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第13話

男たちは満足そうに笑いながら、意識を失った弟を荒れ果てた野外に放り出した。

驚いたことに、私の頭も同じく野外で発見された。

それを見つけたのは、ゴミを拾って生計を立てている年老いた男だった。

土の中から半分だけ顔を出した私の頭。それは、顔の皮膚が剥ぎ取られ、薄赤い肉だけが残っていた。

口元は不気味に裂け、白い歯がむき出しになっていた。

目玉が飛び出し、その姿は恐ろしいものだった。

佐藤が母さんを連れて現場に到着した時、私の頭からは強烈な腐敗臭が漂っていた。

その瞬間、母さんは「うわっ」と叫び、地面に崩れ落ちた。

「全部、母さんのせいだ......母さんが悪かったのよ......

お願い、どうか戻ってきて。母さんが何でもしてあげるから......」

母さんは悔しさと苦しみに打ちひしがれ、まるで私が本当に大切な存在であったかのように見えた。

だが、私の頭が見つかってからそう時間も経たないうちに、近くで裸のまま意識を失った弟が発見された。

彼の脚の間は血まみれで、見るも無惨な姿だった。

その夜、彼が体験したことはあまりにも恐ろしく、さらに彼の大事なところもそのまま切り取られていたのだ。

「触るな!離れろ!」

弟は目を覚ますと、叫び声を上げた。

そう、あの日を境に弟は完全に狂ってしまったのだ。

彼は誰とも話すことはなくなり、まるで原始人のように振る舞うようになった。

母さんは、ありとあらゆる看護師を雇ったが、誰も彼の世話をすることができなかった。

心理治療の専門家もやってきたが、ただ首を振るばかりだった。

「患者の心の傷はあまりにも深すぎる。このまま一生、狂ったままでしょう」

それ以来、弟は常に叫んだり、暴れたりするようになった。

「うわあああああ――!」

今日もまた弟は暴れ出し、母さんの髪を掴んで殴り始めた。

「このクソガキ!なんでお前にこんなことまでしてやらなきゃならないんだ!

なんで私がこんな奴を産んだんだろう......」

母さんは弟を何度も平手打ちし、最後には蹴り倒した。

その顔には不満とともに、明らかに軽蔑が浮かんでいた。

母さんは、これ以上彼を育てるわけにはいかないことを悟った。

さもなければ、彼に殺される日が来るだろうと感じたのだ。

そして、私を殺した男は、警察によってあっさりと逮捕された。

なぜ
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