私の死に場所まで奪った愛
大富豪の両親は全国的に有名な慈善家。300円以上の出費をするたびに、彼らに許可を求めなければならない。
癌の末期だと診断された日、2000円を申請したが、3時間も罵られた。
「若者に病気なんてありえないだろ。金が欲しいならもっとまともな理由を考えたらどうだ」
「2000円あれば貧しい地域の子どもたちがどれだけ暮らせるかわかってるのか?妹の方がよっぽど分別があるよ!」
病に侵された体を引きずりながら、数キロ歩いて地下の狭い部屋に戻った。
でも、商業施設の大型スクリーンには、両親が養子の妹のために巨額を投じてディズニーランドを貸し切った様子が映し出されていた。
堪えていた涙がついにこぼれ落ちた。
2000円では化学療法1回分にも足りない。ただ、新しい服を買って、少しでも見苦しくない姿で死にたかっただけだった。
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