Lahat ng Kabanata ng もしもあの日に戻れたのなら: Kabanata 51 - Kabanata 60

102 Kabanata

滅びゆく世界で⑤

「団長、アカリちゃんとカナタさん無事ですかね……?」小さく幼い声でアレンに問い掛けたのは団員の1人、セラ・マクレーン。アカリと同じく20歳という若さで二つ名を得た、黄金の旅団に相応しいメンバーである。「そうだね、二人共無事だと思うよ。何しろあの神速が護衛なんだから。友達ならもっと信じてあげよう」アレンは優しく微笑み返し、セラも頷く。セラにとっては唯一の同い歳。最年少の団員は他にもいるが、いつ何処へ行くにも一緒だったアカリの事が心配でならないのだろう。不安そうな顔を見せるが、アレンが頭を撫でてあげると照れた表情を見せてすぐに怒った表情になった。「もー!私ももう20歳なんですよ!団長は子供扱いしすぎです!」「ははは、ごめんよ。妹みたいな存在だからねセラは」身長も低く、礼儀も正しい。それに可愛らしいキャラであり、団員からは可愛がられていた。そんな彼女ももちろん黄金の旅団にいる以上は、かなり上位の能力を持つ。絶対防御。彼女の幼い見た目からは想像がつかない二つ名だが、力は本物だった。彼女の防御結界は誰にも破られない。これはアレンにも適用する。殲滅王と呼ばれる彼ですら一度も破れたことが無いほどの防御力を誇る彼女は次第に絶対防御と呼ばれるようになった。しかし、そんな彼女にも欠点はある。 戦闘能力が低いことだ。防御に特化している為、攻撃手段は乏しい。もちろん一般人相手なら簡単に勝てるだろうが、魔法を使える能力者との戦闘では勝てない程度の戦闘能力。今回の探索メンバーに入れたのは、圧倒的な防御力を活かした支援をしてもらう為。それにアレンは彼女がアカリの唯一の友達だと知っていたので、今回の探索に参加してもらった。「旦那、俺も探索メンバーに入れてもらって感謝します」そう言って横から声を掛けてくるのは、ゼンの兄貴分だったガイラ・ビクトール。轟龍の二つ名を持つ力こそ全て、の戦い方を好む男だ。
last updateHuling Na-update : 2025-02-18
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滅びゆく世界で⑥

探索に出て1時間。リサがいきなり立ち止まった。こんな時は大体魔物が近くにいる。気配に敏感なリサは真っ先に気づいたようだ。「リサ?もしかして魔物かい?」リサは無言で前方を指差す。前方の見えないくらいの距離に何かがいるようだと他の三人も警戒する。全員が臨戦態勢に入り、ゆっくり音を立てないよう進む。次第にシルエットが見えてきたが、2人いるようだ。1人は背の高い男らしき人物。その横には女のようなシルエットが見える。顔が見える所まで近付くと、向こうから声をかけてきた。「おい!アレンか!」聞き覚えのある声。「剣聖か!?」アレン達が走り寄ると剣聖とその横に1人の女性がいる。「ん?彼女は誰だい?」「ああ、この子は紫音。カナタくんのお姉さんだ」まさか彼方より姉が先に見つけられるとは思わなかったが、基地に戻ればいい報告ができるとアレン達の顔は綻んだ。「そうか、保護してくれていたんだね」「あの……初めまして。紫音と言います」「初めまして、ボクはアレン。カナタくんの師匠ってとこかな?」握手と必要最低限の挨拶だけ交わす。「紫音さん。まず最初に言っておくよ、カナタくんはボクらもまだ出会えていない」それを聞いた紫音はとても悲しそうな顔をする。「でも心配しなくてもいい。こうやって探索に出ているのもカナタくんを見つけるためなんだ」「ありがとうございます……!」涙を流しながら礼をする紫音だが、実際はアレン達と一緒に居てくれることを期待していた。「とりあえず一緒に来てくれるかな、カナタくんの護衛に付けていたアカリには落ち合う場所を伝えてある。今はそこを目指しているんだ」こうして4人から6人での行動となったが、剣聖が入ったおかげでより一層安全性は増した。紫音は守らなければならないが、それを加味しても有り余る戦力だ。「ここからは後5キ
last updateHuling Na-update : 2025-02-19
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滅びゆく世界で⑦

