響也は私の体をじっと見つめていた。彼は長い間その場から動かなかった。私がこのままずっと見つめられるのかと思ったその瞬間、彼は突然立ち上がり、袋を引き上げて私を元の場所に戻した。そして何も言わずに鍵を取り、まっすぐ家へと帰った。家の扉を開けた瞬間彼を迎えたのはするどい拳だった。「響也、お前どういうつもりだ!結婚式で芽依さんを置いて、何も言わずに出て行くなんて!」「お前がいなくなった後、どれだけの人が芽依さんを笑い者にしたか、分かってんのか?」響也を殴ったのは亮君だった。彼の顔には響也への怒りがにじんでいた。しかし響也は何も聞こえていないかのように、黙って家の中に入って行った。「響也、芽依ちゃんとどうしても結婚したくないっていうなら、せめてあんな扱い方はないだろう!」隅田先生は机を強く叩いて、怒りを露わにした。私は冷ややかにその光景を見つめていた。皆が傷ついた木下芽依をかばっているのを。響也は、木下芽依の前に座ったが一言も謝らなかった。「いいんです、響也は仕事が忙しかったんでしょう、私は理解しています」木下芽依は微笑みながら、あたかも理解ある女性のように振る舞った。「芽依、まだその時の傷は痛むか?」響也は突然口を開いた。「覚えてるか、あの年、君は大量に出血したんだよな。君が言ってたよね、九条紫音が逃げようとして、それを止めたときに君が怪我をしたって。そして、結局止められずに彼女は逃げたんだって」木下芽依の声は、明らかに焦りを帯びていた。「響也、どうして急にそんなことを聞くの?」「お前、頭おかしいんじゃないか?今、九条紫音の話なんてするなよ!」亮は響也の襟を掴み、声を荒げた。「今話すべきなのは、お前が結婚式で何を考えてたかだ。芽依さんにちゃんと説明しろ!」しかし、響也はそれを無視して、さらに問い詰めた。「じゃあ、本当に君は九条紫音が逃げるのを目撃したんだな?」「そうよ!私の目の前で逃げたの!」木下芽依はきっぱりと言い切った。私は彼女の美しい顔を見つめながら、どうしてその顔の裏に、こんなにも腐った醜い心が隠れているのか、理解できなかった。「その時のことはもう決着がついている!」隅田先生が間に入ってきた。「響也、今さら芽依を責めてどうするんだ?当時、俺た
その言葉が口から出た瞬間、全員がその場に凍りついた。 しばらくの間誰も何も言えなかった。 「連れ帰った……誰を?」木下芽依が尋ねた。 私は木下芽依を見つめた。彼女は緊張で手が震えており、下唇をぎゅっと噛みしめていた。 響也の目は深く沈んでおり、繰り返すように言った。「今回の任務で彼らは一人を連れ帰った。死人だ。その人は九条紫音だった。九条紫音が逃げたって言ったけど、どうして彼女の遺体が南極にあるんだ?」木下芽依は焦って言葉がうまく出てこない。「たぶん、彼女が逃げた時に……」 「逃げた時に事故死したとでも?」響也は軽く笑った。「それで?彼女が死んだ時、全身に傷があったんだよ。顔、首、腹部、全部が刀傷だ。しかも彼女の身元を証明するものは全部持ち去られていた……」 響也の声はここで詰まり、涙をこらえているようだった。 「芽依、どうやって君を信じろと言うんだ?」「響也。本当なのか?」隅田先生は身を起こしショックを受けた様子で聞いた。皆の視線の中で、響也は悲しそうにうなずいた。 「紫音が、今回あなたたちが連れ帰った……」 隅田先生はその場に崩れ落ちた。「まさか、まさか……こんなにも長い間、ずっと紫音を誤解していたのか?」 「当時、俺たちは全員出て行ったんだ。紫音と残っていたのは……」隅田先生の視線は木下芽依に向けた。 