とわこがそう思うと、まるで誰かに首を絞められたかのように感じた。激しいめまいと窒息感が押し寄せ、彼女は目が回りそうになった。奏がZだなんて、ありえない。Zが1億円を頭金としてとわこに送金した、しかも三千院グループを投資するつもりだった。奏はこんないいことをするはずがない。もし、奏がZじゃなかったら、彼はどうしてここにいるの?でも、車椅子、紺色のシャツと白い肌、全てが一つの真実に告げていた。目の前の人が確かに奏本人だった。ほかの誰でもない。彼女はびっくりしてはっと息を飲んだ。何げなく後退りをした。しかし、ドアはいつの間にか閉められた。「挨拶もなしに帰るのか?」慌てて逃げようとした彼女を見つめながら、奏は聞き出した。「こんなところに何をしに来た?」とわこは耳元の髪を上へ引き上げて、落ち着こうとした。「私…クラスメートと約束して食事に来たの」「ここはバーだぞ」「そうか…」とわこは部屋中をじろじろ見た。とても大きな個室で、内装も上品だった。しかし、彼女にとってここは地獄のようで、一刻も早く出て行きたかった。「私…場所間違ったのかな。クラスメイトを探しに行くよ」「とわこ、今朝僕の話を忘れたのか?」奏の怒鳴り声に寒気を感じた。「覚えているよ。でも、どうして私は奏の言うことを聞かなきゃならないの」この前の件、今でも歴然と目に浮かんでいる。酒の相手をしなかったのに、着飾った風俗嬢みたいに、ほかの男と遊んでいたと断言された。彼女の回答に困った奏が眉をひそめた。彼女がほかの女と違うのは分かっている。自分なりの考えがあり、権力にも怯えない。一番重要なのは、いくら警告しても、まったく気にしなかった点だ。つまり彼のことを気にしていないのだ。ゴブレットを持ち上げて、奏はワインを一口飲んだ。深い息を吸ってから、とわこは試しに聞き出した。「奏、どうしてここに?本邸で食事するのじゃなかったの?」元々聞きたいのは、ここはZさんが予約した部屋で、どうしてあなたがここにいるのか?もしかして、奏、あなたがZなの?でも、彼女はそんな勇気はなかった。彼が答えるのを恐れていた。もし彼がZだったら、これから仕事の話はどう進めばいいの?Zじゃなかったら、今朝嘘ついたことをどうやって説明するの?「来い、酒を付き合
長くて苦しい一晩だった。全て終わった時、彼女は疲れ果てて眠ってしまった。翌日。常盤グループ。奏はいつも通り、午前10時に会社着いた。オフィスに入って間もなく、武田がやってきた。「昨日の夜、探しに行ったけど。とわこと帰ったのか」奏が眉をひそめた。「わざわざ来るのはその話をするためか?」苦笑しながら、武田は手にした書類を机に置いた。「これは三千院グループ過去数年の財務諸表だ。一通り調べたが、不審なところは結構あるぞ。特に財務責任者、400億円をだまし取った。その犯人は社長の奥さんの弟だった」奏は目をつぶって考えた。もし武田が言ったことが本当だったら、破産は新製品開発と無関係のはずだ。「この件でわかった。嫁を選ぶ時はちゃんと目を光らせた方がいいよ」武田が嘆いた。「太郎が当時すみれに浮気しなかったら、今の三千院グループはこんな羽目にならなかっただろうな」「もう一つ分かったことがある。女は成功への足手まといだ」奏は冷ややかな顔をしていた。「そう…マジでとわこと離婚するつもりか。いつ離婚届を出すの?独身に戻ったら、パーティーでもしようか?」武田が機嫌よく言った「仕事はもう終わったのか?そんなに暇?」奏は眉を上げて口調が厳しくなった。武田は椅子から立ち上がり、軽く咳をした。「もう行くけど……ちょっと忠告しとくよ、首の引っかき傷、薬を塗った方がいいと思うぞ。