第4話

私の魂は肉体と一緒にここにやってきた。すぐに彼ら三人も駆けつけてきた。正当性を確保するためか、白衣の研究者が書類を取り出して父に渡した。

覗き込むと、それは遺体の自発的寄付の同意書だった。なんだか笑ってしまった。結構合法的じゃないか、私はこの家族が無法者になると思っていたのに。

署名が終わると、白衣の研究者は私の頭を解剖し始め、大脳を取り出す際、私は思わず近づいて見てしまった。まだ詳しく見る暇もなく、それは隣の機器に放り込まれた。

次に、三人にいくつかの接続器を渡した。「これをこめかみに装着すれば、同じ周波数に達し、寄付者の幼少期からの経験を知ることができる」

三人は待ちきれなく装着し、機器はすでに働き始めた。

今となってはもう興味がなくなっていた。自分の幼少期の経験をもう一度たどりたくはなかったが、不思議なことに彼らの脳を通して物事の進展を見られることができた。

ふと思ったのは、彼らがヤナギの本当の姿を知ったらどうなるのだろうか。

私を殺したことを少しでも後悔するのか？私に対して少しでも心を痛めるのだろうか？

記憶の抽出が始まった。私の子供の頃の思い出だった。とても不思議で、私自身も忘れていることがいくつかあった。

私は興味津々で見ていると、父がすでにイライラしていた。

「これは何だ！私は彼女の子供時代を見たくない！早くヤナギに関する記憶を見せてくれ！」

白衣の研究者は困った様子で、「記憶の抽出は順番通りで、検索することはできません。彼女が一番印象深いことを優先的に抽出することは可能です。」

翔一が椅子を叩いた。「早く切り替えて！ヤナギは最近出て行ったばかりだから、彼女ははっきり覚えているはずだ！」

白衣の研究者が設定を調整しているうちに、私は少しぼんやりしてきた。次の瞬間、一つの映像が映し出された。それは、私が家に戻って食事をして吐いた時のことだった。

両親に初めて会った時とても緊張していて、玄関を入ってからずっと気を使っていた。食卓では目の前のおかずだけを取っていた。

ヤナギは母よりも早く、私にいくつかのきのこを取ってくれた。私はきのこにアレルギーがあるので断ろうとしたその時、彼女の甘い声が耳元で囁いた。

「お姉ちゃん、食べないの？お母さんがせっかく手作りしてくれたのに、失礼じゃない？」

母の少し不満そうな視線を感じながら、結