白の王宮内、武官のリアンの部屋小型のハープ、キタラが置かれた部屋先程の白猫がいつの間にか入り込みにやーーん!白い可愛い猫が鳴く「あ!やっぱり そこにいた!」「居ました、ワン、ワン」ネコはリアンさんの楽器のすぐにいて、当たり前のように、まるで、居場所とばかり、くつろぎ始めた。ポンと勢いよく、テーブルに上がり、リアンさんの竪琴、キタラに白猫自身の自分の身体をすりすりさせている。「変だよね、この白い猫がハープに‥?」「僕の分身のはずなのに」「そうだ、此処は‥此処はリアン兄さんの部屋?」 「そうなのですか?ワン、ワン」「リアン兄さん!」「誰もいない、何処、兄さん、リアン兄さん?」「エイルさん、あのリアンさんなら先程、甲冑を身につけて、皆さんと城外へ出られましたワン?」ポロオーン…白猫が竪琴、キタラ、琴の弦に触れ、音が鳴る。琴…竪琴、キタラ、形見の竪琴、楽器…楽器…?演奏するリアン兄さん、あの方、エリンシア姫に演奏を習い名手になって…そうだ!右手 リアン兄さんの右手、右腕演奏する兄さんの右手!右腕!失われた右の腕!「ど、どうしたのですか?エイルさん、ワン」そうだ!今日,この時だった リアン兄さまが腕を無くす日、その激しい戦い!「ああ! 兄さん!リアン兄さまあ!!」まっ青になり、絶叫するエイル
Last Updated : 2025-03-20 Read more