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第8話 罪をなすりつける?

ずっと前から私は家族に瑠璃の芝居を見破ってもらいたかった。

これまで何度も亜衣と協力して瑠璃が本性を露わにし、家族の前でボロを出すように仕向けてきた。

しかし、彼女の芝居は完璧すぎた。今でも家族は彼女を宝物のように甘やかしている。

日曜日、久しぶりに家族全員が揃って食卓についていた。

私は食事中に問いかけた。「瑠璃はまだ会社の財務部でインターンをしているの?そんな重要なポジション、よそ者を任せるのは適切じゃないと思うけど」

成年してからも家族のひいきを受けている瑠璃は、会社でインターンとして働くように手配された。

普段は授業などで忙しい彼女だが、時折会社に行って手伝っていた。

いくつかの部署を転々とし、最終的に財務部で定着した。

しかし私は会社には何の役職も与えられなかった。

家族は私の性格を理由に、会社に損害を与えるのではないかと心配していたのだ。

その当時、私は瑠璃をとても大切にして、何も争わなかった。どんなに不公平な扱いをされても、彼らの言う通りにしていた。

だが、もうそんなことはできない。彼女は結局のところ他人だ。高瀬家の資産を彼女に荒らさせるわけにはいかない。

私の言葉を聞いた兄は、不機嫌そうに言った。「瑠璃はこの家の一員だ。よそ者だなんて何を言ってるんだ!」

瑠璃はまたしても、唇をかみしめて可哀想な表情を作り、緊張した様子で私を見た。そして、悲しそうに言った。「大丈夫だよ。私は実の娘じゃないんだから、お姉ちゃんが私を疑うのも当然よ」

「お姉ちゃんが私を信じられないなら、私は辞めるよ。そうすればお姉ちゃんも安心できるよね?」

まただ、また始まった。

私は心の中で怒りを抑えきれなかった。彼女はどうしてこうも芝居ばかりするのだろう?

でも家族は相変わらず彼女の芝居に騙されていた。

「瑠璃、姉さんの話なんて気にするな!」母は優しく瑠璃に料理を取り分け、彼女を慰めた。

「瑠璃は会社で頑張ってる。社員たちも彼女を褒めているよ。何を信じられないことがあるんだ!」父は真剣な顔をして言った。

いいわ、みんな彼女の味方なんだね?

「じゃあ、亜衣はどう?私は学業で忙しいし、会社にはまだたくさんのポジションがあるよね?亜衣もインターンをさせたら?」私は提案し
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