「芽依、何か言うことはないのか?」 だが答えはもう目の前にあった。 この手掛かりを掴めばすべての真実が明らかになるのだ。「違う、私は殺してない!」木下芽依は叫んだ。「九条紫音が自分で逃げたんだ!」 「信じてください!」木下芽依は足を踏み鳴らし、まるで冤罪をかけられた被害者のようだ。彼女の目には涙が溢れていて、まるでひどく不当な扱いを受けたかのように見える。 何という見事な演技だろう。もしも私が被害者でなかったら、きっと騙されていただろう。 「芽依、俺はいつお前が九条紫音を殺したなんて言った?」全員の視線が木下芽依に注がれ彼女は焦りで取り乱していた。「芽依、慌てるな」響也は彼女にじっと目を向けた。「俺はもう刑事課の人間を呼んでいる」「昔、事故が起きたあの船、まだ倉庫に置かれているんだろう? そこには俺が欲しい手がかりがあると思う」 木下芽依の顔は一瞬で青ざめた。「響
響也は家の物置部屋に一人閉じこもり、誰も中に入れなかった。薄暗くほこりが舞うその部屋で、彼は奥から古びた箱を取り出した。中には多くの物は入っていなかったが、ほとんどがかつて私が彼に贈った物ばかりだった。一番上にあったのは翡翠の腕輪。それは響也の母親が亡くなる前に、私に手渡してくれたものだ。「紫音ちゃん、もう私はいなくなるけど、これからは響也と仲良くね」と。あの時、私は何て答えたっけ?「お義母さん、心配しないでください。私、響也とずっと一緒にいますから」って約束した。でも、結局その約束は守れなかった。響也は腕輪をじっと見つめ、顔に苦しそうな表情が浮かんだ。震える手でそれを取ろうとしたが、腕輪は彼の手から滑り落ち、床で粉々に砕け散った。その破片は、まるで私の心に刻まれた傷のようだった。「紫音……」彼はついに堪えきれず、膝をついて泣き始めた。私はただ冷静に彼の隣に座り、その涙を見つめていた。でも響也、結局私をここまで追い詰めたのはあなたじゃない。もしあなたが木下芽依をあの調査隊に送り込まなければ。もし私たちの関係をもっと大切にしてくれていたなら。もしかしたら、こんな結末にはならなかったかもしれない。箱の中にはもう一つ、私たちが一緒に写った写真があった。数少ない二人の写真だ。彼はその写真を拾い上げ、胸に抱きしめていた。「紫音、俺が間違ってた……ごめん、紫音……」響也、どんなに泣いても私はもう戻れない。あの冷たい世界で、私はもう二度と帰ってこられないんだ。その姿を誰に見せようとしているの?響也は物置部屋に閉じこもり、食事も取らず、私との思い出に浸り続けた。木下芽依が何度も訪ねてきたが、彼はすべて断った。彼女の持ち物もすべて家から放り出し、代わりに私にまつわる物を引っ張り出し、まるで3年前に戻るかのように一つ一つ部屋を整えていった。響也は、まるで狂ったように独り言を言いながら過去にしがみついていた。「紫音、感じるよ。君はここにいるんだよね?」「帰ってきたんだろう?見て、この家、昔と同じだよ」でもどれだけ整えてもそれが嘘だと分かっている。響也は私の物をほとんど捨ててしまったんだから。どれだけ昔のように戻そうとしてもこの家はもう空っぽなんだ。「違う、
