飢え死にした後、パパとママは後悔した。
祐希
羽山おばさんは私をソファに縛り付けて、パパと一緒にバレンタインデーを過ごしに出かけた。
私は3回電話をかけた。
「羽山おばさん、早く縛りを解いて、宗也、苦しい」
羽山おばさんはパパとママを引き離すのに忙しくて、「もう少し我慢しなさい」と言った。
「パパ、お願いだから帰ってきて、宗也にご飯を作って。お腹が空いてる」
パパは妻を追いかけていて、お金を送ってきたけど、「自分でなんとかしなさい」と言った。
「ママ、もう死にそう。お願いだから一度だけでも顔を見に帰ってきて......」
ママの冷たい声が響いた。
「もう羽山をママって呼んでるんじゃないの?」
ガチャ、電話が切れた。
私は臭い排泄物の中で飢え死にした。
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