All Chapters of 白銀のケンタウロス: Chapter 31 - Chapter 40

47 Chapters

此処は…過去の時間の世界 子供時代のエイルとアーシュ

時間の扉を超えた先は花畑に…あ、何か置いてある、ピクニックの荷物、果実に飲み物に美味しそうな食べ物が沢山?果物を包んでるのは、新聞だぁ! この記事に書れてる月日…年は…西の国のお山の噴火て…?確か10年以上前に噴火があった事だよね。新聞では、一年前て書いてある。それに 新聞の書かれてる年は…日付は10年以上前!「おい!そこの!何をしているんだ!」振り返るとそこには…アーシュが立っていた。「え!まさか!」アーシュさああん!と声をかけようとして動きが止まる。「あ!可愛い!ワン子さんだ!」嬉しそうな小さな子供の声オッドアイの左右違う色の瞳に短い、ふわふわとした金色の髪の男の子いえ、男の子のような元気な5、6歳の女の子(のはず…?)10年前のまだ幼い子供のエイルさんがそこに立っていた。え!そうか! 確かアーシュさんの本当の年齢は 二十歳前後だって言ってましたワン!魔法の薬のせいで 記憶をなくして 子供の姿に戻ってしまった…て…じゃあ、そばにいるのは過去の…本当の子供時代のアーシュさん!・・・・・!あ、今のアーシュさんより…少し下かな? 12歳ぐらい?ワン「どうしたの?何を騒いでるの?」「リアン兄さま!」声をかけたのは 肩より少し長めの淡い金の髪を一つにたばねた14歳前後の少年あれって!リアンさん!ワン!アーシュさんの方は片方の眉を少し上げ リアンさんを少し、やぶ睨みがちに見ている…あ、横向いた。 リアンさんの事が気にいらないみたいワンワンまあ、将来はエイルさんを巡って恋のライバル??だもんなワンこの場合は…「はじめましてワン…み…道に迷ってしまいましたワン!魔法使いの弟子のワン子といいますワン!」「ワン子さん、僕達ね…お城から 花畑に遊びに来たの」「エイルだよ」それから簡単な自己紹介。 黒髪の少年(過去の子供時代のアーシュさん)に手をかざし「こちらはアーシュ…隣の国から来たのそれから、リアン兄さま!」淡い金の髪に淡いブルーの優しそうな瞳の少年を指さす二人よりも少しお兄さん「リアンだよ、ワン子くん…エイルの親戚なんだ」アーシュはこちらをチラリと見て後は無視。「はあ、最初会った時もそうだった…人見知り激しいから…ワン」「ぴぴ!」 エイルさんのすぐ後ろから小鳥の声! 「あ!この子、さっきね 森で会った
last updateLast Updated : 2025-02-11
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過去の時間の世界……アーシュの処刑の可能性と再会

