私の貧乏婚約者を狙う不動産営業
婚約者と一緒に結婚用の新居を見に行った時、表裏のある不動産営業者と出くわした。
彼女は最初、婚約者のことを「若くて有能」「ロールスロイスに乗れるなんてすごい」と褒めちぎり、
私には「偽物のブランドバッグを持ってお嬢様気取りな人」「男に媚びてタダで家を手に入れようとしてる」と嘲笑った。
そして、私が新婚用の家を探していると知ると、大きな声でこう言い放ったのだ。「でもね、綾子さん(あやこ)、この前、あなたに2軒もの家を買ってくれたパパ、すごく良い人じゃないですか」
「そういえば、綾子さんのパパって1人だけじゃないですよね?お互いの存在って知ってるんですか」
私は笑った。私のパパは本物の父親で、私も本物のお嬢様だ。
ただし、婚約者は私が援助している貧乏学生にすぎない!
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