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第 0513 話

作者: 水原信
話は終わると、州平の顔の表情は複雑で、顔色も見苦しかった。

海咲は彼女の話がどんなに情けなくてもかまわなかった。

一旦、彼女は離れたいと思ったら、彼が言ってもこの思いを変えないと決心したんだ。

彼女は振り向いて、また落ち着いてホテルを出ていた。

州平はその場に止まっていた。

海咲はホテルを出ると、心の重圧から解放されることになった。

州平を離れていくって、この選択こそ正しかっただろう。

彼は彼女を愛していると言ったが、彼の話には少し疑いがあった。

一人の男の愛を信じていて、今後もこの愛にもっと傷つけられただろう。

「葉野社長、追いかけますか」

木村清は州平がまたその場に止まっていることをみて、
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