幸せの選択
ルルーシアは年に一度だけ帝国から王国への旅を許されていた。
生まれ育った王国に両親のお墓があるからだ。
だけどルルーシアの目的はお墓参りだけではなかった。
大好きな幼馴染のマークに会うのも楽しみにしていた。
「何時か騎士になってルルーシアを迎えに行くから待ってて」
そう言ったマークの言葉を信じていた。
学園を卒業して商会で働くルルーシアの元に一通の手紙が届く、マークの妻からだった。
悲しみに暮れるルルーシアを支えてくれたのは従兄のカイルだった。
※作者の妄想の産物です
設定などゆるゆるですが広い心でお読みください