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第8話

約束を得た後、高橋はすぐに家族と相談した。我が家と婚姻関係に結べると知っていた高橋家は大変喜んだ。

何がせよ、我が家と二ノ宮家は別レベルだ。

翌日、高橋は、これまで二ノ宮と共に行ってきた悪事の証拠を提出したが、もちろん、自分に関する部分は削除している。

さらに、二人の証人を連れてきた。それは、かつて二ノ宮が他の人と共に犯した二人の女の子で、二ノ宮家によって情報を封鎖されていた。

様々な十数点に及んだ証拠が警察署に提出され、それを見た警察も彼を殴りたくてうずうずしていた。

その後、高橋は待ちきれずに高橋家が我が家と婚約することを発表した。

二ノ宮家は反撃しようとしたけど、高橋家と我が家が婚約するっていうニュースを聞いたら、手が出せなくなっちゃった。

彼らが全力を尽くして、高橋家を道連れにすることができるはずだが、我が家が絡むと、二ノ宮家には反撃する力がなくなっちゃう。だから、二ノ宮を犠牲にすることで、両家間の平和を取り戻すしかない。

証拠が全て本物であることを知っていた二ノ宮家は訴訟を起こす勇気さえなかった。訴訟を起こしても無駄だと分かっていたから。

結局、二ノ宮は強姦罪、わいせつ罪、故意傷害罪、ひき逃げなど数々の罪により有罪とされ、無期懲役を宣告された。

この件で二ノ宮家の株価は大きく下がって、一気に崩れた。

目標はあと一人、高橋だ。

我が家と高橋家が婚姻関係を結ぶニュースが、学校にも伝わった。

学校中でもそれを知っている生徒たちが多くいて、みんなが「天が二人を結びつけた」と感心している。

お父さんもお母さんもちょっと心配してる。

「娘よ、本当にあのクズと結婚するつもり?」

お母さんが緊張した顔で私に尋ねたけど、私は笑いながら彼女の手を軽く叩いた。

「心配しないでね、お母さん。私には考えがあるから」

寮に戻った私を見ていた園崎は、白い目で私を睨んでいた。

「お嬢様は本当に運がいいですね。指をくねらせただけで高橋グループの世継ぎと結婚できちゃうんですもの。私たちみたい人に一生懸命努力しても、お嬢様のようにはいかないですよね。ベッドに横たわるだけでお金が入ってくるなんて」

我が家は国内ではそんなに知られていないけど、海外ではとても有名なんだ。普通の家族でも我が家のことを知っているけど、一般人にとってあまり知られてないから、学校の生
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