朝になると俺達は早めに宿を出て王城まで向かった。 少しでもミアが会うための時間を作りやすくするためだ。王城の入り口に着くと兵士さんにゴドウェンへの繋ぎを頼んだ。 しばらくすると奥からゴドウェンがやってきた。「なんだ?今日は面会の約束は聞いていないが」 「それなんですが、実はこのハイドキャットをエルミア様に献上しようと思いまして。昨日話している時に大変気に入られた様でしたので」俺の言葉を聞くとゴドウェンさんはロシェの方を見た。今日は最初からロシェに姿を見せて貰っていた。「ふむ。そいつをか。まぁ確かに大人しそうだが、お前は良いのか?」 「もちろんです。エルミア様に気に入って頂ければなによりですので。それで急な話で申し訳ないのですが、本日エルミア様にお時間を取って頂けないかと」 「今日か?それはまた難しいことを言うな」 「申し訳ございません。私達にも予定がありまして。無理にとは言いませんのでエルミア様に聞くだけでも聞いていただけないでしょうか?」無理がある話なのは理解している。だが何とか通さないといけないのだ。 俺はなるべく不自然にならない様にお伺いを立てた。「まぁ、聞くだけなら聞いてみよう。そこの部屋でしばらく待っていてくれ」そう言ってゴドウェンさんは王宮の方へ向かっていった。 俺達は言われた通り部屋に入って返事を待った。(とりあえず、第一段階はクリアか。あとはミアがこちらの意図に気づいてあってくれればいいが)しばらくしてゴドウェンさんが戻ってきた。なんだか少し腑に落ちないという様子だったが、「姫様がお会いになるそうだ。今からで構わないという話だから案内する」と返事が返ってきた。 良かった。これで何とかなりそうだ。 その後、昨日と同じように王宮のミアの部屋まで案内された。「エルミア様、彼らを連れてきました」 「ありがとう。あなたは下がっていて」 「承知しました」というとゴドウェンさんは昨日と同じように部屋の前で待機した
Terakhir Diperbarui : 2025-04-01 Baca selengkapnya