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第7話

場内は騒然となった。

私も思わず壇上を見つめた。

次の瞬間、大きな扉が勢いよく開き、数人の警察が駆け込んできた。

鈴川清は突然笑って言った。

「どうやら彼の良心は、まだ完全に失われてはいないようだ。安子、面白いことが始まるよ」

鈴川清がボタンを押すと、元々はウェディングフォトが映っていた大画面に、監視カメラの映像が映し出された。

その一つは、私の事故の動画。

もう一つは、柳晴香が柳家の別荘から逃げ出す動画だった。

私はやっと理解した。鈴川清が言っていた「特別なサプライズ」とは、今日、柳晴香の真実を暴くことだったのだ。

祝福に満ちていた結婚式は、今や混乱に陥り、皆もささやき合っていた。

柳晴香は慌てふためき、柳時彦の保護を求めていた。

しかし、柳時彦は冷たく彼女を押しのけ、まるでゴミを見るような目で彼女を見ていた。

「お前が、やったことが隠せると思っているの?

お前は、母を殺し、安子も殺した。

お前、死ぬべきだ」

柳晴香は崩れ落ちて叫んだが、柳時彦は冷たい目で彼女が警察に連行されるのを見ていた。

彼女の罪が暴かれ、この結婚式は笑い話に変わった。

鈴川清は観客のようにこの騒動を見終え、立ち上がって去ろうとした。

その場を出た瞬間、声が突然響いた。

「鈴川さん、安子の遺骨を返して」

私と鈴川清は同時に足を止めた。

柳時彦は数歩前に出て、冷たい目をして鈴川清を見据えた。

「火葬場の監視カメラを調べた。お前が安子の遺骨を持ち去ったのだ。安子を返せ」

鈴川清は冷笑して言った。

「柳時彦、当初はお前が安子の遺骨を踏みにじったのに、何の立場で『返せ』と言えるの?」

「鈴川!」

「柳時彦、安子の遺骨は、私が少しずつ取り戻してきたものだ。元々きれいだった彼女は、お前のせいで汚れてしまった。お前には、彼女を奪う立場はない。私、決して彼女をお前に渡すつもりはない。もう諦めろ」

そして、車内は静まり返った。私は鈴川清を見つめ、彼の視線と交差した。

彼は笑いながら言った。

「安子の遺骨を隠していたことを、恨むつもりではないだろう?」

私は首を振った。まさか、彼には感謝しかないのだ。

彼は続けた。

「どこに埋葬するか決めた?故郷か、それとも墓地か?」

彼の顔には灰色の影がかかり、私は無性に胸が痛んだ。

私の故郷でもあり、鈴川清の
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