義妹からの致命的な哺乳瓶
息子のお食い初めの日、普段からケチな義妹が、なんと有名ブランドの哺乳瓶をプレゼントしてくれた。
だけど、私はそれをすぐ隣家の特殊遺伝子の男児に渡してしまった。
前世の私は、その哺乳瓶を喜んで受け取り、毎日毎晩、息子の授乳に使っていた。
ところが、まさかの一ヶ月後、深夜に息子が突然心臓発作を起こし、私の腕の中でそのまま息絶えてしまった。
さらに奇妙だったのは、息子が亡くなった翌日、生まれつき病弱で、保育器で観察を受けていた義妹の子が無事に退院したことだ。
息子を失った私は、精神的に崩壊し、毎日涙に暮れる日々を送った。
そんな私に、夫は「お前は不幸を招く女だ」と罵り、離婚を要求してきた上に、私は彼に財産分与すら拒否された。
私が離婚を拒むと、夫は義妹と結託して私を殴り殺したのだ。
死後に初めて知ったのは、義妹が夫の実の妹ではなく、姑が夫の嫁にするために養女として迎えた存在だったということ。そう、私を殺したのは彼ら二人だった。
そして次に目を覚ましたとき、私は義妹が哺乳瓶を持ってきたあの日に戻っていたのだ。
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