再会、アーシュの処刑の可能性……?驚きの事情を知るワン子…。◆ ◆ ◆「リアンさま!」騎乗の騎士が呼びかける。「そろそろ、お城にお戻りください」その言葉に頷く少年のリアン「ワン子くん、道に迷って大変だろう?明日誰かに送らせるから、今晩はお城においでよ」リアンの言葉「え!」「ピッツ!」小鳥のエイルさんも、そうしたら‥と鳴く一頭にはリアンさんとエイルさん、もう一頭にはアーシュさん鎧のケンタウロスの一人が私の背に乗れと合図する。ん、香水?香水の匂い…女性のケンタウロス?小声で女性のケンタウロスが話しかけてきた。「20年ぶりじゃないか? 時の扉を超えて 時間を旅したのか?じゃないと、時間的にあわない」ハッ!とするワン子この声! この声は!!「ひさしぶりだな、ワン子、元気だったか?」背に乗ったワン子に振り返った兜の下のその顔はレグルスさん!!「レグルスさんですかワン!」「ケンタウロスは長寿でな、まあ女性には年は尋ねるなよ」驚き声も出ないワン子と小鳥さんになったエイル。「女性の年齢は秘密だ」いたずらっ子のような笑顔を見せる白馬のケンタウロス、レグルス「どうして此処に…?とは聞かないのか?ワン子」ハッとして「は、はい!どうしてですか!ワン」「あれからしばらくは、皆で楽しく暮らしてたよ」「でも、大きな戦いや疫病 それに一年前の火山の爆発で仲間の多くは死滅した」固い表情のレグルス「生き残りのほとんどはこの国・・白の国の雇われ戦士として暮らして」チラリと別の馬の背に騎乗したアーシュに目をやる。「城に来て彼アーシュ殿に会って驚いた」「彼自身、アーシュ殿はまだ、過去の私には時間的には会っていない事はすぐ理解した」「もう一つ、何故 彼があれほどの炎の魔法の使い手だったのかは 得心いったよ予言の次世代だったとはね」微笑するレグルス「本来なら,明日にでも…」「人質として処刑されて殺されてしまう運命のはずだったのに」「よほどの強運の持ち主なのだな」「おそらく無事に生き延びて時間の旅で20年前の私と出会う‥とはな」「処刑?」「ええっ!処刑!アーシュさんが!」「そりゃ!目つきは悪いし 強引だし 性格にも問題ありますがワン」 「処刑て‥まだ子供のアーシュさんが何か悪い事したですか!ワンワン!」驚きのあまり、ワン子は半ばパニック
last updateLast Updated : 2025-02-12
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過去の時間で起こった戦争…過去と未来の戦の輪舞曲

「見せしめで処刑!」「ああ」 「だからだろうね 彼、アーシュ殿はあまり、周りと関わらないようにしてるじゃないか?」 「咎められる事はないだろうが 深入りしていたら、周りも罰を受けかねんからな」その事実に 絶句して、まっ青になるワン子「ぴぴぴ!☆」小鳥さんのエイルさんが何かを告げたくて鳴いた。ハッ!として小鳥さんを見るワン子 小鳥さん 微笑んでいる。 「え、ええっと・・」「ぴぴぴ!」明るく鳴く小鳥さん。 「だ、大丈夫なんですねワンワン! アーシュさん大丈夫なんですね☆」ほっとするワン子「ピイー♪ そうだよ ワン子さん安心して♪」10年後のエイルさんはそう言っている。「ハッ!そうだったワン!」僕は骨の野原ではぐれるまで‥子供の姿になってしまっているけど 10年後のアーシュさんと一緒にいたんだワンワン♪ そうだ!ワン子は10年前に起こった歴史の事を聞いていた。 確かに一度 お隣の白の国と黒の国は和平を結んでたんだワン! それから黒の国は一度、王様達もろとも北の国に滅ぼされて…! 黒の貴族や生きの延びた王族さん達が 再び国を取り返して、再び国は繁栄するワン! 本来なら、和平を結びその動きを知っていた 白の国が警告や助けにいくはず…だったのに! 見捨ててしまって、しかも巨人族と  裏で手を結んでたらしい!と公然の秘密だったワン!数年前に今度は北の巨人族の国が…今度は白の国を襲うワンワン! 迎え撃つ白の国の軍隊は裏をかかれ 北の巨人族の大軍が白の国の都を襲うワンワン!で…風前の灯の白の国を救ったのは なんと!長年の仇敵で一度裏切られてしまったはずの黒の国の軍隊だったらしい!はあはあ…ぜいぜい ワン子の頭では難しいすぎて、もう頭…ぐるぐるしちゃう…ワン。んで…再び白の国と黒の国は再び仲良くなりました。 一応 平和な時代 というのが…現在のワン子達が住む世界の状況
last updateLast Updated : 2025-02-12
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裏事情と白の国の城でチェス〜過去と未来の戦の輪舞曲