朽ちた机に割れた窓、積もった埃に散乱した食器類。明らかに人が立ち入っていない様子の部屋を見る限り1度もここへは来ていないようだった。「今夜はここで一夜を明かす。リサは外の警戒を、セラは家全体に結界を展開、ガイラは寝床の用意を。剣聖はそのまま紫音さんに付いていてあげてね」「ああ、そのつもりだ」各々準備に入り、手持ち無沙汰になってしまった紫音は携帯で何度も彼方に連絡をするが返事はない。日も落ち、静かな夜が来る。セラ達は3人で女性同士の会話を楽しんでいるようだ。リサは相変わらず相槌を打つくらいしかしてないようだが。ガイラは外の警戒中。アレンは剣聖と二人で向かい合っている。「あの後どうやって逃げたんだい?」「魔物が抜け出していた壁の隙間から外に出て逃げたんだがな……」「数日間はウロウロしてたんだろ?どうだった?街の様子は」「あまりいいとは言えないな……何処も戦争中のような悲惨な光景だ」魔物と魔族が溢れ出たせいで、世界は破滅へと近づいているようであった。「この国だけじゃないみたいだぞ、騒動は」「あーボクも携帯で確認したよ。世界中に散らばったみたいだからね魔物が」もはやこの世界は平和、という時代は終わったのかもしれない。「とりあえず直近の目標は、カナタくん達と合流。その後反撃にでるつもりだ」「しかし……この戦力では心許ない……」「ふふふ、秘策があるのさ。異世界ゲートまでたどり着いたらレイを元の世界に戻させる」「どういうことだ?」剣聖はまだ理解が出来ていないようで、訝しげな顔をする。 「連れて来ればいいのさ、戦力を」「なんだと?」「レイには雷神ゼノンを連れてきてもらう」「魔族をこちらに呼ぶのであれば同じことをすればいい……そう言う事か」「3人の英雄、そのうち
last updateHuling Na-update : 2025-02-20
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滅びゆく世界で⑧

――異世界ゲート対策会議室。日本の首脳陣達は頭を抱え今起こっている問題をどうするべきか、話し合っている。「佐藤首相、まずはこちらをご覧下さい」そう言って会議の進行を務めるテロ対策委員会のトップはスクリーン映像を映し出す。そこには見たこともない異形の生物が人々を襲っていた。中継で見た映像と同じく、人の形をした化け物もいる。「もういい、止めてくれ」吐き気を催す凄惨な光景に首相は映像から目を逸らす。「これが今日本で起きているテロです」「テロだと?こんなものがテロと言えるのか!!あれはなんなんだ!!見たこともない化け物ではないか!私の部下だって何人もやられたんだぞ!」机を叩き大声で叫ぶのは日本軍元帥、一条武。軍も総動員したが、戦果は得られず無駄に人員を失う事となってしまったせいか、落ち着いてはいられないようであった。「一条、少し落ち着きたまえ」「しかし首相、あれはもう我々の手には負えません」数十人の小隊が魔物一匹倒せれば御の字。それほどまでに戦力差がある。「まず、呼び方は統一しましょう。映像で超能力のような彼らが呼んでいた通り魔物、魔族と」「そもそも彼らは何者だ?魔物と魔族とやらに対抗できる力を持っていたが……」彼らとはアレン達の事を言っている。中継では彼らが主導となり、反撃していたように見えていた。「もう日本だけの話ではない。アメリカや中国、世界各国で同じような悲劇が起きている」首相の表情は厳しく、同じように会議に参加している者の全ては苦々しい顔をしていた。「これは人類と異世界からやって来たと思われる魔物や魔族との生存競争だ。世界各国に伝えろ、地球防衛軍を設立し奴らを根絶やしにすると」元帥は既に動いていたのか、補足を説明しだした。「アメリカとは既に協力体制に入っている。もはやこれまでのように国家機密などとは言ってられん。人類全ての武力をもって制圧する」「あの異世界ゲートを創り出した城ヶ崎彼方という男はいかがしますか?
last updateHuling Na-update : 2025-02-21
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滅びゆく世界で⑨

