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第7話

数えきれないほどの夜、私は母の死が彼女にとっての解放であると自分に言い聞かせ、何とか慰めてきた。

だが、運命は残酷だった。私の唯一の姉もまた、こんなにも早く私を残していってしまったのだ。

私がかつて夢見ていた、熱烈で奔放な人生。

今では、私ひとり孤独に残されただけの役回りになってしまった……

「お前、何を言ってるんだ?お前の母親は精神を病んでいたのか?」

今まで黙っていた父が、ようやく何かを感じ取ったようだった。

「どうしてお前がそんなことを知っているんだ?長年、俺は母親の情報を全く手に入れることができなかったのに」

私は母との写真を取り出した。

「なぜなら、私は江所願だからよ。

小さい頃から、母と二人、狭くて窓もない物置の中で、差別され、軽蔑されながら生きてきた、父のいない娘よ

底辺で生きる人たちは、死んでも骨を埋める場所なんてない。ましてや、彼女たちの情報なんて手に入れることはできない」

私は何度も想像したことがある。もし父が浮気しなければ、私と姉はどうなっていただろうか。

私たちは幼い頃から仲良く一緒に過ごし、学生時代も結婚して子供ができるまでずっと互いに寄り添って生きていたかもしれない。

母は、私が街で見かけるような貴婦人たちのように、毎日ショッピングや美容に忙しく、油まみれの台所で何度も皿を洗うこともなく、真夜中に寒風の中で牛乳を配ることもなかっただろう……。

「私は彼女に、そしてこの家族に申し訳なかった。私があまりにも自分勝手だった……」

私の実の父親は、今、自分の胸を拳で打ちながらそう叫んでいた。

一晩で真っ白になった髪に、私は同情する気持ちが湧かなかった。

むしろ、この苦しみは私と母がこれまでに味わったものと比べたら、軽すぎるとさえ感じた。

俊介は私のために最高の弁護士を見つけてくれた。

「彼らには少なくとも10年は刑務所に入ってもらう」

彼の言葉だ。

中島泥棒猫が捕まる前に、彼女は自ら私のところに来て、全てを白状した。

刑期を少しでも減らすために、彼女は自分の罪を認めたかったのだ。

「あの写真は全部、真希が私に渡してきたの。彼女はそれを拡散すれば、俊介が必ず願美を嫌うと言っていた」

「それなら、なぜ彼女自身で写真を投稿せず、あなたに匿名で拡散させたの?」

これが私
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