猫にでもやられたのかと思われるかもよ。どうやら昨夜は相当激しかったみたいだね」喉仏の動きと同時に、「出て行け!」と怒鳴り声が響いてきた。武田はさっさと出て行った。しばらくして、直美がドアをノックして入った。「奏、今忙しいの?ちょっと仕事以外のことについてお話ししたいの」ドアを閉めてから直美が言い出した。奏はメールボックスを眺めていた。「今は空いていない。仕事以外なら、終わってからにしてくれ」直美は一瞬躊躇したが、続けて話すことにした。「やっぱり今話すよ。この件は仕事よりも大事なの」彼女は手にした封筒を奏に渡した。「開けてみて。びっくりさせるよ」椅子に座った直美の視線は、奏の首の傷と一直線だ。考えなくてもわかるものだ。彼女はやきもちを焼いた。「夕べとわことやったの?」直美は震えた声で叫び出した。「奏、とわこのことは本気に
怒った奏を見て直美は火に油を注いだ。「奏、とわこはあなたに嫁ぐ前、弥と付き合ったの。これはいいけど、誰にでも過去があるもの。でも、結婚してから弥と不倫するなんて、これは常盤家の恥だ。多分、奏はあのまま目覚めないと思っていたからだわ」かっとなった奏はこぶしを握り締めた。怒りを抑えきれず、必死に母子手帳を睨んでいた。「きっと奏の金目当てだわ。当時、医者が余命宣告をした時、奏はもう長くないと思っていた。そんな時、とわこが嫁いできて、しかも子供もできた。そうしたら、奏の資産はすべてあの女のものになるのよ。計画通りだった。でもあいにく、奏が目覚めたの。これで彼らの計画は水の泡になったのよ」「出て行け!」奏は怒鳴り出した。本当かどう別として、悪事が暴れて、奏は気色悪いと感じた。直美は怒鳴られて悔しいが、奏の気持ちを十分理解していた。椅子から立ち上がり、慎重にドアを閉めて離れた。少し落ち着いてから、奏は襟を正した。そしてもう一度母子手帳を手に持ち、さっさと一通り目を通した。最後、視線は常盤弥という文字の所に止まった。心の底から殺意が湧いてきた。兄が自分の資産を狙っているのは奏は知っているが、まさか身近にいるとわこが彼らの駒だったとは知らなかった。この罠にはめられるところだった。夕べ、とわこと乱れた一晩過ごしたことを思うと、彼の怒りは抑えきれていた。……常盤家。主寝室。とわこは大きなベッドでよく寝ていた。ドアを力強く開けられ、大きな音がした。目覚めてない彼女は乱暴に引っ張られ、起こされた。「失礼しました」用心棒は彼女をベッドから引き揚げて、肩で担いだ。「何?!どこへ連れて行くの?!」彼女はびっくりして叫び出した。「病院、中絶」用心棒からの言葉は簡単だった。それを聞いてとわこは冷たい湖に沈むように落ち込んだ。奏に妊娠のことを知られたのか?どうしてわかったのか?誰が告げ口をしたの?「奏はどこ?会わせて!」怖くて泣きだしたとわこが叫び続けた。「子供を降ろせない。絶対に嫌!」用心棒から脱走しようと思ったが、昨日の夜に力尽くした。彼女が破棄物のように車の後部座席に落とされた。広い車内に奏は座っていた。冷え込んだ目で彼女を睨んだ。彼は一枚の紙を彼女の顔に投げ捨ててきた。
