義母は極端な節約家だった。 人が使い終わった落とし紙は、汚れた部分を切り取って再利用。 レンジフードからに溜まった黒い油で、私たちの食事を作る。 さらに、こう言ったのだ。 「節約は美徳よ!良い報いがあるんだから!」 私は何度も説得し、彼女の汚い物を全て処分して家族の健康を守ろうとした。 しかし、彼女は表面上は私を褒めつつ、息子の離乳食用のハサミで自分の水虫の爪を切っていたのだ! そして、私の息子は肺感染症で亡くなった。私の悲しみも言葉にならないほど深かった。 それなのに、義母は私の鼻先で指を突きつけながら、「お前が不吉だから、うちの家族が災いを受けたんだ!」と罵り、夫までもが私を責め立てた。 最後には、彼らは編み物用の針で私の喉を貫き、私を生きたまま刺し殺した。 幸いなことに、私は義母が汚れた落とし紙を拾い集めていたあの日に戻っていた。 まずやったのは、妊娠前に買いだめしておいた高品質の落とし紙をすべて隠すこと。そして、何も知らないふりをした。 そのケチで節約した結果の「報い」、自分で存分に受け取ってもらうわ!
View More翌日、病院に行った私に、夫は涙ながらに告げた。「お母さん、昨夜亡くなっっちゃった」彼は悲嘆に暮れ、立っているのもやっとの状態で、子どものように泣きじゃくっていた。小姑も同じように悲しみに沈み、話すことすらままならない様子だった。まるで、二人とも母親思いの立派な子どものように見えた。私は軽く声をかけて慰め、そのまま職場へ向かった。道中、ポケットの中のスマホで、昨夜録音した会話を再生した。「お母さん、もうHIVに感染してるんだ。残りの命がどれだけあると思う?」「これって因果応報じゃない?お母さんが今までどれだけの人を不幸にしてきたか、覚えてる?」「お母さんがいなきゃ、俺たちはこんな惨めな状況にはなってなかったんだ」「手術や集中治療室の費用、全部でいくらかかると思う?俺をいつまで苦しめるつもりなんだよ!もう楽になってくれよ」それから、小姑の震える声が続いた。「お兄さん、本当にお母さんを......」「じゃあ、お前がお母さんを面倒見るか?」「無理!私なんて今の状況だって、全部お母さんのせいなんだから!」夫はため息交じりに冷たく言い放った。「お母さん、自分が毎年払い続けてきた生命保険を覚えてるよな?保険金2百万、俺と妹で百万ずつ分けるよ。お母さん、これが最後の親孝行だ」「母さん......ごめん。でも、本当にあなたは足手まといなんだ」その直後、心電図モニターのアラーム音が響き渡った。彼らは義母の酸素マスクを自らの手で外したのだ。義母の死因――肺感染症。これは前世で私の息子が命を落とした原因と同じだった。今世でも義母は同じ手口を使おうとしたが、その毒々しい計画は彼女自身を破滅させた。当然の報いだ。だが、私の目的はまだ終わっていない。この録音は重要な証拠となる。義母の死から1か月後、夫と小姑は保険金を手に入れた。二人は金を手にして浮かれ喜んでいたが、その直後、私は訴える準備を整えていた。「私は、離婚を要求します!」法廷で私は声を張り上げ、毅然と宣言した。被告席に立つ夫の顔は怒りに染まり、赤く膨れ上がっていた。「離婚してやる!でも、息子の親権は渡さない!」「ありえません。あなたが何を根拠に親権を主張するんですか?病気だらけで、蓄尿袋までつけてるあなたに、安定した収入
