Semua Bab 人生の続きは異世界で~交換スキルの代償は金銭NG!?~: Bab 21 - Bab 30

44 Bab

第21話 魔道具店でのトラブル?

従魔登録を終えてギルド出たが、ロシェには一応姿隠を続けて貰っていた。 必要以上に目立ちたくないというのは俺とロシェの共通認識だったからだ。「さて、従魔登録も終わったけど、どうするかな。街の様子見も兼ねて色々見てみるか」 『魔道具が有名らしいし、魔道具店にも寄ってみると良いんじゃない?』 「確かにそうだな。マジックバッグみたいな便利なものが他にもあるかもしれないしそこは是非寄ろう」方針が決まったので、冒険者ギルドを出て適当に街をぶらついてみる。 魔道具で発展したというだけあって、ロンデールでは見なかったものもいくつか見かけた。 例えば、染色店の前には恐らくは宣伝と思われる様々な色を表示する看板の様なものが飾られている。人形やぬいぐるみを扱っているお店では店の窓際でぬいぐるみが踊っているのが見える。 魔道具はお店の宣伝にも利用されているようだ。 まずは大通りをとあちこち見ていると、街の中央辺りでひときわ大きな店を見つけた。店名を見てみると『ロンディ魔道具店』と書かれている。 ここがこの街一番の魔道具店かな?道中には他にも魔道具店らしき店は他にもあったが、立地的にも規模的にもここが一番だと思われる。店内に入ると入り口辺りに案内板があった。どうやら三階建ての様で、一階は日用品その他、二階は冒険者や旅用品、三階は高級品という形で売り場が分かれているようだ。 便利な日用品などであれば取引に使えるかもしれないとみてみたが、どうやら動力として魔力が必要になるようだ。考えてみれば魔道具なのだから当たり前か。魔蓄機と呼ばれるものに魔力を補充してそれを動力とするらしい。 この街には魔力を補充できる施設もあるのだが、他の街では難しいだろう。 一先ず保留にして二階を見てみる。 二階にも色々と気になる者は多かった。魔力で光るランプや遥か遠方を見ることができるモノクル、火がなくても調理などができる魔熱板など、見ているだけでも結構楽しい。当然値段も相応にするのだが、買えないほどでもない。ただ魔力の補充がなぁ。。などと考えながら3階も見てみることにする。 うっ!上がってすぐに気付く。値段の桁が違う。そこには魔法武具や飛
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-12
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第22話 ロンディとの交渉

ロンディさんの後を付いて行くと、案内された先は応接室と思われる部屋だった。 席に座ると店員さんらしき人がお茶と茶菓子を用意してくれた。「急にお呼び立てして申し訳ございません。改めましてロンディと申します。どうぞよろしくお願いいたします」 「アキツグです。よろしくお願いいたします」 「それでは早速本題なのですが・・・失礼を承知でお聞きしたいのですが、アキツグさん、うちで支払いの際にスキルを使用されましたか?」その一言に心臓が跳ね上がる。 当たり前になって意識から抜けていたが、物々交換での支払いなんて特異なものの筆頭じゃないか。今まで誰にも違和感すら持たれなかったので、気づかれることはないと思い込んでしまっていた。「えっと、支払いは問題なく処理されたと思っているのですが、何故スキルを使用したと?」 「ふむ。誤解して欲しくはないのですが、私は支払いについてあなたを責めるつもりはありません。スキルを使用した根拠としては支払いが金銭ではなく物品で行われていたからです。うちでは通常物品での支払いは受け付けておりませんので」バレてる。やはり物々交換で取引したことがバレている。 これは言い訳は苦しいか。。「ご推察の通りです。ただ、使用したというか常時発動している効果であり、悪意があって物品で支払ったわけではないのです」 「なるほど、そうでしたか。実は店内監視の魔道具にほんの少しですがノイズの様な反応がありましてな。何事かと確認したのですが、まさか取引に干渉するようなスキルが存在するとは」 「こちらとしては仕方なかったのですが、申し訳ありません」 「いえ、それはお気になさらず。それよりもお願いしたいことがあるのです」 「お願い・・・ですか?いったい何でしょう?」 「ご存じかもしれませんが、魔道具の多くは魔法やスキルを解析してその仕組みを道具として使えるようにしたものになります。そしてあなたのようなスキルを私は見たことがありません。魔道具の発展のために是非そのスキルについて調べさせていただけないでしょうか?!」ロンディさんは話すうちに興奮してきたのか最後の方はこちらへ乗り出すよ
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-13
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第23話 魔法研究所へ