それが 最近の御話 実は裏事情があって…。黒の国の今の王様が白の国の王女さまにラブラブしててつまり…恋してて、そんで周りの猛反対を無視して助けに行った!というのが本当の本当の…裏話らしい。恋の力て…すごい!「くしゅうん!」 「ごほん!」 「くしゅ!」 何故だか 小鳥のエイルさん 子供のエイルさん 更に子供のアーシュさんまで同時にくしゅん!…って…。あれ?でも…どこで今の黒の王様ってば 白の国の王女さまに出会ったでしょうねワン?黒の王様や白の国の王女様って、一体どんな人達なのかな?ワン・・・ワン子はアーシュが黒の王でエイルが恋の相手、白の王女だというのを全然、知らないお城に着き、門の所で「じゃあ!またなワン子! 私はこれから友人と酒の約束があるからな」ケンタウロスのレグルスさん「もう一人のアーシュ…彼に会ったら、今度こそ、絶品の食事を楽しみにしてる!と伝えてくれよ」軽く手を振りながら、レグルスさんは立ち去った。「はい、です!ワン、ワン♪」 二人の後を追い 後ろからついてゆくワン子そこに後ろから声をかけられる「ワン子さん」白い光に包まれた17歳前後の少女の姿のエイルさんの精神体が立っていた「エイルさん…ワン、ワン!!」「お願いがあるの…ワン子さん」「?」「実は…」エイルが事情を話し出すその後、食事も終えて 今度はアーシュさんの御部屋でエイルさん(子供時代のエイルさんとアーシュさんのチエスの勝負頂いたお菓子をほおばりながら 見守るワン子ううう!アーシュさん結構強い。 「また負けた…くすん」エイル、ぱたっとテーブルに倒れこむ「がんばって、修行だな」と一言アーシュ 「ううう!」エイルさん 次回にチャレンジだ!ワン、ワン「間もなく、子供は寝る時間…部屋に帰れよエイル」「うん、でも、僕のお部屋は遠くて、アーシュのお部屋からだと30分以上かかるだけど」そうだ、ここ大きなお城だ…もんね、すごく広いだよね、ワン。すごく大きなホテルと一緒だもんねワン。ここは、大きさからいえば ホテルの建物が3つ4つ入ってしまうもんワン、ワン沢山の他の高い位の貴族の人達とか住んでるし街の警備をする人達離れの建物には軍隊の兵士さん達も住んでるみたい、ワン街の政治をする建物も城の中の右手にあったワン!「駄目」冷たく一言 ア
last updateLast Updated : 2025-02-13
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リアンとアーシュ〜過去と未来の戦の輪舞曲

お部屋に戻ると部屋の前でリアンさんが立っていた。「エイル」 「どうしたの?リアン兄さま」「あ、ああ…ちょっと‥ね、白の国の王宮から知らせがあって‥」「たいした事じゃないよエイル」 言葉とは裏腹…目が動揺の色を隠せません。リアンさん ワン!ワン子は事情を知っているワンがちゃん!うあああ! 遠くから悲鳴やどよめき!物が壊れる大きな音「何! どうしたの!」見回りの兵士の一人が走ってきて「リアンさま!エイルさま!部屋に入ってください」「黒の国の兵士が‥!」ハッして 慌てて言葉を濁す見張りの白の国の兵士。「いえ、あの盗賊のようです、どうか部屋へ」「分かった」リアンが答えるエイルさんやワン子を先に部屋に入れると見張りの兵士にそっと、尋ねるリアン「先ほど、王宮からの知らせを聞いた」「白の国は 北の巨人族の軍隊の動きを知りながら、それを黒の国へは知らせず」「その為に巨人族の軍が黒の国の都や王宮を焼き払ったと…黒の国を治めてる王族は、ほぼ全滅…黒の国は滅んだ」「エイルの実の母親、黒の王子アーシュ殿と入れ代わりに黒の国に行った姫、彼女は黒の国の首都にいて、恐らく死んだらしい」「エイルが本当は人質だった、身代わりに彼女は…」「黒の国が滅び、黒の王族は…彼一人」「黒の国の兵士は…それを黒の国の王子である彼‥アーシュラン殿、アーシュ殿に知らせに来たのだろう?」「白の国は裏切った、その為に黒の国は滅んだ」「彼アーシュ殿は、このままでは敵の巨人族に引き渡されるか…処刑される」うなずく 見張りの白の国の兵士「エイルは部屋から出さないようにするから」ほんの数日前の出来事をリアンは思い出していた。「もし、俺が処刑される事になったら エイルには黙っていてくれるか?」「!」 「リアン殿、貴方は知ってるはずだ、運が悪ければ明日にでも俺は処刑されるかも知れない」無表情で淡々と話すアーシュ「なんとか、知らせずに…」リアンは沈黙して、アーシュの話を聞いている。「それから、俺は事情があって、黒の国へ戻ったとでも、別の場所に行った…とでも、言ってくれないか?」「エイルを悲しませたくない」 「ただ、幼い頃にあった思い出話で覚えててくれれば…それでいいから」「随分と悲しい事ばかり言うだね、本当にそれで、良いのかい?」リアンはアーシュを優しく見つめながら
last updateLast Updated : 2025-02-13
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処刑からのエスケープ〜過去と未来の輪舞曲

