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第8話

「でも、彼女が姉にどう接していたか知ってる?

彼女は姉を金づるとして利用し、逆に姉を精神的に追い詰めていた。

あなたが彼女に姉の面倒を頼めば頼むほど、彼女は姉を取って代わろうという気持ちを強めていったのよ、わかる?」

私は俊介に責任を押し付けることが愚かだと分かっていた。

気持ちを落ち着けてから、ソファに座る目を真っ赤にした彼に言った。

「あなたの名義で彼女を呼び出して。姉が見える場所でね」

真希は豪華に着飾って、約束の場所にやってきた。

しかし、彼女を待っていたのは私だけだった。

「真希、人を弄ぶのは楽しい?」

私は姉が18歳の成人式で着ていたのと同じドレスを着ていた。

白いレースが私の肌をさらに白く引き立てていた。

真希の顔色もまた、同じく青白くなっていた。

「願美、何をするつもりなの?お願い、やめて!」

彼女は叫び声を上げ、足を上げてその場を去ろうとした。

私はゆっくりとポケットから録音機を取り出した。

「あの写真は全部、真希が私に渡してきたの。彼女はそれを拡散すれば、俊介が必ず願美を嫌うと言っていた」

真希を追い詰める証拠は揃っていた。彼女がどうやって言い逃れをするかは知らない。

「願美、警告しておくけど、下手なことはしない方がいい。もし私を殺せば、あなたの人生は終わりよ!」

私は彼女の顔に浮かんだ、歪んだ表情を見て、初めて恐怖の感情を目の当たりにした。

私は腰からナイフを取り出した。

「本当は使うつもりはなかったけど、あなたが私の興味をそそったんだ。

いい血は刀を育てるって聞いたことある?あなたの血で試してみるよ」

最初の一刀で、彼女の服を切り裂いた。

刃の鋭さに、彼女は恐怖で失禁してしまった。

「そんなみっともない姿で、ヤンキーを気取ってたの?

弱い者をいじめるのが好きだったみたいだけど、どう?」

私は狂ったように笑い声を上げた。

真希を無理やり姉の墓前に引きずり、彼女の額を墓石に叩きつけた。

血が噴き出し、止めどなく流れ続けた。

「見なさい。真の願美はあなたに殺されたんだよ」

私は彼女の髪を掴み、彼女に写真の中の人物と対峙させた。

「いやあああ、幽霊だ!幽霊だ!」

二つの同じ顔が、彼女にとって巨大なショックを与えたに違いない。

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