家族全員が病人なのに、そんな場所に孫を連れて帰るとはありえない。ところが、私が息子を連れて帰る約束をした前日、奇妙な出来事が起きた。夜中にトイレに起きて廊下を歩いていると、義母の部屋の扉がわずかに開いており、中の明かりが漏れているのが見えた。私は気になってそっと近づいてみた。すると、義母はベッドの上で胡坐をかき、小さな人形を握りしめながら、憎々しい顔で何かブツブツと呟いていた。「全員になったのに、なんで柳敏子とその子だけが健康でいられるのよ!私も息子もこんなに辛い目に遭ってるのに、あんたたちには苦労させないわけにはいかない!」「絶対に許さない、絶対にあんたの息子を不幸にしてやる!」義母は呪うような言葉を吐きながら、人形に針を何度も突き刺していた。自分の蒔いた種で起きたことなのに、他人が自分よりも幸せそうに見えると、それだけで妬みと憎しみが生まれるのか。そうだ、前世の私と息子も、この女に殺されたのだ。この世で同じ目に遭うつもりはもうない。私は息子を守り抜き、この女に復讐する!そのためには、彼女自身の手で自分を追い詰めさせてやる!翌日、義母は昼過ぎに私の部屋に忍び込んできた。部屋には、息子の離乳食を切るためのハサミが置いてあったのだ。私は扉の隙間から覗き込むと、彼女はベッドの上に座り、足にできた水虫の爪をそのハサミで切り始めた。切り終わると何事もなかったかのように、ハサミを元の場所に戻し、しれっと部屋を出て行った。私はそのハサミを紙で包み、キッチンへ運び、野菜を洗うシンクの中に放り込んだ。その日の昼食、義母は楽しそうにご馳走を用意していた。まるで長い間待ち望んでいた瞬間が訪れたかのように、興奮で手が震えていたが、私は結局息子を連れて帰らなかった。義母は怒り狂い、「孫に会えないってどういうこと!私を無視するつもりか!」と喚き散らしていた。私は軽く笑って誤魔化し、「子どもの体調が良くないので、次回必ず連れてきます」と言った。義母は苛立ちを露わにしながらも、座って料理を口に運び始めた。彼女の怒りがこもった表情で箸を動かし、まるで私と息子の肉を食らっているかのようだった。この瞬間、私は確信した――前世でもこの女は故意に私たちを害したのだ。私をコントロールできないことへの憎しみから、この女
「腸が壊死しており、肛門はもう使えません。尿道も同様で、今後は一生蓄尿袋を付けて生活することになります」夫の助かったという安堵の笑みが、その瞬間固まった。「先生、そんな......まだ大丈夫だと感じるんですが......痛みもありませんし......」カルテの上に書き続けながら、医者は答えた。「痛みがないのは当然です。感覚が完全に失われているからでしょうね。肛門の筋肉はすべて壊死しています。それに、この数週間、頻繁に下痢をしていたんじゃありませんか?油っこいものを食べ過ぎたせいでしょう。腸が限界を迎えています。魚や肉、エビなどは控えて、もっと消化に良いものを食べていれば、ここまで悪化しなかったかもしれませんね」医者は最後の一筆を書き終えると、夫にカルテを渡した。「治る可能性はありません。傷口を見る限り、継続的な刺激や外傷が加わって悪化したようです。3か月以上も放置していたなんて、もっと早く病院に来るべきでした。蓄尿袋を装着して普段は隠しておけば、普通の人と変わらない生活を送れますよ」医者の言葉一つ一つが、夫の認識と感情を打ち砕いていった。夫は過去の出来事を思い返した。唐辛子療法、病院に行かないよう説得され、油っこい手料理を食べ続けたこと......彼はゆっくりと顔を上げ、死んだような目で義母を見つめながら呟いた。「お母さん、俺たちのことがそんなに憎いの?」義母は完全に錯乱していた。自分はHIV陽性で、小姑はがん、そして夫はこれから一生蓄尿袋を付けて生きなければならない。義母はよろめきながら後退し、壁に寄りかかると頭を振りながら泣き叫んだ。「そんなことない!私は、ただ少しでも節約したかっただけ!全部この家のためだったのよ!私はこの家のために一生を捧げてきたのに!」私はその場でこの茶番劇を眺めながら、心の中で笑いを堪えていた。「貢献?」こんな状況の貢献なんて、誰も望んでいないだろう。案の定、夫が怒りに満ちた声で彼女の独りよがりな発言を遮った。「黙れ!黙れ!黙れ!!!」義母はその剣幕に怯え、何も言えなくなった。「お前の節約のせいでお父さんを殺し、俺や妹まで殺そうとしてる?!自分で死ねば、よかったんだよ!」それを聞いた義母の目は見開かれ、涙が頬を伝った。「わ......私が今すぐ
