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第4話

その馴染みのある包装を見て、私は目を見開いた。

私が集めた証拠!

……

亜也加の身元は当初から疑わしかった。

彼女は当初、自分が白骨事件の被害者の一人だと語っていたが、どうしてその人々が突然10代の少女を狙うことができたのだろうか。

私は早くから疑いを抱き、彼女について密かに調べ続けていた。

すべてを突き止めて母に知らせようとした時、母はちょうど出張中だった。

それで、私はその証拠を母に送ろうとしたが、途中で誘拐され、それらの証拠も一緒に消えてしまったのだ。

まさか今になって、それが再び見つかるなんて思いもしなかった。

「これは晴美のアパートの近くで管理会社が見つけたものだ」

杉田刑事は箱を開けながら話した。

「血痕がついているのを見つけ、警察署宛てのものだとわかって提出されたんだ」

箱を素早く開けると、中から数枚の写真が散らばった。

母はそれを拾い上げ、瞬時にその場で固まった。

それは、父が犯人と戦っていた時の写真で、その写真の中の人物は、父を傷つけ、私を殺した犯人だった。

これらの写真は、野外のカメラマンによって偶然撮影されたが、カメラの故障で長い間見つからなかったものだ。

私が長い間、自分で関連技術を学び、ついに復元した写真だ。

この写真があれば、白骨事件にはまだ逃げている犯人がいることを証明できる。

これで、私が当初言ったことはすべて本当だと証明できる。

山田も写真を見て、同じようにその場で固まった。

「この人物は、私たち誰も見たことがない」

「晴美が言っていたことは本当で、当初の白骨事件には確かに他の者が関与していた」

「それで、晴美はどうなの?」

山田が急いで私に電話をかけようとしたが、母が突然遮った。

「写真の真偽も確認せずに、これが本物だとどうやって断言できるの?」

彼女は山田を見つめ、写真を机に投げつけた。

「晴美は嘘をつくのが常で、当初アキラを死に追いやった」

「今回もまた誰かを陥れるために何か策略を使ったのでは?」

「行方不明になったり、写真を偽造したりして騒ぎを起こすのよ」

「数日前に亜也加を悩ませたことを忘れたの?」

杉田刑事も母の態度に怒りを感じた。

彼は写真を指差して言った。

「晴美はそんな人間じゃない」

「あなたは彼女がこの出来事を偽造したと言っているが、本当に晴美が無
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