2012年前後だったと思う「七海 僕の可愛い七海 クリスマスのギフト」「まあ、ありがとう ダンケシエーン」くすんだ金の髪、翠色を帯びたグレーの瞳 なんと私の夫だったりするの出会ったのは観光で訪れたドイツのクリスマーケットの‥有料トイレ前雪の降る中で大きな広場で開催された素敵なマーケット出店も丸太作りで愛らしい 当然街には沢山のクリスマスの為の飾り出店で売っていたのはお菓子のレープクヘンやら蜂蜜の飴玉とか綺麗な細工の蝋燭や小物に 香辛料入りの甘いスパイスの効いたホットワイン 子供向けには暖かい葡萄のジュース 軽食に大きなソーセージとか向こう側でチャリテイの為に聖歌隊の子供達が謡っている。「店ならトイレが‥ああ、遠い 持たない」私は慌てていたの「あ、広場の有料トイレ あああああ!小銭がない 駅の改札口タイプだから係の人もいないわあ」悲鳴を上げる寸前で震えていたら 彼が来たの「お嬢さん お困りかな?」彼の言葉に涙ぐみながら頷く私何も言わず彼は私にトイレに入る為のコインを手渡したそれが今の夫、彼との出会い日本語が話せたのは 彼が日本のアニメやゲームにはまっていたからそれから文通やらメールとかやり取りが始まってアキバでのデートとかそうして私は暖炉の傍でシュとレインを彼と一緒に食べている後でターキーとか沢山のクリスマスのご馳走を食べる予定なの暖かな暖炉の炎が優しく私達を照らしていたのでした
Last Updated : 2025-03-24 Read more