奏は嫌そうな顔して彼女の手を振り払って、声が冷たくなった。「とわこ、命だけ残してやる。もう黙れ、二度と僕を怒らせないで」彼の冷徹な顔を見て、とわこは痛みを飲み込むことにした。今、何を言っても、何をしても、彼の意志を変えられないと悟った。座席に縮みながら、とわこは悲しく車窓の外に目を向けた。病院。車が止まった。とわこは車から用心棒に無理やり引きずられて、産婦人科へ向かった。奏は車の中に座ったまま、タバコに火を点けた。連れ去られた時、とわこの彼を睨む目とこぼれた涙、何げなく、奏の頭の中に浮かんでいた。彼女を心配することだけはしない。彼を裏切った人は、決して許されない。とわこは手術室へ運べられた。ドアがゆっくりと閉まった。30分後、手術室のドアが開いた。医者が出てきて、用心棒に告げた。「手術終わったが、妊婦は手術室に1時間留置観察する必要があります」手術は終わった。用心棒の役目も終えた。用心棒は大股で出て行った。医者は手術室へ戻った。電話で聞いて、井上はすぐ病院にやってきた。とわこはベンチに座り、二つの目が真っ赤だった。「母さん、悲しいよ…」井上は彼女の背中を撫でながら言い聞かせた。「とわこ、もう泣かないで。帰ろう。本当のことを知ったら、彼はきっと後悔するわ」「しないよ。母さん、あの人は絶対後悔しないから」とわこは手を引き上げて目じりの涙を拭いた。「あの人の心は石よりも硬いの」とわこを支えて、井上はとわこと二人で病院から出た。道端でタクシーを拾った。彼女たちを見送ってから、奏は病院から離れた。常盤邸にて。弥は邸にやって来た。奏から用があり、面談に来いと言われた。常盤邸に着いたが、奏を見かけなかった。「叔父様は何の用だ?屋敷に来いと言われたのだが」お茶を飲みながら、三浦婆やに聞いてみた。三浦婆やは恐ろし気に頭を横に振った。「私は知りません。聞かないでください」とわこが連れ去られた時、三浦婆やは隅でずっと見ていた。何も言えず、何もできずにいた。とわこが妊娠したことを信じられなかった。それに奏に無理強いされて妊娠中絶するなんて、三浦婆やは理解できなかった。夕べ、二人は一緒に寝たのに。しばらくして、奏の車が入ってきた。弥が車の音を聞いて、ソファーから立ち上が
常盤は眉をひそめた。申し込み書を見なかったら、弥のことを信じたかもしれない。「お前の子供だと言っていた」用心棒が怒鳴り出した。「よくもそんなことをするな、この命知らずめ」弥は泣き出した。「嘘ですよ!彼女はずっと私に触れさせなかったから、私に振られたのです!彼女はきっと私を恨んでいたから、わざとその子供の父は私だと噓を言ったのですよ!これは絶対私への報復なのです。叔父様、信じてください。あの子供が誰のものかわかりませんが、私だけは絶対あり得ませんから!」地面に這い、怯えているこの男を見て、奏は突然どうでもいいと思った。これはとわこが惚れた男かよ。この軟弱な男は何かあったら、必ず彼女を売りに出す。「閉じ込め。命だけは残してやれ」奏の無感情な声が響いた。弥を簡単に死なせるわけがない。とわこの前で、ゆっくり、ゆっくり弥のプライドを潰していくのだ。……井上はとわこを連れてリースした部屋に戻った。部屋に入り、とわこをベッドに横たわらせた。「とわこ、泣かないで。泣いちゃいけないの…流産したから、体がまた弱いから…」天井を見上げながらとわこは言い出した。「母さん、子供たちはまだいるの。おろしてなかった」話を聞いた井上は一瞬呆れた。「どういうこと?無理やりおろされたじゃなかったの?」「お医者さんに交渉したの。もし子供がおろされたら、私もいっしょに死ぬと。それに、彼女も一緒に死んでやると」とわこの声は静かで落ち着きがある。子供たちがまだいるが、彼女の心は死んだようだ。今度は逃れたが、次はどうする?奏のそばに居れば、子供たちが永遠にこの危機から逃れられない。携帯が鳴った。この場の空気が一変した。田中からの電話だ。「とわこ、夕べ私飲みすぎました。今目覚めたばかりです。今日Zさんから連絡来ていました?」とわこは呆然とした。「いいえ。夕べ、誰と飲んでいました?」「Zさんですよ。渡辺裕之という若い男だったが、ネットで調べても素性が分かりませんでした。だが金持ちであることは本当です。ずっといいプロジェクトを探してたって…沢山お話ししました、結果はまだわかりませんが」「常盤奏と知り合いでしたか?」とわこが慎重そうに聞いた。「これは…分かりませんね!でも、武田と知り合いだと言われています。武田は
