おかるに電話をかけたが、誰も出なかった。おかると別れてからまだ時間が経っていないのに、どうしてかおるはアサヒビルにいるのだろう?かおるが以前言ったことを思い出すと、里香の呼吸が重くなった。雅之に仕返しをする。それは彼女がやりそうなことだ。混乱した思考を抑え、里香は急いで外に出て、タクシーでアサヒビルに向かった。アサヒビルに入ると、ロビーは散乱していて、割れたガラスが至る所に散らばっていた。まるで強盗に遭ったかのような光景が広がっていた。「かおるはどこにいるの?」 一人のウェイトレスを引き止め、里香は焦って尋ねた。ウェイトレスは廊下先の一つの部屋を指して、「あそこにいます」と答えた。里香はその部屋へ急いで向かい、ドアを開けると、二人のボディガードに押さえられていた美しい顔のかおるがそこにいた。「放して!」 かおるは必死に抵抗していた。ソファに座っていた雅之の顔色は暗く、白いシャツには血が付いており、黒い瞳でかおるを見つめていた。肘までまくられた右手の袖から、怪我した腕が見えた。雅之の隣に座っていたのは夏実で、彼女は傷を手当てしていた。里香の瞳孔が一瞬で収縮し、急いで歩み寄り、ボディガードを押しのけた。「彼女を放せ!」 部屋にいる者は全員、里香に視線を向けた。里香の顔を見た瞬間、雅之の顔色がさらに暗くなった。かおる「里香ちゃん、どうしてここに?」 里香「一体何が起こったの?」 かおるは唇を結んで何も言わず、雅之を見つめる目は刃物のようで、もし目が人を殺せるなら、雅之は今頃何千回も殺されていたでしょう。里香はゆっくりと呼吸を整えてから雅之を見つめた。「何が起こったのか教えてくれますか?」 雅之の声は冷たく、「この女に聞いたら?」と答えた。里香は一瞬言葉に詰まった。「なんでもするから、かおるのことを許してください」 雅之「夏実に謝るんだ。こいつは、夏実を傷つけようとした」 かおるは歯を食いしばり、「絶対に謝りはしないよ!この女に頭を下げるなんて冗談じゃないわ」と返した。雅之はボディガードに目で合図をした。ボディガードはすぐに前に出てきて、かおるを押さえつけた。それを見た里香はあわてて止めようとした。「やめて!かおるに手を出さないでください!」と叫びましたが、ボディガードは