響也が家にこもってから5日目、ついに知らせが届いた。「橘さん、心の準備をしておいた方がいいかもしれません」電話の向こうから隅田先生の沈痛な声が響いてきた。「DNA鑑定の結果、船上で紫音ちゃんの血痕が確認されました。そして、木下芽依も罪を認めました…… 当時、木下芽依は物資を持ち出して逃げようとしていて、それを紫音ちゃんに見つかり……おそらく彼女はよくても無期懲役になるでしょう」隅田先生の声が震えていた。「長い年月、紫音ちゃんを誤解していたのです……」響也は静かにその結果を受け入れた。「分かりました」電話を切ると響也は数日ぶりに家の外に出た。響也の姿を見た瞬間、木下芽依の目は一瞬で輝いた。「響也、私を助けに来てくれたの?」響也はその問いに答えず逆に尋ねた。「木下芽依、紫音を殺した時、怖かったか?後悔しているか?」木下芽依はガラス越しに橘響也を見つめ表情を固くした。「それを聞きに来たの?そうね。後悔なんてしていない。どうして彼女だけが調査隊でうまくやれて、みんなに愛されるの?どうして彼女があなたと結婚するのよ?彼女の幸せが気に入らなかったの」「木下芽依!」響也は怒りを込めて叫んだ。「だから何?」木下芽依は嘲笑を浮かべながら、「橘響也、あなたこそが九条紫音を死なせ、あなたたちの子供をも犠牲にした張本人なのよ。あなたは一生苦しみと後悔の中で生きるのよ!」木下芽依は響也の痛みを一番よく理解していた。空中に漂う私は、そのやり取りがただ滑稽に思えた。どうして私が死んでから、響也は私を大切にすることを学んだの?それに、私のためにあの「憧れの人」と決裂するなんて?「響也、言っておくけど、九条紫音はこの世でも来世でもあなたを許さない」狂気に満ちた木下芽依を前に、響也は突然冷静になり皮肉な笑みを浮かべた。「君の言う通りだ。紫音は俺を許さない。だから、俺は彼女に償いに行くんだ」私の埋葬の日はあたり一面青空が広がり、すがすがしいほど天気が良かった。その日木下芽依は無期懲役を言い渡された。そして私の資格と名誉は調査隊によって回復された。響也と調査隊の他のメンバーは私の遺体を火葬した。申し訳なさからか、皆の顔には深い悲しみが溢れていた。かつて共に生死を共にした隊員たちは、私の墓前に長く跪
三年前、私は南極調査隊の中でも一番将来有望とされるメンバーだった。 でも、南極に入ってから婚約者の橘響也である彼の初恋の相手に殺されてしまった。彼女は私の物資を奪い、顔を切り裂き、最後には私を船から突き落としたのだ。 私はお腹に響也との二人目の子供を宿していたのに。それでも救助隊が来た時、彼女は私が物資を盗んで逃げたと嘘をついた。響也はその嘘を信じ、自ら報告書を書いて私の存在を調査隊から抹消してしまった。 それ以来私は調査隊の中で嫌われ者になってしまった。そして3年後、ついに私の凍った遺体が発見された。私は宙に浮かんだまま解剖台の上にいる人を呆然と見つめていた。それはもう人間とは呼べない姿だった。皮膚はめくれ上がり、薄い氷に覆われている。 私ですらそれが自分だとは信じられなかった。「橘さん、来たんですね?」隣にいる助手が響也に声をかけた。「今回の調査隊が南極でこれを発見しました」「顔は酷く切り裂かれ、身元を証明できるものは全て奪われていました。これは明らかに殺人です」 「南極から引き上げられた」と聞いた瞬間響也の手が一瞬止まったが、すぐに無表情で手袋を装着し始めた。私は宙に浮かびながら、その男をじっと見つめ続けた。3年、私はもう3年も死んでいた。死後、私の魂は南極に囚われ、寒風に晒され続けていた。ようやく誰かに発見され、ここに連れ戻された。 しかし自分の解剖をするのが響也だなんて思ってもみなかった。 私の顔があまりにも変わり果てていたため、ベテランの響也ですら眉をひそめた。 彼はなかなかメスを入れず、助手に向かって「芽依はこのことを知っているか?」と尋ねた。 助手は首を振りながら言った、「今回は結婚式の準備で残っているので、まだ知らないと思います」響也はすぐに「調査隊の人には、絶対に彼女に知らせないように言っておいてくれ。芽依は怖がりだから、ショックを与えたくないんだ」と優しい表情で言った。私は呆然と響也を見つめた。3年が経って、彼は木下芽依と結婚するまで進展している。私の婚約者が私を殺した犯人と結婚しようとしているのだ。宙に漂いながら私は自分のボロボロになった体を見下ろした。痛みは感じないはずなのに響也の手が動くたびに胸が締め付けられる。「顔には
