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第81話

今日、星野グループの次期タレントのポスターと広告の撮影で礼子が来ていた。

真弓は朝早くスタジオに行って、礼子の服装のスタイルをアレンジした。

星野に入った初めての新品発表会で、彼女にとっても、星野グループにとっても非常に重要なので、少しのミスも許されない。

礼子の服は彼女のサイズによって単独設計されたので、身に着けると、想像以上にぴったり合っていた。

「前回、デザインを見せてくれが、でも、実際着てみると美しくてびっくりした。これはおそらく私が今まで着た服の中で、最も見栄えがよく、デザイン感が豊富で、かなり特徴がある服だよ」礼子が鏡の中の自分を見て、躊躇うことなく褒めた。「今回のデザイナーにボーナスやれよ」

真弓は軽く笑った。「認めてくれて有難う」

「私は事実を言っただけだ」礼子が素直に言った。「このデザインなら、今後、星野グループの服装は人気がなかったら、それは私の魅力が足りなくて、服装と何の関係もないわ」

言うまでもなく、真弓は礼子に慰められた。

彼女は自分のデザインに疑問を思ったことがないが、市場に出さないと、本当に受け入れられるかどうか把握できないので、礼子に勇気づけられた。

礼子と親しくなると、綺麗な第一線の人気女優が、プライベートでは、素直な性格で、彼女のことがすぐ好きになってしまった。

「今日、撮影が終わったら、正式に星野グループのタレントとして発表する。また、撮影のゴシップを纏めて、ユーチューバー、ツイッター等に投稿して予熱する。勿論、投稿するゴシップ案を事前に事務所に確認を入れてもらう」真弓が言った。

「計画通りに進めばいい。全て合わせるから」礼子が頷いた。

礼子が驚くほど付き合いやすいと真弓は思った。

本当に彼女の存在を気にしないのか。

それとも、彼女と達也は本当に.....自分が必要な物だけ取る関係なのか?

広告やポスターの撮影は、思った以上にスムーズに行った。

礼子の一生懸命の努力により、撮影作業は2時間早めることができた。これも真弓を驚かせた。

彼女は数日かかって撮影する覚悟をしていた。

この前、何人かの役者に付き合ったことがあったが、体調が悪い場合、一か月引きずったこともあった。

「お疲れ」真弓は水のボトルを手渡して言った。「ビデオが完成したら事務所に送る」

礼子が頷いた。一口水を飲んで言い出した。
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