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第7話

渡辺おじさんは呆然として言った。まるで魂が抜けてしまったように、最後に直接ひざまずいた。

「お前も私も罪人だ!私たちは皆罪人だ!でも私たちは責任を逃れるために、すべての過ちを子供に押しつけたなんて......」

会場の空気は一瞬にして凍りつき、兄さえもその場に立ち尽くし、父がいくら引っ張っても動かなかった。

「お父さん......渡辺おじさんの言ったことは本当なの?あの件、佐木命賠には関係なかったって?あれは彼女のせいでお母さんが死んだんじゃなかったの?」

「全然違う!」

渡辺おじさんは大声で叫んだ。「あの手術は私たちの過ちで、子供と何の関係があるんだ?残念なことに君の妹......彼女は死んでも、君は彼女に対して罪悪感もなく、憎しみだけだ......」

私は何も言えなかった。今まで受けてきた非難と苦痛が、結局はただの誤解だったのか?

彼らは何年も私を憎んで、私が死ぬことを願っていた。私自身も、自分が生まれつきの殺人者だと恨んでいた。でも、結局私は無実だったの?

「黙れ!」

父が怒鳴り声を上げた。いつも上品な彼はまるで制御不能になった。

「あのことはもう過ぎ去った!俺が失敗するわけがないだろう!俺が失敗するなんて、ありえないんだ!あの手術の失敗は、あの子のせいなんだ!彼女が俺の妻の命を奪った!彼女は殺人者だ!」

父は叫び続け、最後には呟くように繰り返していた。

「殺人者......彼女は殺人者だ......俺は失敗者じゃない、俺が失敗するわけがない」

しかし、父の言葉を気に留める者はもういなかった。兄でさえも、まるで紙切れのようで、風が吹けば、吹き飛ばされてしまいそうだ。

「そんなはずが......そんなはずがない......」

兄は呟きながら、ついにはその場を飛び出して行った。父は無力なままその場に座り込み、すっと呟き続けていた。

「俺は間違ってない......俺は失敗者じゃない......」

私は兄について行った。彼の気持ちはとても不安定で、私は本当に彼に何か意外があるかと心配だ。たとえ私に何もできなくても。

「お兄ちゃん!」

しかし、兄には私の声が届かなかった。ただ一人で走り続け、ついには家にたどり着いた。だが、驚いたことに、綾子が家の前に立っていた。

兄は綾子を見ると眉をひそめた。

「君は誰だ?」

いつもは笑顔の綾
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