次の日、ロンディさんを待たせるのも悪いと思い早めに店を訪れた。 ちなみに今回ロシェには別行動をしてもらうことにしている。 魔法解析室というのがどんなものかは分からないが、ロシェが入って何かまずい情報が収集されてしまうと彼女に不利益になると考えたからだ。 彼女も気にした様子もなく『適当に散歩してくるわ』と言って出て行った。 従魔の契約によりお互いの存在はなんとなく分かっているが、ロシェの方がより感覚が鋭いようで、彼女は俺の位置まである程度把握できるらしい。 なので、用事が済むか何かあった時には合流することになっている。 店に入り昨日の応接間まで来て念のため扉をノックする。「どうぞ」中からロンディさんの返事が聞こえた。既に部屋に居たらしい。「おはようございます。お待たせしてしまいましたか?」 「おはようございます。いえいえ、少し準備などしていただけですからお気になさらず。早速ですが、そちらに用意したマントとブーツの着用をお願いします」言われたほうを見るとテーブルの上にマントとブーツが用意されている。 テーブルの前にはご丁寧に姿見まで用意されている。 俺は言われるままにマントを着用し、ブーツに履き替えた。 姿見を見てみると目の前には俺の姿はなく背後の風景が写されていた。 ブーツの履き心地も問題なく軽く跳ねてみても本当に音がしない。 すごいな。これなら俺でも隠密行動ができそうだ。必要な機会が訪れるかはともかくだが。「このブーツもすごいですね。全然音がしないです」 「気に入って頂けたなら何よりです。流石に限度はありますが走行や軽い跳躍程度の音は消すことができますよ。それでは研究所へ向かいましょうか」ロンディさんについて研究所に向かう。 このブーツも相当な貴重品だろう。値段が気にはなったが予想通りの返答が返ってきそうだったので聞くのはやめておいた。 店を出てロールートを使い研究所に向かう。 道中人にぶつからない様に歩くのに苦労した。普段なら相手もこちらを避けようとするので自然とすれ違えるの
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-14
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第24話 わらしべ超者のスキル調査

ロンディさんが用意した色々な物と交換したり、値引き交渉をしてみたり、交換した商品で再度交換したりなど色々なパターンで取引した。 取引自体は順調に進んだが、一通り試したところでロンディさんは得心が行かないように首を捻っている。「どうかしましたか?」 「いえ、なんでしょう。値引き交渉の時により感じたのですが、なんだか普段の交渉よりも判断が甘くなっているような・・・そう、損した感覚はないのですが、改めて考えると通常では納得しないような価値で取引している様な気がするのです」 「あぁ、それは恐らくスキルの影響だと思います」そういって俺はスキルの効果である『交換レートはスキルレベルと相手の需要と好感度により変動する』ことを伝えた。「なるほど。この辺でも相手の感覚や感情を取引内容に影響させているのですな。需要や好感度による変動というのは通常の取引でもあるものですが、わざわざ明記されているということはこれらにもスキルの補正がされているということなのでしょうな」ロンディさんは自問自答をしながら考察を深めていた。 最後に金銭の扱いに確認させて貰ったが、これは予想通り、受け取ることはできた。だが、その後でロンディさんに何かを渡そうとすると体が動かなくなった。スキルにより行動が制限されたらしい。試しにロンディさんが何かを貰おうと近づくと勝手に体が飛びのいた。やはり実質的に取引の扱いになるとだめらしい。恐らくは贈与が完了したと判断されるまではこのままなのではないかと思われた。「金銭の件を最後に回したのは正解でしたな。さて、一通り試し終わりましたし、本日はこれにて終了としましょうか。ご協力いただき誠にありがとうございました」そう言ってロンディさんは深々と頭を下げた。 俺は慌てて返事をする。「いや、ロンディさん頭を上げて下さい。十分過ぎる報酬を頂いていますし礼を言うのはこちらの方です」 「いやいや、あなたに出会えなければこのスキルを知る機会すら得られなかったかもしれない。その報酬は正当なものですよ」 「そう言って頂けるとこちらとしてもありがたいです。それではこれで」 「えぇ。もしまた何
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-15
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第25話 街の散策と気になる噂

宿を出てロシェと町を散策していた俺は、ふとあることに気づいた。「そういえば俺の都合であちこち連れまわしてしまっていたが、ロシェが行ってみたいところとかないのか?」 『そうね。それならあそこに行ってみても良い?なんだか美味しそうな匂いがするわ』ロシェが示したのは町中にある食べ物系の露店だった。「・・・もしかして、今までの食事口に合わなかったりした?」ロシェと出会ってからは自分達と同じ食事をロシェにも出していたのだが、彼女は文句も言わず食べていたので大丈夫なのだろうと勝手に思っていた。『いいえ、アキツグの出してくれるご飯はいつも美味しいわよ?でも、近くで良い匂いがしたらそれはそれで気になるじゃない?』 「そうか。よかった。それじゃ見に行ってみるか。ロシェはどの店が気になるんだ?」 『そうね。あそこの緑屋根のお店かな。この辺では見かけないような果物を扱っているみたい』言われて見てみると、今まで見たお店とは違う果物を扱っているようだ。 近くまで寄ると店主がこちらに気づいた。「いらっしゃい。どれも新鮮な果物だよ。おひとつどうだい?」 「確かにどれも瑞々しいですね。この辺では見かけない果物のようですが、どうやって仕入れてるんですか?」 「お?良いところに目を付けるね。これらは東のヒシナリ港で仕入れている別大陸の果物さ。ちょっと変わった味だが美味しいって結構評判良いんだぜ」別大陸の果物か。どうりで他では見かけないはずだ。 俺は果物を見る振りをしながら目配せでロシェにどれがいいか聞く。 彼女が指さしたのは緑色の丸い果物だった。「別大陸からですか。それは気になりますね。それじゃ、これとこれ下さい」 「お、良いね。その緑のはメロウって言って特別甘いぜ。赤いのはリィゴで少し酸味があるさっぱりした味だ」自分用に選んだ赤い果物と合わせて取引を終える。「まいどあり~」店主の言葉を聞きながら近場にあった人気の少ないベンチに座り、ロシェにメロウを渡す。 リィゴを食べてみると店主の言う通
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-16
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第26話 噂の思惑と次の目的地