あの事件から一ヶ月。僕とアカリはある計画を進める為、瓦礫と化した街を歩いていた。魔法には無限の可能性がある。科学では辿り着けない未知の事象まで起こせてしまう。それに気付いた僕はある一つの仮説を思いつく。”時を戻す魔法”普通に考えれば、何を馬鹿なことをと言われるだろうが僕には魔法という未知の力がある。アレンさんからも言われていたが、僕には才能があるとのことだ。もしかすると時を戻すことも出来るのではないか……そう考えてしまった。アカリは、貴方のしたい事を止めるようなことはしない、と言ってくれた。だから僕達はアレンさん達と合流することを後に回し、目的の場所へと向かっている。「ここからは絶対に私から離れないで」目的地となる場所。それは終わりの始まり、異世界ゲートのある研究所だ。もちろん周りには魔族や魔物が蔓延っている。簡単にいけるとは思わないが、アカリいわく一瞬近づくだけならなんとかなるとのこと。魔族達に見つからないよう腰を落とし少しずつ異世界ゲートへと近付いて行く。奇跡的に異世界ゲートが見えるところまで見つからず近づくことができた。「カナタ、最後にもう一度だけ確認しておく」アカリがいつもより真剣な表情で僕を見つめる。「チャンスは一度だけ。異世界ゲートの側まで一瞬で近寄り私が結界を発動する。自慢じゃないけど私の結界だともって十秒。その時間で貴方は異世界ゲートに送り込んでいる魔神の魔力を使って魔法を発動」「ああ、失敗は許されない。」「正直……危険すぎる。時間に干渉するのは神の所業。人の身でその魔法は何が起こるか分からない。本当にいいの?」「構わない。元の世界に戻せるのなら僕の命なんてどうなってもいい」「そう……」一瞬悲しそうな顔を見せるがすぐにいつもの無表情に戻るアカリ。「ここまで協力してくれてありがとう。僕に何かあったら姉さんをよろ
last updateHuling Na-update : 2025-02-22
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滅びゆく世界で⑩

音は消え、真っ暗な視界。 魔法は成功したのか? 何もわからない、分かるのは今寝転んでいるだけだ。ゆっくり目を開けると、アカリが覗き込んでくる。「あ、起きた。ご飯用意したよ」 いつものアカリだ。 ここはどこだ? 何も分からない。ゆっくりと身体を起こし辺りを見渡す。 見覚えのある壁や机。 嫌な予感がするが、僕は平静を装いアカリに問いかけた。「アカリ、今は何月何日だ?」 何を言ってるのだ、というような顔をして首を傾げるが答えてくれた。 「今日は4月9日」絶望した。 時は確かに戻っている。 だが僕の望んだ時間ではなかった。 事故が起きたあとだ…… やはりいきなり初めての魔法、尚且つ誰も見たことないオリジナル魔法を使った弊害か、成功はしたが望み通りには行かなかったようだ。しかしまだ可能性はある。 時が戻ることは確認した。 次はもっと正確に時間を指定すれば問題はない。 そう思い、アカリに計画を話そうとするが、アカリの目線はずっとある一点を見ている。 表情も酷く動揺しているようだ。「どうした?」 「カナタ……貴方はいつ禁呪を使ったの……?」 禁呪?何を言っているか分からず、反応に困っているとアカリは話を続けた。「貴方の右眼が赤くなっている」 赤くなっているのがどうしたのだろうか。 充血することなんてよくある話だ。「充血じゃない。赤眼」 「……?意味がわからないぞ」 「禁呪を使った者は赤い眼になってしまう」 まさか時を戻す魔法は禁呪と呼ばれる危険なものだったのだろうか。 しかし赤い眼の何が悪いのか。 僕は元々命を懸けて魔法を使った。 赤い眼くらいは許容範囲だ。「違う……貴方は何も知らないからそんな気楽に考えている」 少し怒ったような声質に変わり、驚いていると胸ぐらを掴まれた。「いつだ!!いつ使った!!禁呪なんて誰に教わった!!!
last updateHuling Na-update : 2025-02-23
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滅びゆく世界で⑪

