それだけが、たったひとつの願い
母の病気という家庭の事情から、突然姉の知り合いのマンションの一室を間借りすることになった主人公の大学生・由依は、そこで一人の青年・ジンと出会う。
ジンは台湾と日本のハーフで、台湾で主にモデルの仕事をしている芸能人だった。
自然と距離が近づいていき、仲が深まっていくふたり。それと同時にジンは仕事のオファーが増えていき、スターとしての階段を上り始める。
由依と一緒にいたいと願うジンだが、日本で所属している芸能事務所が突然経営危機に陥る。
由依はジンの将来と自分の家族の事情を鑑み、とある決断をする。
4年の歳月が過ぎたあと、ふたりの運命の糸が再び絡み始めて……