その頃急を密かに知らせた黒の国の兵士 瀕死の兵士がアーシュの部屋で息絶えていたのだった。黒の国が白の国の裏切りで滅んだ事、黒の国の王都陥落の知らせ王族はほぼ殺害され 異母妹の王女は行方不明、殺害された可能性が高い黒の王族の生き残りはアーシュのみそうして、廊下には見張りの兵士の死体が転がり、すぐ傍にはアーシュの部屋アーシュの部屋に忍び込んだのは息も絶え絶えの血まみれの兵士が一人アーシュの故郷である黒の国の兵士彼は、黒の国が敵である巨人族に襲われた事と王宮が陥落した事をアーシュに伝えて、息絶えた。死んだ兵士、彼にそっと、部屋の白いシーツをかぶせ思い悩んだ後「本来なら俺は捨て石 人族の側室の子 俺は処刑されていたな 黒の王で王妃の子 跡継ぎの王女、王子達が生き残るはずだったから」アーシュの独白淡い恋心…正妃 寵姫の息子として憎まれてしまった相手、極上の美貌の王妃慕ってくれた美しい異母妹の王女、彼女が女王になるはずだった 幼い異母弟、無関心な冷淡な父王だが…今は…「もし、もしも、運命が味方して、生き延びる事が出来たなら」再び呟きアーシュは わずかばかりの荷物をまとめ部屋の奥に隠していた短めの剣ショートソードを手に取り 部屋の扉を開いた。アーシュは…振り返り部屋の中のテーブルの上のチエス盤にエイルが先程まで座っていた椅子を眺め とても不思議な思いで、感慨深げに ほんの少しだけ見つめてそうして、今度は振り返りもせず 部屋を出ていった。
last updateLast Updated : 2025-02-13
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少年のリアンとワン子と二人のエイル

エイルの部屋ではリアンが琴を演奏していた。 暖かなミルクがたっぷりと入ったココアが鼻腔をくすぐる。 「美味しいね☆ワン子さん うふ」「そうですねワンワン!」  でもワン子は 内心オロオロしていた と言うのも先程エイルさん実は17歳の現在のエイルさんの頼まれ事を思い出していたワンワン。 「あの子供時代のあの時、僕…いえ、私ね…心配するリアン兄さまに引き止められて」  「アーシュに会えなかったの、あの日の夜」「アーシュはお城から抜け出して  それから十年近い時間がたつまで…ずっと、会えなかった」「それにお城から抜け出す時に  見張りの兵士に襲われて大怪我をしたらしいの!」 「もし 城から抜け出せなかったら、アーシュは処刑されてらしいだけど」 「せめて アーシュが怪我などしないように  子供時代の僕が守ってあげたい!」「僕がいれば、見張りの兵士はアーシュには手を出せないだろうし」「あの晩もう、一度だけ 子供時代の僕‥いえ、私にアーシュに会わせてあげたい」17歳のエイルさんの言葉を思い出しながら作戦を練るワン子 で・・作戦開始! 「あ!」ワン子はわざとココアをこぼした!   「ああ!大変 タオルは‥あれ?どこだろう?」 「隣の部屋に予備があったから 僕が取ってくるね」  エイルさん扉を開けようとしたエイルさんに 「エイル!」「どうしたの?リアン兄さま」 「まだ、盗賊がうろうろしてるかも知れないから・・部屋から出ちゃ危ないよエイル」めっ!と軽くエイルさんを諭し  それから安心させるように微笑むリアン 「タオルの代わりの布が何かあったよね ハンカチを貸してごらん」僕の頭の上の小鳥 エイルさんが飛び立ち びっくりしたように部屋をグルグルと回る。 「え!どうしたの!小鳥さん!」と子供時代のエイル 驚いて様子を見てるリアン それから小鳥さんはリアンさんの顔にアタック! 「うああ!」驚いたふりして!部屋にあった大きな飾りの壷に手をやり手が滑ったふりして それをリアンさんの方に転がす ワン子あ、案の定 壷にリアンさんは足を取られ転がった。狙い?通り目を回してるリアンさんごめんね、リアンさん   すごく~アーシュさんなんかより(おい!ワン子そこまで言うか!) 良い人なのに、すごく良い人なのに……あう…ワンワン
last updateLast Updated : 2025-02-13
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アーシュの逃亡と木の上の少年、もう一人の自分

