旦那の白月の君にミイラ化されて
君寧
5年前、私は国内トップクラスの化学研究所で未来を担う若き研究者として輝いていた。
しかし、研究成果を発表する論文を完成させるまさに前夜、夫である林原誠司の元彼女に殺害された。
その日、彼女は複数の男に私を暴行させ、顔にも傷をつけた。
さらに、硫酸を私の腹に注入し、歯や骨を砕き、最後は誰にも知られない場所に遺棄した。
その時、私は妊娠3ヶ月の妊婦だった。
終え、彼女は皆に、私が研究プロジェクトの成果を盗んで海外に逃亡したと嘘をついた。
そして、林原誠司は自ら告発状を書き、私を国際指名手配するよう要請した。
それから5年後。
深夜に廃墟探検をしていたネット配信者が、古い倉庫の地下室で、すでにミイラ化していた私の遺体を発見した。
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