アレルギーで息子が窒息、私は薬を捨てた_
息子が誤ってピーナッツを口にしてしまい、重度のアレルギー反応を起こした。
私は家にあった抗アレルギー薬を全て捨ててしまい、さらに彼がかけた119を無情にも切った。
そしてその場で、彼の気道が腫れて呼吸困難に陥り、窒息していく様をただ見ているしかなかった。
前世、息子が呼吸が苦しくなった時、私はすぐに車を走らせて病院へ連れて行った。
緊急処置が施され、息子の命は救われた。
必死の救命処置の末、なんとか彼の命は助かった。
ほっと胸を撫で下ろしたその直後――姑が怒鳴り込んできた。
「あんた、人間じゃないわ!この子をこんな目に遭わせるなんて!」
私は慌てて息子が無事だと説明しようとした。
でも、その瞬間、医者が差し出した診断書を見て驚愕した。そこには退院許可ではなく、救命失敗の死亡通知と書かれていたのだ。
さらにおかしいことに、さっきまで集中治療室で休んでいたはずの彼が姿を消していた。冷たい死体安置所に横たわっている彼を見つけた時、思考は完全に停止した。
どうしてこんなことになったのか。信じられずに監視カメラを調べたけれど、映像に映っていたのは、手術室から出てくることのない息子の姿。私がひとりで騒いでいる光景だけだった。
誰も私を信じてくれなかった。
結果、私は精神病院に収容された。
そして最後には、同じ病院の狂気に囚われた患者たちに襲われ、生きたまま喰い殺されたのだ。
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