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第4話

昼下がり、お粥をすすっていた私に、母からビデオ通話がかかってきた。

彼女は、私の優れてない顔色と手に持っている粥を見て、目に涙を浮かべていた。

これほど長い間、家を離れたのは初めてだ。

27年間、私は両親のそばを離れたことがなかった。

母は、責めるような口調で見南がどこにいるのか、なぜ私が妊娠でこんなに苦しんでいるのかを問いただしてきた。

最近の出来事を、どうやって彼女たちに伝えればいいのかわからなかった。

彼女たちの目には、見南は私の幼馴染、正直で責任感があり、名門大学を卒業して安定した仕事に就いている、最高の結婚相手だった。

しかも私たちは互いに想い合っていた。

そのはずだったのに。

そんなことを思い出すと、目頭が熱くなったが、結局、軽くごまかして電話を切った。

親は、私のことずっと心配してくれてきた。そしてようやく、私が家庭を持ったことで安心しているのだ。

こんな荒れた現実を見せたくはなかった。

見南とのチャット画面を開くと、最後のメッセージは彼が一週間前に送ってきた「出張に行く」の一言で止まっていた。

一週間後、彼は帰り場所の女を連れて帰ってきた。

ソファに座りながら、私は自嘲の笑みを浮かべた。

まさか、私たちの関係がこんな形で終わるとは。

「ピン」

突然、静かな部屋にスマホの通知音が響き渡った。夏悠からの友達申請だった。

二秒ほど迷ってから、私は承認ボタンを押した。すぐに彼女から一枚の写真が送られてきた。

開かなくてもわかっていた。写真の主役は、彼女と見南だ。

震える指でその挑発的な写真をタップして開いた。

写真の中、二人は満面の笑顔だった。

夏悠の顔に出ていたアレルギーの赤みも、ほとんど消えていた。

二人は一つの未完成の器を一緒に握りしめ、見南の顔には泥がついていた。

彼がこんなに楽しそうに笑う姿を久しく見ていない。

私が妊娠して以来、彼の顔にはいつも心配の色が浮かんでいた。

「父親になるんだ」と彼は言っていた。

喜びと緊張が入り混じり、責任が重く感じるのだと。

私のひどいつわりが、彼をますます苛立たせていた。

「もっと一緒にいてほしい」と私が頼むと、彼は「仕事があるんだ」と言った。

噓ばかり。

夏悠と一緒にいるのに。

そんな浅はかな言い訳を信じていたのは、私だけだった。

私はその写真を保
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