自分が何をしてこんな罰を受けているのか、全くわからない。死んでからもう3年も経っているのにこんな光景を目にするなんて。私はゆっくりと降りていき、小さな胎児をじっと見つめた。これが初めて会う、私の子供。木下芽依に殺されたときも泣かなかった。響也が私を解剖していたときも涙は出なかった。しかし今、涙は堰を切ったように溢れ出してくる。 この子はもう手も足もある。 もし、3年前に木下芽依に殺されなければこの子は今頃2歳を過ぎていただろう。きっと「ママ」と呼んで抱きついてくるはずだった。この子にできる限りの愛情を注ぎたかった。しかし今となっては何一つしてあげることができなくなってしまった。「ご遺体の身元はまだ特定されていないから、DNA鑑定をお願いしよう」 響也、残念だな。もう少しだけ丁寧に見ていたら、私があなたを助ける時に小腹に負った傷跡を見つけられたかもしれないのに。また私たちはすれ違ってしまったね。助手は鑑定用のサンプルを手に取り、記録表を確認しながら聞いた。 「橘さん、このご遺体が亡くなってどのくらい経っているんですか?まだお答えいただいてませんよね?」 響也は作業を片付けていた手を一瞬止めたが、答えずに逆に聞き返した。「山崎、九条紫音が逃亡したのはどれくらい経つ?」 山崎は一瞬驚いた様子を見せたが、すぐに答えた。「もう3年ですよ。彼女が逃亡した後、彼女の全ての栄誉と資格を剥奪するよう報告書を書いたのは、橘さんじゃなかったですか?」 その言葉を聞いて、私は呆然とした。「剥奪」?「報告書」? 響也は、私が南極調査隊を命よりも大切にしていたことを知っていたはずなのに、どうしてそんなことができたの? 木下芽依のために私が最も誇りに思っていたものを奪うなんて!「どうしました、橘さん?何か思いついたんですか?」 山崎は響也を見てから、解剖台に横たわる私に目をやった。「あまり色々考えない方いいですよ。九条紫音なんて、あの時物資を全部盗んで逃げたんですから、そんな人のことを気にする必要はありません」 響也は嘲笑を浮かべながら、「いや、何でもない。ただ少し思い出しただけだ」と言った。「記録しておいて、このご遺体はだいたい3年前に亡くなってる。 じゃあ、俺は先に帰るよ。芽依が家で食事を作っ
私の魂は響也に引き寄せられ、彼の後を追って家に戻ってきた。かつて私が住んでいた家。今では私の痕跡なんてどこにも残っていない。代わりにそこには木下芽依と響也が一緒に暮らしている証拠が溢れている。 「おかえりなさい」木下芽依は響也が帰るとすぐに彼の腰に手を回して抱きついた。 響也は彼女を優しく抱き寄せ、そのまま首元に顔を埋めて目を閉じた。 なんて温かい光景だろう。 こんなに自然で親密な仕草、響也は一度も私に見せたことがなかった。 「まだ手、痛いのか?」と響也が心配そうに尋ねる。 木下芽依は微笑みながら首を振った。「もう大丈夫よ」「また隠れて痛み止めを飲んでいないよな?」と響也さらに問いかける。「九条紫音があの時、君にあれだけの傷をつけたせいで、今でも後遺症が残ってるんだから……」 私は宙に浮かびながら必死に弁解をしたかった。「違う、私じゃない!