第9話

柔順な裕子に慣れていた良洋は、彼女に言い返されたら受け入れられなかった。

「どうして素直じゃなくなったんだ？今までは演技だったのか？」

裕子は嘲笑いながら言った。「正直言って私は演技してたわ、でもあなたも演技をしていたんじゃない？」

「既婚者のくせに、私に従順であることを望むなんて、夢見てるのよ！」

良洋は彼女の顔を平手打ちした！

「私のお金を使うときは、既婚者だと気にしなかったじゃない

こんなに何度も遊んでおいて、今さら高貴ぶるつもり？

男に散々弄ばれた安い女、お前の夫が良くないから私に戻ってきたんだろう！

昔付き合っていたときにお前を手に入れられなかったから、今お前に興味があるんだ！」

裕子は腫れ上がった頬を撫でながら、憎しみに満ちた目で見つめた。

良洋、お前は奥さんの財産を相続しても、まだそのケチな性格は変わらないわね！

お金目当てじゃなかったら、お前みたいな男と遊ぶ気なんてないわ

今は新しい相手ができたの。もう縁を切るわ！」

そう言って、裕子は立ち去ろうとした。

良洋は彼女の髪をつかみ、壁に叩きつけた！

「この売女！俺をからかうつもりか？

俺が人をからかうのはいいが、俺をからかうやつには容赦しない！

忘れるな、お前は人を殺して、俺の家の裏庭に埋めたんだぞ！

俺が通報すれば、お前は死ぬことになる！」

良洋が本性を現したのを見て、裕子も負けじと言い返した。

「私が人を殺したって？お前こそ人殺しじゃないの？

紫穂はお前に虐待されて死んだのよ。遺体を処理してあげたのは私よ！

裏庭の大木の下に埋めたわ。まさか知らないとは言わせないわよ？

あなたの弱みも私が握っているのよ。これからは私に丁寧に接しなさい！」

裕子は得意げに笑った。

良洋は一瞬動揺したが、すぐに彼女を縛り上げ、心身ともに辱めた。

さらに、その様子を撮影して、彼女を支配する手段とした。

「俺を通報すれば、一緒に死ぬことになるぞ！」

私は傍らで拍手喝采した。犬同士の争い、激しければ激しいほど良い！

二人が争っている間に、私は会場のワインセラーにある最も高価なワインを全て床に投げつけた。

我が家の金をこの二匹の畜生に残すくらいなら、レストランのオーナーに稼がせた方がマシだ！

すぐに、二人の騒ぎは従業員の注意を引いた。

ウェイターがドアを開けると、会