私は小姑に付き添い診察を受けさせた。検査結果が出ると、小姑はようやく椅子の上で目を覚ました。医者は診断書を軽く揺らしながら、小姑を気まずそうに見て、静かに告げた。「中期がんです」「がん?!」小姑は絶叫し、再び全身の力が抜けたように椅子に崩れ落ちた。力なく涙も出せず、弱々しい声でつぶやいた。「私はずっと健康だったのに......」医者は説明した。「もともと初期段階だったようですが、最近の何らかの誘因によって進行が急激に早まったようです。最近、発がん性物質を含む何かを、摂取したり使用したりしませんでしたか?」小姑は、困惑した表情で首を振るばかりだった。医者はさらに続けた。「このタイプのがんは、大半が『粗悪な油』を摂取することで引き起こされます。特に長期的な影響に加え、最近多量に摂取したことが原因だと思われます。粗悪な油は有害物質が、基準値をはるかに超えていますし、口に入るものですから、がんを引き起こすリスクが非常に高いんですよ」私は即座に否定した。「そんなことはあり得ません!食事は、全部お義母さんが手作りしたものなんです!」私がそう言った瞬間、小姑の表情が沈んだ。「長期的な影響、最近の誘因......」彼女が考え込んでいるのは明らかだった。義母の節約は、家族全員の命と健康を犠牲にして行われていた。小姑もそれを理解したのだろう。しばらくして、小姑は突然立ち上がり、カルテを持って夫の病室に向かって走り出した。病室に入ると、義母はベッドの端にうなだれて泣き、夫が必死に慰めていた。しかし、小姑はそんな光景を無視して義母の衣服を掴むと、カルテをその顔に叩きつけた。その勢いで、近くの小さなテーブルに並べられた料理が床にぶちまけられた。「ちょっと、何してるんだ!」と夫が小姑を咎めようとした。だが、小姑は目を血走らせ、怨嗟の眼差しで義母を睨みつけると、その顔に唾を吐き捨てた。「お母さん!今まで、私たちに何の油を使ってたのよ!」義母は視線を泳がせながら、大きな声で答えた。「何の油って?ピーナッツ油やコーン油よ!全部いい油よ!」「いい油?」小姑は冷笑しながら言った。「その『いい油』のせいで、私はがんになったんだ!」夫はその言葉に愕然とし、身震いした。なぜなら、彼ら
私はあまりのことに呆然とした。私が黙っているのをいいことに、小姑はますます図に乗って声を荒げた。「お母さんが拾ってきた物なのに、どうして使わないのよ?使ってたらこんな病気にならなかったのに!」完全にぶっ飛んでる!まるでどこかの狂人が言いそうなことだ。小姑は言い続けた。「それに、使わないなら、どうして捨てさせなかったの?自分が病気になりたくないからって、お母さんを犠牲にしたのね?」「聞いてみたらどう?私、捨てるように言わなかったって?」私は冷静に返したすると、義母は蚊の鳴くような声で「捨てろって言われたわ」と認めた。だがその後、急に顔を上げて、私を指差しながら声を張り上げた。「でも、なんで止めなかったのよ?!叱るなり、殴るなりしてでも捨てさせればよかったじゃない!そうしなかったから、私はこんな目に遭ったんだよ!あんたのせいだ!」前世ではその通りにしてやったが、結局、人に仇で返され、命まで失った。だからこそ、今世はこうしてざまあみろと笑えるのだ。深呼吸して気を鎮めた私は、反論しようと口を開きかけた。しかし、夫がようやく状況を飲み込み、低い声で母親に尋ねた。「それで、俺の病気もお母さんのせいか?」よく私に食ってかかろうとした義母は、夫の低く冷たい声を聞いてから、一瞬で萎縮してしまった。「そ、それは......」「言わなくても分かる。あの落とし紙も、公共トイレで拾ってきたんだろう?」義母は夫の足元に這いつくばり、涙をこぼしながら弁解した。「息子よ、汚れた部分は全部剥がして捨てたのよ!だから全然問題ないわ!」夫はこれを聞いて、吐き気を堪えきれず、その場で吐きそうになった。「俺の尻は3ヵ月も腐りかけてたんだぞ!お前は、病院に行くなって言ってたけど、それは自分のせいだとバレるのが怖かったからだろ!しかも、尻に唐辛子を塗れって......殺す気だったのか?!」義母は体を震わせながら泣きじゃくり、慌てて言い訳を続けた。「違うのよ!お母さんはただあなたを思って......節約は美徳で、きっといい報いがあると思ったの!」「報いだと?俺の尻はもう感覚すらないんだぞ!お前以外の誰のせいだって言うんだ!」それを聞いた義母は、目を泳がせた後、急に狡猾な笑みを浮かべ、矛先を私に向けた。「