僕は取り返しのつかない事をしてしまったようだ。もし異世界に行ったとしても満足に魔法が使えない僕はお荷物でしかない。そして時を戻す魔法はもう二度と試すこともできなくなってしまった。「ごめん…………僕の早とちりで……」「大丈夫。どんな貴方であっても私が守るから」そう言って、涙を流す僕を静かに抱きしめてくれた。1時間はずっと抱き合っていただろうか。少し恥ずかしくなり、涙を拭っているとアカリは出立の準備をしだした。「どこに行くんだ?」「もうその手段は使えない以上、団長達と合流してゲートを奪い返すしかない」僕も準備をして玄関の扉に手をかける。「多分目を覆いたくなるような光景が広がってるだろうけど、行くしかない」「行こう、貴方は私が守るから安心していい」「ありがとう」微笑みそう言うと、初めてアカリは笑顔を見せてくれた。今まで見たことがなかったが、アカリの前で泣いたせいかかなり打ち解けられたようだった。隠れ家を出て、少し歩いていると聞こえるのは悲鳴と怒声。どこを見ても瓦礫と化したビルや家々。街の至る所で息をしていない人達が倒れている。目を逸らすわけにもいかず、ただ黙々と目的地へと向かって歩き続ける。たまに聞こえる助けてという悲鳴。それすら聞こえないフリをする。僕には誰かを助ける力も余裕もない。ただ今は姉さんの無事を確かめる事とアレンさん達とゲート奪還作戦を決行することだけ考える。「何人死んだんだろうな……」アカリは独り言のように呟く。それに何も返答はせず、ただひたすらに前だけを見る。アカリには言っていないが、既に計画はある。少なくとも僕の命と引き換えに時を戻せる。こんな悲劇を生んだのは僕だ。だから後始末は僕がやる。ゲートまで近付ければ後は…&
last updateHuling Na-update : 2025-02-24
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再会①

無言のまま二人して歩く。そろそろ到着するはずだが、アカリは何も言わない。なんとも気まずい空気が流れているが、仕方ない。禁呪を使う、それは、異世界では異端認定されるほどの事らしい。禁呪を使う魔法使いもいるそうだが、その者は代償に寿命を削っているそうだ。そういった力の使い方をする者は魔人へとその身を堕とすらしい。魔人は討伐対象だ。だから、僕が異世界に行くのならそれなりの覚悟がいるだろう。そうならないことを祈るが。しばらく歩き続けていると、いきなりアカリが声を掛けてきた。「カナタ、もう着くよ」「ああ……やっと皆に会えるな」もう何年も会ってないような懐かしさが込み上がってくるが実際は一週間てとこだ。「……………………!」遠くから僕らが見えたのか複数人が何か大声で叫んでいる。近づくにつれ、何を言っていっているかわかった。黄金の旅団のセラだったかな?小さい女の子が駆け寄りながら叫んでいる。「アカリちゃーん!!!」「セラ……!」駆け寄りそのままアカリに抱きついている。無事でいてくれた、やっと会えたと喜びを身体で表現している。彼女はとても心優しい子なのだろう。「やっと……!やっと会えたよぉ〜!」アカリも心なしか表情が緩む。「ただいま」「あ、カナタさんも無事でよかったです!」握手を求めて来る。「ああ、セラちゃんも元気でよかったよ」アカリに抱きついて泣いて喜んでいた為その勢いで来るかと思った。まあ先程のように来られれば困っていただろうが、少し寂しい気もする。「彼方っっ!!!」毎日聞いていたこの声。まさかと思いセラから目線を上げると、姉さ
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再会②

