裏切りの家
娘が生まれてから、夫はすぐに地方へ長期出張に行ってしまった。
それ以来、義両親の態度は一変し、以前の喜びが嘘のように消え去った。
義母は娘を一度も抱こうとせず、いつも険しい表情で娘をじっと見ていた。
そんなある日、義父が珍しく娘を遊びに連れて行くと言い出した。
「やっとうまく行けるか」と思ったのも束の間、帰ってきた義父は私を足で蹴り倒した。
「このクソ女!俺の息子を裏切って男と遊んでたのか!ぶっ殺してやる!」
「この下品な女め、こいつの娘も一緒に叩きのめしてやる!」
床に散らばった親子鑑定報告書と義父の歪んだ顔を見ながら、私は前もって準備していた写真を取り出した。
そこには白昼堂々、義母と見知らぬ男が絡み合う姿が写っていた。
「どっちが本当の『下品な女』なのか、よーく見てください」
186 DibacaCompleted