第4話

僕はママと一緒に外に出て、お墓を選んだ。

ママが僕に選んでくれた場所は、高い山の上にあり、遠くには遊園地が見えて、大きな観覧車がゆっくりと回っていた。

その時、「支配人」と呼ばれる男性が、ママに署名を求めて紙を持ってきた時、ママは突然アパートの管理人から電話を受けた。誰かが家に強引に侵入したと言う。

ママは急いでタクシーに乗り込んだ。管理人と警備員の数人は背が高く、がっしりとしたボディーガードに囲まれて身動きが取れなかった。

部屋の中から、パパの怒りの声が聞こえてきた。「これだけの部屋があって、見つからないなんて！」

ママは慌てて家に入った。「あなたたち、何をしているの？」

パパは眉をひそめ、ポケットに手を入れて、嫌悪感を込めてママを一瞥した。「ちょうどいいところに来た。悠真を出せ。静に謝らせるんだ」

ママは信じられないような顔でパパを見た。「安藤健一、悠真がアレルギーになるサクランボを吐き出しただけで、まだそのことで怒ってるの？彼はあなたの息子よ！」

パパは手を振って言った。「俺はあんな息子いらない。くそガキが人を殺そうとするなんて！捕まえたら、ぶっ殺してやる！」

僕は大声で反論した。「僕じゃない！」

僕はまだ小さいけど、悪いことをするのは悪い人だってわかっている。僕は悪い人じゃない！でもパパには僕の声が届かない。

ママは怒りに任せてパパに近づき、彼を殴ろうとした。「何を言ってるの！悠真はまだ小さいのに、どうやって人を殺そうとすることができるっていうの？」

その言葉はまるでパパにヒントを与えたかのように、彼はママを指さして言った。「その通りだ。静に硫酸をかけるなんてひどいアイデア、きっとお前が背後で指示したんだろう。じゃなきゃ、あんな悠真がどうやって硫酸を手に入れるんだ！」

ママは怒りで玄関にあった装飾用の花瓶を掴み、「硫酸？いつ？どこで？証拠はあるの？もし息子を中傷するなら、あなたと一緒に死んでもいいわ！」と叫んだ。

「昨日の午前、静がショッピングモールで買い物しているときに、ある子供が硫酸をかけた。その子供の身長や見た目、さらには着ていた服も、パーティーの時に悠真が着ていたものと全く同じだ。モールの監視カメラが全てを捉えている！」とパパは自信満々に言い、携帯を取り出してその映像をママに見せた。

僕は背伸びをしてママと一緒にその動画を見た。映像には、パパの言う通