家へと入るとあまり関わりのなかったメンバーがいた。「おおカナタ、ゼンが世話になったな……。お前とあまり関わりがなかったから覚えてないかもしれないが俺はガイラ。ゼンの兄貴分だ」「いえ……ゼンはしっかりと役目を果たしてくれました」「そうだな……俺も見てたがあいつはよくやってくれたよ。とにかくお前が無事で良かった」もう一人近づいてくるがこの女性は一度も話したことがない。「…………リサ」それだけ言うとまた元の場所へと戻っていった。無口なのかそれとも嫌われているのか……分からなかったが、横からセラが補足してくれた。「リサさんは無口なんですよ。だから誰が相手でもあんな感じです!」「そうなのか、良かった……のか?」全員が顔合わせを済ますとアレンさんが遂に僕の右眼のことを言及してきた。「カナタくん、その赤眼はなにかわかってるのかい?」口調は優しいが、明らかに怒気が含まれている。「はい……禁呪を使った証……ですよね?」「分かっているんだね。そもそもなぜ君が禁呪なんてものを使えたのかは置いとくとして。禁呪を使った者の代償は知っているのかい?」「はい。上級魔法以上は使うことができず、次に禁呪を使えば死に至る……とアカリから教えてもらいました」アレンさんは言葉を選ぶためか、一度目を瞑り少し考える素振りを見せた。 「アカリ、何故カナタくんが禁呪を使うことを許した?」「見てられなかったから……カナタの憔悴した姿を……」「なぜだ!!!!彼の魔法への未来は閉ざされたんだぞ!?もしも彼が異世界へ共に来る事を選べば茨の道になるのがわかっていたのか!?」「返す言葉もない&he
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再会③

困ったような顔でため息をつくアレンさん。「はぁ、そこまで言うのなら分かったよボクの負けだ。アカリはそのまま護衛を続行ってことでいこうか」「ありがとうございます!!」「ありがとう、カナタ……」アカリは少しだけ涙目だった。「いやーそれにしてもカナタくんがアカリに惹かれていたとは……陰ながら二人の事は応援させてもらうよ」「えっ!?」「ん?違うのかい?パートナーとして寄り添ってほしいって事じゃないのかい?」「あ、その、えと……」「彼方!お姉ちゃんも応援してるからね!アカリちゃんとも家族になりたいしね」アカリに好意を持っていたことが皆にバレてしまい少しからかわれたが、アカリは顔を俯かせている。「良かったねアカリちゃん!一目惚れって言ってたもんね!」何?一目惚れだと?アカリとセラに目を向け、驚いているとアカリの顔は少しずつ赤くなってくる。「う、うるさいうるさい!もう寝る!」アカリは怒って別の部屋へと逃げて行った。あれが照れ隠しというものか。少しだけ平和な日常を感じる事ができて皆の張り詰めていた心もほぐされたようだった。 ――――――仮の家屋で全員目を覚まし朝を迎えた。朝食を済ませ、僕ら8人でアレンさん達が隠れ家として使っているという場所に向かうこととなった。しかし、ここ最近魔族からの追手もないことが不安を募らせる。「もしかしたらもう僕らを見つけたかもしれない。でもこの戦力を見て逃げたかもね」ここにいる8人を改めて見てみると、殲滅王、剣聖、神速と強者しか居なかった。確かにこれほどの実力者が居るところに襲撃するなんて自殺行為でしかない。歩いていると姉さんに裾を引っ張られた。「ねぇ彼方。私も魔法使いたいんだけど」小声で耳打ちしてきた内容がそれか。「アレンさんに頼んでみようか、まあ姉さんに才能が
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