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第2話

どう考えても変ま感じがする。

でも、確かに注意してあげたほうがいいかも。

翌日、玄関に飾ってある蓮の飾りと「欲望を抑えよう」と書かれている大きなステッカーを見て、

めっちゃ満足している。

母ちゃんが雇ってくれたリフォームチームはすぐ来てくれたが、ちょうど私も出張の予定があって。

工期を急がせるように職人さんにしっかりお願いした。早く住みたいので、夜通しで作業してもらえるよう、追加料金を支払った。

トイプードルさんが長い間私を困らせてくれたので、ちょっとしたプレゼントを贈らないとね。お礼だよお礼。

私、呆然とした。

なぜトイプードルさんが顧客の席に座っているのか、誰か説明してくれ!

まさか、うちのアニメ会社が協力してもらう声優の先生が、彼だったとは。

とんでもないことだ。

幸いにも彼は私のことが知らないから、さもなければうちの部門のビジネスが台無しになるかもしれない。

「こんにちは、私の名前は山水です。清水寺の水で、富士山の山こと山水です」

さすが有名な声優さん。自己紹介の声さえこんなに素敵で、ゆったりとした魅力があるなんて。

山水さんは国内で有名な声優として知られているんだが、オフラインのイベントには一切出席しないという。

彼が見た目があまりよくないからって、出演するのが恥ずかしいって言う人が多い。

でも、あの人たちが彼を見たら、絶対にそんなこと言わないと思う。

彼が公の場に出席しないことって本当によかった。そうでなければ、彼の人気が上がると、私たちの会社が彼と協力するチャンスを得られたはずがない。

彼の彼女さんが一晩中彼とあんなことに付き合うのも不思議じゃないんだよね。私だって毎日彼を家に隠してあんなことやそんなんことをやりたいくらいだ。

皮膚も綺麗だし、声もいいし、性格も良さそう。

うちの会社の変わったルールを受け入れられる人はほとんどいないから。

大石監督は、絶対私を非難したいって、私を呼んで署名させたかもしれないけど、彼は詳しく見もせずに署名したんだ。

利益を三七割で、予定のトラフィック量が達成された場合のみ、残金を支払うことになり、その上我々は納期を保証できない。

この条件に反論もせず、相談もしないなんて。

このような顧客に契約できるなんで、千年に一度のチャンスだ。

契約書を持って本社に戻るとき、信じられな
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