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第5話

さっき売店で待っている間に、私は夏美の言ったことをすべて録画して、動画を編集して学校のフォーラムに投稿していた。

その動画には、私が鍋を持って寮から出てきたところから、星雅が「その鍋は夏美のものだ」と認めた場面まで、全部が映っていた。

そして、夏美が寮監や指導員と親戚だってことも、しっかり収めてあった。

みんなが何を言っているのか聞き逃さないように、親切に字幕までつけた。誰が見てもわかるように。

動画をアップした瞬間、フォーラムは大騒ぎになった。

「これって、あの有名な夏美じゃない?あの学生会の副会長でしょ?マジで嫌いだったんだよね、ずっと威張っててさ!」

「前に寮の掃除チェックの時、ゴミ箱にゴミがあったって言われて、マイナス2点されたの、今でもムカつく!」

「学生会って、本当にクソだよな。誰がこんな制度考えたんだよ。早く解散しろよ、こんなに威張り散らしてる奴ら!」

夏美に対する不満を抱えていた人が多かったらしく、みんなこの機会に一斉に吐き出していた。

さらには、夏美が指導員に贈り物をしているとか、学生会の資金を横領してバッグを買っていたなんて話まで出てきた。

フォーラムの投稿はすぐに拡散され、学校外にまで広がり、すぐにトレンド入りした。

指導員と校長もその投稿を見たのだろう。顔色が変わり、真っ青になった。

投稿には指導員が贈り物を受け取っていた証拠も含まれていたため、彼女は顔を青くしたり赤くしたり、まるで染料工場のように変わっていた。

夏美たちはまだ携帯を見ていなかったので、何が起きているのか全く分かっていなかった。

それでも、彼女たちは可哀そうなふりを続け、

「先生、どんな動画だろうと信じちゃいけませんよ!あんなの陽甜が作った嘘に決まってます。私たちは学生会のメンバーですし、悪いことなんてするわけがないじゃないですか!」

と言い訳をしていた。

その言葉を聞いた指導員はついに我慢できなくなったようで、夏美に平手打ちを食らわせた。

「黙りなさい!まだ学生会なんて言葉が口から出てくるの?まずは学校のフォーラムを見なさい!」

夏美は慌てて携帯を取り出し、フォーラムの投稿を確認した。

その瞬間、彼女の顔は真っ青になり、唇が震えていた。

「こ、これは嘘よ!動画は捏造されてる!私、そんなこと言った覚えはない!」

私は笑いながら言った
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