小鳥さんが こっちと誘導する! 「あ!あの!あの!誰かいます、ワン……見張りの兵士さんみたいでした!」「兵士さんにお願いしてお医者さまを呼んでもらいましょう」そう言ってワン子は…もう一人の子供時代のエイルさんを誘導部屋の角 廊下のコーナーを曲がるとそこには見張りの兵士 ケンタウロスの兵士に今にも槍で突かれそうなアーシュさんがいた!「危ない!アーシュさん」ワン子の声に 危うく避けるアーシュさん そうかワン! 17歳のエイルさんが言ってのは‥この事だった…だねワンだが!次の一撃が来た! アーシュさんに向かう槍の攻撃!カアアアアン!カキン!武器同士がぶつかり合う!大きな音横からもう一人のケンタウロスの戦士が現れた!アーシュさんに放たれた槍の攻撃を戦士の持つ槍で払う!「おい! 駄目だろうが!…その者は大事な黒の国からの人質、預かりもの!」「まだ処刑とは…殺すと決まったわけではあるまいが!」女性の声!ケンタウロスのレグルスさんだった。「同じことでしょう!レグルスさま!」「既に黒の国は滅んだ! その者の運命は決まったも同然!」血気にはやる もう一人のケンタウロスの戦士。「何故!かばうのです!どれだけの多くの仲間のケンタウロスが…黒の国の輩(やから)に殺されたと思っているのですか!」「レグルスさま、こ奴を生かしておけば 必ずや因縁の種になりますぞ!絶たねば危険です」「ふん!私はまだ…美味な魚料理を食ってないんだ」ぽつり、呟くレグルス「はい?」怪訝な顔をするケンタウロスの兵士「いや、なんでもない、おい!そこの!魔法使いの弟子だったな、ワン子!」「何か軽めの魔法の呪文でも唱えて」「血気にはやってる奴の頭が冷えるまで、殺さない程度にやっけてくれないか?」「すまんが、私だとつい手加減なしで、殺してしまいそうだ」レグルスの一言「ああ!ハイです、ワン、ワン!」「ネコの手え〜!」 ワン子の償還魔法 空中から巨大なネコの手が現れ魔法のネコの手がケンタウロスの戦士を撃つ というより頭に直撃☆! ゴイインンあ、ああ、気を失った、ワン!「ふふん! まあ!こんなもんでしょう!大活躍!」得意になるワン子。「アーシュ」エイルに呼びかけられてはっ!とするアーシュ「俺は大丈夫だから、エイル!お前は部屋に戻れ!」その言葉に首を振るエイル
last updateLast Updated : 2025-02-13
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ワン子のエスケープなのです そうして

