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第15話

しばらく経って、斉藤紗耶香から聞いた。

彼女の先輩は長い間心を病んでいるに鬱積していたことと体の状況とのダブルパンチで。

結局今年の冬を乗り越えられなかったと。

臨終の前に、彼女は青木拓海の呪いを解いた。

私は首を横に振った。

「彼女が来世はもう間違った人を愛さないで、彼女だけを心から愛してくれる男を愛して、大事にしてもらいたい」

その後の日々、私はしばらく落ち込んだがすぐに立ち直った。

誰もが一生のうちに少しの不運に遭うことがあるが、自分をずっと落ち込ませる必要はなかった。

これらの教訓を成長の原動力に変えることに決めた。

二年の時間で、私は運動を通じてまた90キロ余りまで痩せた。

真面目にスキンケアをし、健康的な食事をした。

ただ、今回は、

己を悦ぶ者の為にかたちづくるのではなかった。

心から自分を賞賛するのだった。

もっと自分を愛さなければならない。

これからは気ままに、大胆に、自由に生きていく。
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