「お母さん!お母さん、目を覚まして!本当にびっくりしたんだから!」小姑は、義母が意識を取り戻すとすぐに駆け寄り、泣きじゃくりながら情けないほど取り乱していた。義母は彼女の頭を軽く撫でながら、自分の身体がぐらついているのを感じ、周りを見回した。「ここは......どこ?」私は助手席に座り、不気味な笑みを浮かべながら答えた。「お義母さん、お尻が『爆発』しましたよ。病院に連れてきます」車内の薄暗さに加え、私の言葉が義母をひどく驚かせたようで、しばらく呆然としたあと、突然、お尻を押さえて扉を開けようと必死で抵抗し始めた。「ダメ!絶対だめよ!病院なんて行かない!こんな恥ずかしいこと、見られるなんて死んだほうがマシだわ!」小姑はそれを聞いて怒り出し、私に向かって声を荒げた。「もう少し言い方を考えられないの?お母さん、今意識を取り戻したばっかりなのに!別の場所に行くって嘘でもついて、安心させればいいじゃない!」小姑はまるで親孝行の娘を演じたいようだ。私は微笑を浮かべて何も言わなかった。どうせ、すぐに本性をさらけ出す時が来るのだから。前回の病院ではトラブルがあったので、別の病院を訪れることにした。診察室で、医者が義母の顔をしげしげと見つめながら、何とも言えない表情で言った。「お母さん、年齢の割に......なかなか大胆なことをされていますね。これはHIVです。おそらく圧力でヘルペスが破裂したのでしょう」義母はきょとんとしながら尋ねた。「HIVって何ですか?」まだ意味が分かっていない義母をよそに、小姑は飛び上がるほど驚いて部屋の端まで逃げた。私は親切心を装って答えた。「根治できない性病のウイルスですよ」義母はその言葉を聞くや否や、顔を真っ赤にして大声で泣き喚き始めた。「ああ!私の名声が!こんなデタラメなことを言うなんて、あんたみたいな医者は、医者失格よ!」医者を罵倒したあと、娘に助けを求めるべく振り向いたが、小姑は既に扉の近くに逃げていた。小姑は顔面蒼白になり、震える声で医者に尋ねた。「先生、私さっき彼女の近くにいましたけど、感染しませんよね?」義母は怒り心頭で、小姑に向かって歩み寄る。「この親不孝者!お母さんを怖がるなんて!お母さんに病気なんてあるわけないでしょう!」小姑はさ
「お母さん!本当に唐辛子を塗れば効くの?痛すぎて死にそうだ!助けてくれ!うわぁぁぁぁぁ!」信じられないことに、治療費をケチるため、民間療法で唐辛子を使って治そうとしている。その叫び声は10分以上も続き、突然、音が止まった。その後、義母の慌てた叫び声が響き渡る。「息子!息子よ、しっかりして!驚かせないでよ!」おそらく痛みで、夫は気を失ったのだろう。しかし、私は一切関与せず、二人に好きなようにさせた。翌日の夕方、夫がようやく目を覚ましたが、何があっても病院に行こうとはしなかった。「絶対に無理だ!俺のお尻、唐辛子を塗ったせいでただれてるんだぞ。病院なんか行ったら、笑われるに決まってる!恥ずかしくい!全部お母さんのせいだ!」義母は悔しそうに反論した。「お母さんのせいじゃないわよ!あんたのためを思ってやったのよ。昔、田舎ではこれで効いたのよ!でも、あんたの体が弱いからいけないのよ!」この発言で、夫は怒りで気が狂いそうだった。そんな状況を和らげるため、義母は「豪華な食事」を作ってくれた。しかし、私はその香り漂う料理をじっと見つめ、息子をつれて実家に帰ることにした。