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第 0036 話

音を聞いて、州平は血相を変え、眉をひそめて「君はどこにいる?すぐに行く!」と言った。

「州平、何かあったの?」と美音が彼の慌てた様子を見て尋ねた。

「海咲に何かあった!」

州平は彼女に目を向ける暇もなく、そのまま走って出て行った。

美音は彼が急いでいる様子から、凄く海咲を心配しているように見えたが、何が起きたのか分からなかった。

だが、昼間の海咲は元気そうだったのに、どうしてこんなにタイミングよく問題が起きるのだろうかと不思議に思った。

彼女は置かれたままの贈り物の箱を見て、失望の念を感じた。

横にいた助手が言った。「数時間前には温井海咲は元気だったのに、何が起こったのか?叶野社長がここにいる
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