「昔の知り合いで、孫の面倒を見る人を探していたの…給料が悪くない。仕事なら何でもよいかと思って、やってみたの。今日は3日目で、いい感じだった。月に20万円がもらえるの」「お父さんが死んでから、とわこに何も残せなかった。私だって迷惑かけていけないと思っていた」井上が補足説明した。とわこの涙はぽつりぽつりと落ちた。「昔の知り合いはお金持ちでしょ?」元々掠れた声が泣いたことでさらにひどくなった。「知り合いの家にお手伝いさんをするなんて…きっとつらかったでしょ」「平気だよ。金を稼げるなら、それで満足するわ。面子なんてもう気にしない。しかも、金持ちはずっと金持ちで居られるわけでもないし、貧乏人もずっと貧しいとは限らないから。今は知り合いの方が金持ちだが、将来にとわこが儲かるかもしれないのよ」井上がティッシュを数枚とって、とわこの涙を拭いた。「お母さん…仕事しなくてもいいよ。私はバイトをして…来年卒業して仕事見つけるから…」とわこの涙は止まらなかった。「今は妊娠しているから、仕事は無理でしょ。とわこ、本当に子どもを産みたいなら、今のままではいけないの」井上が心配してて、どうも理解できない。「奏はなぜ子供が欲しくないの?これは彼の肉親だろう!」「彼は好きな女性がいるの」「そう。ならどうしてその人と結婚しなかったの?」むかついた井上が娘を心配していた。「分からない」「大丈夫だ。とわこ、心配しないで。とりあえず隠して子供を産めばいいのよ。彼に知らせなければいい」とわこを抱いて、肩を軽く叩いた。……三日後。弥から電話があった。とわこと会って話したいと。とわこは少し考えて、承諾した。きっと子供のことだ。喫茶店。とわこは弥の顔をじっと見た。顔に絆創膏が何枚も貼っていたが、ところどころにあざがあった。「見ないでよ。叔父にやられたのさ。お前が俺の子供とか言わなかったら、こんなことはなかったはずだ」弥は悔しが、どうしようもなかった。「これはお前への償いとしよう。当時、駆け落ちしようと言ったけど、僕にはそんな勇気がなかった」「問題は駆け落ちじゃない。はるかとのこと、私が話さない限り、一生騙すおつもり?」とわこはコップを持ち上げて、軽く一口飲んだ。「いつから分かった?」弥は驚いた。「なるほど。だからその後
殺す?とわこは眉をひそめた。奏を憎んではいるが、殺すなど考えたことはなかった。たとえ子供がおろされても、こんなことは絶対しない。それに、本当に殺せるのか?「叔父は出張した。とわ、よく考えてくれ。奏を殺せば、すぐ俺と結婚しよう。ほしいものを全部あげる。両親にも俺たちのことを話した。応援してくれるってさ」ためらったとわこを見て、弥が言った。弥の目には嘘を見えなかった。昔付き合った時に、彼の両親に認めて欲しかった。しかし、弥は二人の関係をずっと伏せたままだった。今、もう他人に認める必要はない。「失敗したらどうするの?」とわこは聞き返した。「バレたら、私も殺されるよ?弥、あんたは昔から男らしくなかった。今も同じよ。殺したいなら、自分でやれば?失敗を恐れるのなら、法を犯すような行動をとらないで」断られると思わなかった。弥は一瞬呆れた。「失敗はしないさ。彼に毒を盛るから、お前はその盛り役をすればいい。