私はやってない!」しかし、木下芽依の証言だけで私は有罪にされてしまった。響也は最初から私を信じていなかったんだ。響也と付き合う前、木下芽依という特別な存在がいたことなんて私は知らなかった。卒業の年、木下芽依は響也を振り切って金持ちの二世の男性と海外留学へと旅立った。私が響也と知り合ったのは社会に出てからだった。 付き合い始めた当初響也は私を大切にしてくれ、友人たちも「彼は理想的な彼氏だ」と羨ましがっていた。 私もずっとこのままでいられると思っていた。 しかし結婚の話が出た年、木下芽依が突然戻ってきた。それ以来響也は次第に私から心が離れていった。彼が木下芽依のために何度も私を放り出し、婚約を何度も先延ばしにしたことは数え切れないほどある。「もういい加減にしてくれ。お前、まるで狂ってるみたいだぞ。俺と芽依はただの友達だ。お前が疑いすぎているんだ」だが、普通の友達がバレンタインにプレゼントを交換したりするだろうか? 雷が怖いと言われたらベッドで隣にいる私を放り出してまで会いに行くものだろうか?それとも、友人たちに木下芽依が「新しい彼女」だと誤解されても訂正しないなんてことがあるのだろうか? 結婚式を目前に控えた時に、私は響也のスマホに木下芽依からのメッセージを見つけてしまった。 「九条紫音がいなければ、私たち結婚してた
ここ最近私はずっと響也と木下芽依に引き寄せられている。二人は私の目の前で、結婚式の準備をしたりウェディングドレスの試着やメイクのリハーサルをしたりしているのだ。響也が結婚式のためにここまで熱心になるなんて、正直驚きだった。昔私たちが結婚を考えた時何度も彼に結婚式のことを相談をしようとしたけど、返ってくるのはいつも冷たい一言だけだった。「俺がどれだけ忙しいか、わかってないのか?結婚式くらい自分でなんとかできないのかよ?」結局、時間がなかったんじゃなくてただ愛が足りなかったんだと今ならわかる。最初は二人を見ると胸が締め付けられて息もできないほどの苦しさを感じていたけれど、いつしかその苦しみにも慣れてしまった。そしてとうとう迎えた彼らの結婚式当日。響也は体にぴったりのスーツを着こなし、木下芽依はオーダーメイドのウェディングドレスを纏っていた。まるで童話の中の王子様とお姫様のようだった。それに比べて三年前の私はたった4万円でレンタルしたウェディングドレスで済まされた。彼らは会場の入り口でゲストを迎え、皆から次々と心からの祝福を受けていた。私が命を懸けて一緒に戦った仲間たちも全員この結婚式に出席していた。私が亡くなった後の3年間で、みんなはいつの間にか響也と木下芽依を受け入れていた。私の弟子である鈴木亮が祝儀を手渡しながら言った。「おめでとうございます!芽依さんと響也さんが一緒になれて、本当に良かったです! 今日は祝いの席ですから、いっぱい飲みましょうよ!」すると木下芽依は響也に寄り添いながら笑顔で返した。「実は、響也と私は今子どもを作ろうとしているので、今日はお酒は控えます」その瞬間場内は一瞬静まり返ったが、すぐに皆が口々に言い始めた。「ぜひ、名付け親にさせてください!」「俺が父親役をやるよ!」私はその場で立ち尽くしていた。二人が子どもを持つなんて……?会場の雰囲気はますます明るくなり、皆が笑顔に包まれていた。しかし私の心はまるで誰かに締め付けられるような痛みに襲われ、呼吸が苦しくなっていた。「芽依さん、響也さんを甘やかしすぎですよ!」亮は冗談混じりに不満を言いつつ木下芽依に視線を向けた。「じゃあ子どもが生まれたときには、その分しっかり飲んでもらいますからね!