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第 0328 話

到着したのはすでに12時半だった。朝ごはんが食べなかったのでお腹がペコペコになったが、契約は1時になっているため、今食べても間に合わないので、とりあえずパンを買っておいた。

瀬川秋辞は車を根本グループの下に止めて、向こう側のパン屋へ行こうと思って降りたところ、ビルから出てきた根本煜城を見かけた。

客を送り出した彼は、玄関で握手して別れた後、目を街に向けると、彼女を見つけた。

根本煜城はきょとんとして、彼女に向かって歩いてきた。「早いね」

「朝に用事を済ませて、そのまま来たの」

根本煜城は彼女が今日仕事があると思って、特別に契約の時間を昼に選した。「行こう、食べながら話そう、秘書に契約書を持って
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