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第 0604 話

作者: 水原信
「今回もまた目標が一致したのかしら?」

小春は穏やかな眼差しを浮かべながら言った。「もしかしたら、私たち前世では親友だったのかも。こんなに息が合うなんて」

海咲は微笑むだけで何も言わなかった。

「でも......海咲の状態が気になる」小春はさらに続けた。「本当に乗り越えられたの?」

彼女が指しているのは、最近話題になった一連の出来事のことだった。

美音と州平が一緒になり、海咲はその場から押し出されてしまった。

それは小春にとっても、非常に信じがたい出来事だった。

海咲は肩をすくめ、軽やかに言った。「仕事を成功させれば男が足りなくなることなんてないわ。人生の頂点に立てば、男なんて山ほど寄ってくる
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