なぜなら、あの料理に使われている油は、レンジフードから集めた油だったからだ。そんなもの、癌の原因になるに決まっている。数日後、私は息子を実家に預け、一人で戻った。すると、小姑がやってきた。彼女は食事をしている最中だったが、私を見るなり皮肉たっぷりの口調で言った。「嫁なら夫や義母の世話をするのが当然でしょ!でもあんたなんて、ご飯すらお母さんに作らせて、兄が病気なのに、仕事も探さず、ただの寄生虫じゃない!」義母はわざとらしく、鶏の手羽先を乗せた皿を持ってきて言った。「敏子、晩ご飯は食べた?お母さん、手羽先を作ったわよ!」その皿には、底に黒い沈殿物が浮かんでいる油がたっぷりと。私は皿を押し返し、席に着くと静かに言った。「もう仕事を見つけたし、ご飯も食べてきた」その瞬間、小姑の表情が一変した。「見つけた?誰がそんなこと許したの?」結婚後、小姑は専業主婦として周りの顔色をうかがいながら暮らしている。私が仕事をしていることを知ったら、嫉妬するかもしれない。私はにっこりと笑いながら答えた。「妹さんよ。さっき、仕事を探せ
救急車の中で、義母はずっと私たちに家へ帰るよう説得し続けていた。病院に着いたら診察にお金を使うと思うと、彼女は耐えられないらしく、心の中では悔しくてたまらない様子だった。そのため、わざと目眩がすると言ったり、吐きそうだと演技をしたりしていたが、車内の誰一人として彼女に構おうとしなかった。病院に着き、診察を受けると医者が言った。「肛門と尿路の感染ですね」夫の顔は青ざめ、震えながら弁解した。「えっ、俺、何も変なもの食べてませんよ!」「食べ物の問題ではありません。不衛生な落とし紙を使った可能性があります」その言葉を聞いた瞬間、義母は机の端をぎゅっと掴んだ。「もしくは、トイレに長時間座りすぎたとか」医者は言い続けた。その言葉に義母は、ほっとした表情を浮かべ、いくらか気が楽になった様子で医者に尋ねた。「深刻な問題なんですか?」「今はそこまで深刻ではありません。ただし放置すれば、腸の感染症につながる可能性があります」医者がそう説明すると、義母は後半の説明を完全に無視し、「深刻じゃないなら、帰りましょう!治療にはたくさんお金がかかるんだから、節約しないと!」と急いで言い出した。私はすぐに医者に尋ねた。「それで、どうすればいいですか?」医者はカルテを閉じて答えた。「まずは肛門指診が必要です」私は横目で義母の様子を伺った。すると彼女の垂れた右まぶたが、止まらずピクピクと跳ねているのが見えた。もし診察で何か見つかれば、彼女の仕業だとバレてしまう。だから、義母は顔を引きつらせ、厚かましくて医者を指差して怒鳴りつけた。「検査なんて必要ない!お医者さんって本当に腹黒い!ただリベート目当てでしょ?患者に検査ばかりさせて、一回の検査がいくらかかると思ってるの?うちの息子のお尻は全く問題ないわ!」それから、私に矛先を向けて鼻先を指しながら怒鳴った。「あんたもそうよ!病院に行けだなんて言って、息子が病気になるのを待ってたんじゃないの!?」彼女の声があまりにも大きく、診察室の外で待っていた人々の目が一斉にこちらに向けられた。その視線には明らかな好奇心と噂好きな感じが滲んでいた。医者は怒鳴られて表情が曇り、苛立った様子で言い放った。「指診は必要な手続きです。検査をするのかしないのか、はっきりしてく
私は目の前で、夫が義母の「特別に処理した」の落とし紙を使うのをじっと見ていた。最後に義母が近づき、「使い心地はどうだった?」と聞いてきた。夫はお尻をさすりながら満足げに言う。「いい感じだよ。柔らかくて」それを聞いた私は思わず吹き出してしまった。良くないわけがない。義母が1時間以上もかけて選べたもので、高級ポケットティッシュばかりを集めたものなのだから。そして、義母は私を睨みつけたあと、得意げに笑って自慢気に言い放った。「当然でしょう。これ全部タダで手に入れたものだからね!」夫はそれを聞いて、義母がスーパーで特売品を手に入れたのだと思ったらしく、親指を立てて褒めた。