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第7話

恐ろしい叫び声が火葬炉の中から響いてきた。

前世で私もこんな風に死んだんだ。

今、この場でそれを目の当たりにして、私は復讐が果たされたような快感を覚えた。

夏美は火の中で命を落とした。

最後の瞬間、彼女は炉の壁を必死に引っかいていた。その跡には血痕が残っていた。

葉輝はその様子をまるで芸術作品でも見るかのように立ち尽くしていた。

夏美が焼き尽くされた後、彼は静かに星雅の方へ視線を移した。

「次はお前だ」

星雅はその場でひざまずき、泣きながら叫んだ。

「渡辺さん、私は関係ないんです!鍋は夏美が買ったもので、私には何も関わりがありません!それに、私は安奈と友達だったんです、どうして彼女を害するなんてことができるでしょうか!」

星雅は安奈のお金目当てで、いつも彼女に媚を売っていた。だから、安奈は私たち二人よりも星雅に少し優しくしていた。

でも、彼女たちは本当の友達ではなかった。

「確かにお前は安奈と仲が良かった。だが、風邪薬を渡したのはお前だろう?」

その瞬間、星雅の瞳孔が広がった。

私はやっとすべてが繋がった。

安奈は最初から寮にいたのだ。朝から体調が悪くて、星雅が風邪薬を渡して、そのまま安奈は部屋に戻って寝ていたのだ。

私は、安奈が後から帰ってきたものだと思っていたけど、最初からずっと寮にいたのだ。

渡辺は苦しそうな声で言った。

「もしお前が風邪薬を渡さなかったら、安奈はあんなに深く眠ることもなかったはずだ。そうすれば、彼女は火事の時に逃げ出せたかもしれない」

火事が発生して煙探知機が鳴った時、他の寮生たちはみんな逃げ出したが、安奈だけが中に取り残されてしまった。

「私はただ彼女のために、良かれと思って渡しただけです!安奈が辛そうだったから……」

星雅は泣きながらそう訴えた。

「そうか、そのおかげで命拾いしたな」

星雅はその言葉にほっとした表情を浮かべた。

だが、次の瞬間、渡辺が拍手をすると、二人の屈強な男が一碗の薬を運んできた。

「こ、これは何ですか?」

「風邪薬だよ」

渡辺はにっこり笑って言った。

「これを飲めば、お前も帰れる」

「帰れる……」

その言葉を聞いた星雅は安心したのか、何も疑わずにその薬を一気に飲み干した。

だが、数歩歩いたところで彼女は倒れ込んだ。

星雅は焦りながら言った。

「どうして
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