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うっかり親友を裏切り、不倫相手になった私
うっかり親友を裏切り、不倫相手になった私
著者: 不小心绿了闺蜜,成为小三的我疯了

第1話

大学の同窓会、クラス代表が高級クラブを予約してくれた。そこにいるモデルたちはイケメン揃いで、私たちに一流の世界を見せたいらしい。

確かに彼らはかっこよかった。トイレから出たところで、まるでキツネが化けたような色男に出会った。彼のウインク一つで心臓が止まりそうだった。

彼も酔っ払っていて、こう言ってきた。

「お姉さん、僕305号室なんだけど、どうやって戻るのかわかる?」

完全に酔っ払っていて、自分の仕事場で迷子になるなんて。

彼は私よりも頭一つ分背が高く、少なくとも185センチはありそうだった。声は温かみがあり、少しだけハスキーで、彼がベッドでどんな風になるのか想像するだけでも恐ろしい。

色気に負け、私は彼の手を引いて囁いた。

「迷子なの?お姉さんと一緒に来なさい」

そこからはもう止められなかった。

酒が覚めると、部屋の惨状を見て深く考え込んだ。

恋愛経験がないわけじゃないが、こんな職業の人と寝るのは初めてだった。

流石の私でも分かる。こういうことは金を払わなければならないんだ。

彼が死んだように寝ている間に、私はそっと服を着て、親友の小林峰子に電話した。

彼女はナイトクラブの女王と呼ばれていて、きっと相場に詳しいだろう。

「ああ、それはね、体格や顔立ち、あとサービスの質によるけど、最高級の人はめっちゃ高いよ。どうしてそれを?」

私はベッドの上の男にちらりと目を向けた。彼の顔は言うまでもなく、布団はちょうど腰まで覆っていて、腹筋がきれいに並んでいるのが見える。長い脚もまっすぐで美しかった。

昨夜、彼がかすれた声で恥ずかしそうに「お姉さん」と呼びながらも、まるで獣のように激しく動いていたことを思い出し、私は痛む腰を押さえて唾を飲み込んだ。

それはもはや食事ではなく、まさに豪華な饗宴だった。

気まずさを避けるために、私はその場に財布を置き、昨日下ろしたばかりの現金を入れておいた。

金額が足りないかもしれないと思い、念のため携帯番号を書いた紙も残しておいた。

峰子とシェアしているマンションに帰ると、彼女が興奮して私をソファに引っ張り、彼氏の写真を見せようとしてきた。

腰が痛いのせいで、あまり興味がなかった。

「いいよもう。歴代の彼氏の写真を集めればアルバムが作れるじゃん。どれも二ヶ月以上続いたことないのに」

「今回は違うのよ。今度こそ本物の愛を見つけたの。うちの病院の外科主任なんだから、見てよ」

彼女がこんなに真剣なのは珍しくて、私もちょっと興味が湧いてきた。

視線を彼女のスマホの画面に落とした瞬間、私は全身が固まった。

写真に写っていた顔は、昨夜ベッドにいたあの男と全く同じだった。

ちょうどその時、私のLINEに友達申請が届いた。

「僕は東だよ、紗夜ちゃん。どうして僕と寝た後に逃げちゃうの?」

彼のアイコンは白衣を着たアニメキャラクターで、プロフィールには病院の外科主任と書いてあり、よく見ればそれは峰子が働いている病院だった。

私は慌てて携帯を隠し、言葉に詰まりながら峰子に尋ねた。

「峰子の彼氏、苗字は東?」

峰子は驚いたように私を見て、笑いながら言った。

「さすが我が親友、よくわかったわね!」

「今度紹介するね。彼に紗夜のことを話してあるし、二人で撮った写真も彼に見せたことはあるよ」

私は全く笑えなかった。

「ってことは、彼、私のこと知ってるの?」

「もちろんだよ。紗夜は私の一番親友なんだから」

27年間生きてきて、たった一度酒の勢いで誰かと寝た。まさかその相手が親友の彼氏だった。

強烈な背徳感が全身を駆け巡った。

峰子が仕事に行くと、私は胃が痛いと言って会社を休んだ。彼女が看病しようと言ってきたが、何とか断った。

胃は痛くないけど、頭がちょっと痛い。冷静になる必要がある。

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