「さすが母さん、節約上手だね!」義母はさらに上機嫌になり、嬉しそうに言った。「次はもっとたくさん集めてくるからね!」でも、その喜びも長くは続かなかった。その夜、夫に異変が起きた。夫は痒みに耐えられなくなり、叫び声をあげた。「助けてくれ!お尻が、痛くて、死にそうだ!」夫がそう叫んだ直後、義母が飛び出してきた。一言も発せず、夫の下着を一気に下ろした。その大胆な行動は、私という妻の立場よりもはるかに親密に思えるほどだった。義母は夫の肛門をじっくりと観察し、「大変だわ!」と叫んだ。そこには、真っ赤に腫れ上がった箇所があり、夫は痛みで転げ回っていた。「お母さん!病院に行きたい!早く連れて行ってくれ!」夫が叫ぶと、義母は一瞬固まったあと、即座に拒絶した。「ダメよ!病院なんて、絶対に行けない!」義母は焦っていた。きっと、汚い落とし紙を使わせたことがバレるのが、怖かったのだろう。私はその様子を見て、口元に微笑みを浮かべながら119をかけた。義母は驚いて慌て始め、大声で文句を言い出した。「ちょっと!電話なんてしないで!病院に行くとお金がかかるのよ!ただの痛みなんだから、我慢すれば治るわ!」私は首を横に振りながら言った。「お義母さん、これは病気です。放置できませんよ」夫は痛みに絶え間なく叫び続け、今にも義母に土下座しそうな勢いだった。しかし、前世では、夫は私のおかげで、こんな目に遭うことは一度もなかった。自分の痛みが、実は義母のせいであることに気づいていなかったのだ。夫はいつも義母のことを「節約家
私は目の前で、夫が義母の「特別に処理した」の落とし紙を使うのをじっと見ていた。最後に義母が近づき、「使い心地はどうだった?」と聞いてきた。夫はお尻をさすりながら満足げに言う。「いい感じだよ。柔らかくて」それを聞いた私は思わず吹き出してしまった。良くないわけがない。義母が1時間以上もかけて選べたもので、高級ポケットティッシュばかりを集めたものなのだから。そして、義母は私を睨みつけたあと、得意げに笑って自慢気に言い放った。「当然でしょう。これ全部タダで手に入れたものだからね!」夫はそれを聞いて、義母がスーパーで特売品を手に入れたのだと思ったらしく、親指を立てて褒めた。「さすが母さん、節約上手だね!」義母はさらに上機嫌になり、嬉しそうに言った。「次はもっとたくさん集めてくるからね!」でも、その喜びも長くは続かなかった。その夜、夫に異変が起きた。夫は痒みに耐えられなくなり、叫び声をあげた。「助けてくれ!お尻が、痛くて、死にそうだ!」夫がそう叫んだ直後、義母が飛び出してきた。一言も発せず、夫の下着を一気に下ろした。その大胆な行動は、私という妻の立場よりもはるかに親密に思えるほどだった。義母は夫の肛門をじっくりと観察し、「大変だわ!」と叫んだ。そこには、真っ赤に腫れ上がった箇所があり、夫は痛みで転げ回っていた。「お母さん!病院に行きたい!早く連れて行ってくれ!」夫が叫ぶと、義母は一瞬固まったあと、即座に拒絶した。「ダメよ!病院なんて、絶対に行けない!」義母は焦っていた。きっと、汚い落とし紙を使わせたことがバレるのが、怖かったのだろう。私はその様子を見て、口元に微笑みを浮かべながら119をかけた。義母は驚いて慌て始め、大声で文句を言い出した。「ちょっと!電話なんてしないで!病院に行くとお金がかかるのよ!ただの痛みなんだから、我慢すれば治るわ!」私は首を横に振りながら言った。「お義母さん、これは病気です。放置できませんよ」夫は痛みに絶え間なく叫び続け、今にも義母に土下座しそうな勢いだった。しかし、前世では、夫は私のおかげで、こんな目に遭うことは一度もなかった。自分の痛みが、実は義母のせいであることに気づいていなかったのだ。夫はいつも義母のことを「節約家...
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