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第5話

家族は皆驚いた。

「やっぱり綾音ちゃんって子は将来有望だよね。小さい頃から自分が何を欲しいか知っている」

「子供の頃を思い出すとね、綾音ちゃんはいつも兄さんと仲が良かった。これで、兄さんとお義姉さんも恩恵を受けられるよ!」

私はおばさんたちのおしゃべりを聞いて、心の中で軽蔑した。誰が彼女の恩恵を受けたいんだ?

「ああ、こう比べると、嫁の美月はずっと見劣りするわね!」

姑はしかたなく口をへの字にして言った。

「仕方ないよ。息子がそういうのが好きだから......」

私は怒りで体がほてって、恥ずかしさが心の底から湧き上がってくるのを感じた。

太ってから、外出するのが一番恐れていた。

毎回、巨大な体で地面を歩いてズボンと擦れる音がしたら、変な目で見られた。

皆の注目を浴びるのが嫌いだった。

だから、今回、自分を弁護する勇気がないかった......

その時、注文を終えた旦那が個室に戻ってきた。親戚たちの私への皮肉を聞いたはずだった。

しかし、私を守ってくれなかった。むしろ心配そうな目を妹の綾音の顔に落とした。

その時、自分が考えすぎていると思った。

彼は綾音の指のダイヤモンドの指輪を見ると、落ち込んだ顔をして、驚いて尋ねた。

「綾音ちゃん、結婚婚約するの?」

綾音ちゃんは輝く笑顔で、近づいて旦那の腕を抱いて親しげ密に言った。

「そうよ、お兄ちゃん。私、もうすぐ結婚するの。お兄ちゃん、私のこと嬉しく思わない?」

「う嬉......嬉しい.よ.....」

ただその日帰ってきてから、遠山颯斗はずっと落ち込んでいて、大きなショックを受けたようだった。

こう考えると、私に呪いを仕掛けたのはほぼ間違いなく遠山颯斗と遠山綾音だった。

そう思うと、携帯に向かって尋ねた。

「鮫さま、もし私が呪いにかかっていたら、どうやって呪いを解けるの?」

「配信者、結婚した日から今日まで何日経ったか?」

私は携帯を取り出して、カウントダウンアプリを開いて見た。

「ちょうど1096日!」

深海鮫はたくさんの感嘆符を打ってきて、とても驚くべきように見えた。

「!!!!!!!もう遅すぎる!」

「古い本には、今日が最後の日だと記載されている。予想外のことがなければ、深夜0時からあなたの旦那さんは行動を取起こる!」
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