過去の時間の中、過去のアーシュ、自分が城から逃げ…逃亡しているのを木の上で見ていた未来、今のアーシュそして、ワン子の方は……?◆ ◆ ◆ワン子さんはレグルスさんにこってりと絞られ(どうやら、昔の数十年前の魚料理を食べ損ねた恨みらしいワン(汗))牢屋に入れられたワン ああ,涙 ワン暗い牢屋の中で シクシクと泣いていたら……あ,あれ!小鳥さんの姿のエイルさんがやって来ましたワン。小鳥さんがゆっくりと淡い白い光を放ち 人型を取る「え、エイルさん!ワン」そこには透ける身体の精神体の17歳の姿の綺麗な少女のエルトニアことエイルが立っていた。「有難うワン子さん」嬉しそうなエイル 「でも、ごめんね、牢屋に入れられてしまったね」表情を曇らせる。「だ、大丈夫ですワン!きっと、きっと!なんとかなりますワン☆」明るく宣言する!ワン子(でも、多分・確証はない☆)顔をかたむけ、静かに優しく微笑むエイルさん白い光は大きくなって、小鳥さんは白い宝玉に変身、変化した。いつの間にか、エイルさんの部屋に置き忘れてたはずなのに皮袋がポンとワン子の横に皮袋から 宙を浮かんで出てきたオルゴールは音楽を奏でながら,ゆっくりと開き、前の魚から変化した時と同じように白い宝玉は呼ばれるように、ふわり・・と浮かんでオルゴールの中に納まった。わん子はオルゴールを皮袋にしまうワン。そして、次には…?カチリ!扉を開ける音!「ワン子出るんだ!」とレグルスが慌てているように言う。「少しまずい事になった、思ったより状況が良くなくてな…ワン子 お前が黒の国の間者スパイと思われてる」「え!ワン!」 「お前、リアン殿を眠りの粉で眠らせただろう?」「えええっと!」 (心の中で バレちゃいましたワン☆)「後からエルトニア姫が きっと自分の指示でワン子に頼んだと言うとは思う そうしたら、絞られる程度で済むのだが」「それが間に合わないと…ワン子、お前は、まじで、本当にそれは、ひどく酷い拷問を受けるぞ!ワン子」という訳で‥「こっちだ ワン子 いいか、此処から逃げろ」レグルスさんに連れられてワン子は塀の小さな穴から逃出ですワン!「ワン子は街はわかるか?あちらの丘に灯があるだろう 街にフェアリー亭という あの店、フェアリー亭はそれは美味しい酒と食事の宿兼食事処の店があって
last updateLast Updated : 2025-02-13
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フェアリー亭の再会

ワン子は 可愛いフェアリー亭という酒場に入りましたワン! 二階に上がろうと階段に上がってゆくと「!」「ワン子か?」 フードを被った少年が声をかける。「アーシュさん! アーシュさんだああ!ワンワン!ねえ、大丈夫ですか? 味方の黒の国の兵士さん達とは会えましたか?ワンワン!」「何を言ってる?さっきの骨の野原で頭でも打ったのか?ワン子?」「え? じやあ! アーシュさんは・・今のアーシュさんなんですね☆ ワン」?? 顔をしかめるアーシュさん「すれ違った 俺にそっくりな過去の俺か?」その後、宿の部屋でくつろぎながら ハーブのお茶を飲んでますワン。「ふーん そうなのか?ワン子」「はいですワンワン」確かによくよく見てみると・・少しだけ今のアーシュさんの方が大きい。過去のアーシュさんは12歳前後、今のアーシュさんは13、14歳ぐらいそれにどこか張り詰めて無表情だった10年前のアーシュさんと比べて表情が豊かです‥ワンワン。つまり、明日にでも人身御供‥処刑されそう‥という状況なら あんな風になるのは、当たり前だよね・・ワン結構ハードな子供時代だったアーシュさんでも本人 薬のせいで記憶喪失になって覚えてない!て言ってましたけ・・ワン。「と・・なると 間違えられて捕まって、処刑されたら、大変だな!ここの世界のエイルは無事に会えたそうで、宝珠も確保したし」「早めに逃げ出さないと やばいかな」アーシュ
last updateLast Updated : 2025-02-13
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