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第13話

私は驚いていた。本棚のところにどうして人が隠れられるの?

ただ一つの可能性があった......

そこに隠し空間があった......

私は本棚をよく見た。

上に四つの玉質のヒキガエルがあるのを見つけた。

手で回すと、ヒキガエルは位置を動かすことができた。

このヒキガエルが遠山颯斗が婚前に設置したものだと思い出した。

彼はこういう玉質のものを集めるのが好きだった。

動かしてみると、ヒキガエルは米という字のように八つの方位に移動できた。

考えてみて、私は遠山颯斗の誕生日1113を試してみた。

すると、本棚はブーンと音を立てて、平行移動し始めた。

その後ろに、隠し部屋があった!

私は背筋が寒くなった。こんなに長い間、自分と同じべっどの枕元にいるの人さえもよく知っていなかった。

この隠し部屋の壁はすべて防音材質のようなもので作られていた。

中には薄暗い光が満ちていた。

部屋を探していると、ひどくやせこけた女が布団をかぶって木のベッドに横たわっているのが見えた。

「助......助けて......」

女は力なく叫んでいた。

「先輩!」

斉藤紗耶香は涙を流しながら女を抱きしめた。

私は救急車を呼んだ。

救急車が来たとき、恐ろしいことに、女は手足がないことに気づいた......
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