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第82話

「文哉は嘘をつくのが上手だ」真弓は皮肉に言った。

以前、彼女は千葉グループのためによく働いたが、結局のところ、すべての功績は文哉の手柄となった。

恋人だったので、彼女はそれを気にしなかった。

今思えば、それは本当に一文の値打ちもなかった。

「どうして文哉と別れたの?あの火事で君たちの愛情を焼いてしまったのか?!」

「文哉は私の義理の妹に恋をした」

「瑠璃子か?」礼子が皮肉に笑って言った。「あの清楚系ビッチ」

「彼女が腹黒いように見えるのか?」

「目が眩んでなければ、誰でもわかるよ。でも、男は十中八九目が眩んでるわ」

真弓は笑った。礼子の言葉が理にかなっていると思った。

彼女は色々考えた。

礼子とは数回会っただけで、二人の間にまたはっきり言えない......関係があって、それでも、二人が気が合うと認めなければならなかった。

子供の頃から内向的な性格で、周りに友達があまりいなかった。

もちろん、一人二人の親友があったが、18歳のスキャンダルで、全ての人が自然に彼女を避けて、彼女と付き合うと名誉毀損になるように、段々、彼女は一人身に慣れて来た。

一人で海外に行って、とても寂しかったから、容易に文哉のことが好きになって、二人の愛が切っても切れないことと信じたに違いないと彼女は思った。

二人が話ながら飲んでいた。

酔っ払うまで飲むとは思わなかったが、気が合うから、沢山飲んだ。

真弓の電話が鳴った。金子からだった。

「会長、礼子さんのゴシップ案と発表するリリスの案を送りました。確認して頂きます。問題がなければ、広告部から礼子さんの事務所へ送って確認してもらいます。今晩10時10分に正式に発表する予定です」

「了解」真弓が電話を切って、携帯でゴシップ案とリリスの案を確認し始めた。

ついでに礼子に見せた。「ゴシップ案とリリス案を見て」

礼子が携帯を受け取り、少し内容を見て言った。「悪くないね。きれいに取ってくれた。特にスタイルがよかった」

「承認するよ」

「いいよ」

真弓は金子に返事した。

続けて礼子と酒を飲んで肉を食べていた。

二人が夜の9時半まで飲んで、ビールを2箱飲んだ。

礼子が明らかに酔った。

真弓もそこそこだった。

時には礼子がお酒で悩みを発散しているように、時には単純に飲むのが好きなように見えた。

どうせ
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