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第8話

直樹は私が想像していた以上に優しかった。

この一週間は私にとって、最高の時間だった。

贅沢な体験と自由で奔放な愛を味わった。

ベッドやソファ、デッキ、ビーチで、私たちの汗が交じり合った。

彼は本当に素晴らしく体力も抜群だった。

時には少し派手に遊ぶこともあったが、私の気持ちを大切にしてくれた。

あとたった半日で7日間が終わるなんて、少し名残惜しい。

直樹は私の腰を抱き寄せ、耳たぶを優しく噛んだ。

「何を考えているの?」

「太陽が沈みそうで、美しいね」

海辺の夕焼けが空を染め、華やかで、すごく美しかった。

この素晴らしい思い出も、ひょっとしたら特別なものなのかもしれない。

「お前もとても美しいだ」

直樹は私の首にキスをした。

「一週間、一緒にいてくれてありがとう」

私は振り向き彼の首を抱き寄せ、熱烈にキスを返した。

直樹は再び私を抱き上げ、部屋に戻った。
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