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第9話

俊也は笑って言った。

「僕は普段忙しいし、性格も内向的で、社交の場に出ることが少ないんだ。純の方が僕よりも社交的だからね」

心の中で思った。峰子と楽しそうに「バニーガール」の話をしている時は、内向的なんかじゃなくて、かなり遊び慣れている感じだったのに。

さらに私は抗議した。

「それにさ、もし怒ってなかったなら、あの日、私が引っ越すって言った時にどうして止めてくれなかったの?」

峰子はちょっと気まずそうな顔をし、俊也も居心地悪そうに顔をそらし、耳が赤くなっていた。

「だってさ、私たち約束したでしょ?男を家に連れ込まないって。紗夜に何の連絡もせずに彼を連れ込んだから…怒ってるんじゃないかって思って、引き止めるのが怖かったんだ」

それから純也について。峰子はもともと私と彼をくっつけようとしていて、だから彼のLINEを私に教えて、食事に行く時も私を誘った。

峰子が俊也に私たちのツーショットを見せた時、純也も横にいたらしく、その場で私の連絡先を欲しがったそうだ。ただ、峰子はまず私の意見を聞く必要があると思って、すぐには教えなかった。

その後、家で私と純也が一緒にいるのを見て、峰子は自然な流れで彼らの関係を進めた。それに、彼女は純也に「紗夜は恋愛において受け身なタイプだから、積極的にアプローチするように」とアドバイスしたらしい。

さらに、私は筋金入りの色気好きだから、彼に時々セクシーな仕草で私を誘惑するようにって。

さすが親友、私のことをよく理解してる。

最初、純也が彼女に私たちのことを打ち明けた時、峰子はかなり喜んでいたらしい。私が恥ずかしがり屋だということを知って、遠回しに彼氏を見つけろって勧めてくれた。でも、まさか私がその助言を無視して「レンタル彼氏」を雇うとは、彼女も予想していなかった。

純也は出張から帰ってきたばかりで、その話を聞いて、完全にショックを受けた。酔っ払いながら、峰子と彼の兄を連れてその「レンタル彼氏」を見に行こうとまで言ったらしい。

もし昨日の夜、私が酔っ払って真実を口にしなかったら、あのまま終わったかもしれない。

道理で、前から家でも食事でも、峰子と純也のやり取りがカップルっぽくなかったわけだ。

もう少しだけ自分で動いて、峰子の病院のホームページをチェックしていたら、もっと早く真相に気付いていたかもしれない。

実際、純
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