面倒なことにはならないから。お婆さんは悲しくて倒れるだろうから、父さんが責任を取ることになる…」「そんなに安全だったら、自分でしてよ!奏は毎週一度、本邸に帰るから、その時に毒を盛ればいいのよ」とわこは提案した。弥は黙っていた。「弥、まだ殴られたいのか?」とわこは彼を見つめて、容赦なく言い出した。「彼は弥の叔父なのよ?肉親を殺すつもりなの?」「あははは、とわ、俺は彼を叔父として見ていたが、彼は俺を甥として扱っていなかったんだ」「彼が病気の間に弁護士を買収しようとバレたから、信用を無くしたじゃなかったの?」とわこは言い続けた。「私は彼を憎んでるけど、無謀なことをするほど、私は理性を失っていない」とわこは立ち上がって、離れることにした。「とわ、行かないで。食事でもしようよ。仲間にならなくてもいいんだ」弥は切に頼んだ。「今、常盤家と叔父の関係はもう崩れかけていた。俺が手を出さなくても、彼は必ず俺を潰しに来る」とわこは弥の話に何かの企みがあるような気がした。「本気で彼を毒死させるつもり?」とわこは再び座った。「手助けしてくれないなら、毒死じゃなく、バレる危険性が一番低い手を考えるつもりだ」弥は答えた。「いつ実行するの?」詳しく聞かれたから、弥は疑って聞いた。「とわ、叔父に知らせるつもりなのか?俺を
「おろされたのが自分の子供じゃないから、無関係だと思っているんだよ!」医者はとわこの感情が激しく、状況も確かに深刻だと判断し、口調を変えた。「申し訳ありません。先ほどの言葉が不適切でした。まずは座ってお水を飲んでください。すぐ聞いてきます」彼女に水を入れてから、医者は上司へ報告に行った。30分ぐらい立ってから、医者は戻ってきた。「三千院さん、三木直美ご存じでしょうか?調べに来たのは彼女です」回答を得て、とわこは病院を離れた。直美が邪魔に入ったのは予想外だった。しかし、このままやられるわけにはいかない。必ず直美を痛い目にあわせてやる。三千院グループ。とわこは父のオフィスに入った。田中が待っていた。「とわこ、二つの件についてご相談があります」お茶を入れてから田中が言い出した。「渡辺さんが投資をやめましたが、200億円で会社ごと買収しようと提案しました」田中の暗い顔を見て、とわこは聞いた。「この価格は低いでしょうか?」「昔なら、200億円では買収を考えることすらしなかったでしょう。でも今の会社は以前とは違い、渡辺さんが提示した価格が一番高かったです」田中は続いた。「問題は価格ではありません。一番重要なのは、買収されたら、我が社のメイン事業は変わってしまうことです。渡辺さんは無人運転システムをあまりよく思っていないようで…」「だったら、どうして買収するんですか?」とわこは不思議と思った。「彼はうちが開発したスーパーブレーンシステムに興味を持っていました。このシステムは俗に言うAIです。これがあれば、運転手も要りません。それと同時に、別の領域にも応用できます。例えばロボット、ドロンなど…」「このシステムはそんなに高いですか?」とわこはまだ理解できなかった。田中は苦笑した。「社長がこのシステムの開発のために、200億を遥かに超えた金を投入しましたよ。娘に継ぎたかったのは、借金ではありません。社長が望んだのは、とわこさんの手で、この三千院グループを輝かせることですよ」とわこの目は少し暗くなった。自分はその才能がないと思った。「それともう一つですが。社長が伝えたかどうかは知りませんが、システムの開発はもう最終段階に来ていました。しかし、社長が倒れてからすべて停滞しました。核は社長が持っていて、権限が