宿に戻った俺は、商業ギルドで聞いた件についてロシェに自分の考えを話してみた。『人間の考えなんて私には読み切れないけど、状況をみる限り、アキツグの考えはあっていそうな気がするわね』 「だよなぁ。踊らされる人達は可哀想だけど、王女の、ひいては王国の一大事となればしょうがないか」 『まぁ、彼らも最初から半信半疑で動いているんだし、それほど落胆はしないんじゃない?それに嘘の噂のつもりが真実だったなんて万が一もあるかもしれないし』 「確かに。最初からあるかも分からないものを探しに行ってるんだから、見つからなかったとしても仕方ないと思う程度かもしれないな」 『それで?アキツグは万が一の運試しをしに行くの?』 「いや、金銭に困っているわけでもないし、やめておくよ・・・いや、金銭が使えないことには困っているけど。それよりミアは大丈夫かな?どっちが流した噂なのか分からないが心配だ」 『流石に本隊に合流できたなら大丈夫じゃないかしら。私も心配ではあるけど、あの近衛兵の人達に付いて行っても邪魔にしかならないでしょうし』 「それは・・・そうだな。せめて俺がもうちょっと戦えれば足を引っ張ることもないんだろうけど」 『無いものねだりしてもしょうがないわよ。身を隠すすべは手に入れたんだし前進はしてるんじゃない?』 「あぁ。なんでもネガティブに考えてしまうのは良くないな。ロシェありがとう。少し元気出たよ」 『それならよかったわ。まぁミアのことは近衛兵の人達を信じるとして、私達はどうする?』 「う~ん。結構慌ただしくこの街まで来てしまったし、もうしばらくのんびりしても良いかなと思ってるんだけど。・・・そういえばサムール村はどうなったんだろう?カルヘルド手前で襲われたから向こうもサムール村に残ってはいないと思うけど」 『気になるのなら見に行ってみる?』 「気になるといえばなるけど、何もされてなかった可能性もあるし、何かされてたとしてもハロルドさんが上手く対処している気がする。俺がいまさら行ったところでできることもなさそうなんだよな」しばらく他に良い案も浮かばずベッドに寝転がりぼ~っと天井を眺める。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-17
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第27話 ヒシナリ港へ

道中は聞いていた通り道も整備されており、護衛を連れていない商人や平民の様な人達ともちらほらすれ違った。やはり心配しすぎだったかもと思いつつも初めての道だし、慎重を期しただけだと自分を納得させることにした。 数時間後、予想通り何事もなくヒシナリ港まで到着することができた。「到着っと。まあやっぱり何もなかったな。帰りはどうする?見て分かったと思うが、護衛なんていらなかったろ?」確かに道中、魔物の一匹も見かけなかった。その上慣れているらしいこの辺りの人は普通に往来していた。「そうですね。でも、ログさんは良いんですか?」 「あぁ気にすんな。俺は普段からよくこっちに来てるからな。珍しい護衛依頼を見かけたからついでに受けただけだ。適当に飯でも食って帰るからよ」 「分かりました。ここまでの護衛ありがとうございました」 「おうよ。まぁ、ここには珍しいもんもあるから楽しんでいってくれ」そういうとログさんはひらひらと手を振りながら飯屋に入っていった。 改めてみるとヒシナリ港は海に向けて土地の一部が突出しており、そこにちょうど大小様々な船が停船していた。 今日の荷揚げはもう終わっているようで、一部の船は既に出航していた。 周りには新鮮な魚や別大陸の食材を売りにした食事処や、取れたての魚の販売や貝殻などをアクセサリに加工した露店など色々な店が並んでいた。『結構賑やかね。それに海って本当に終わりが見えないのね。水の上にあんなに大きな船が浮かんでいるのも初めて見たわ』 「あぁ、この辺は岸辺だから大丈夫だろうけど、先に行くと深さも信じられないくらい深い場所もあるからな。俺も海は久しぶりに見た気がする」 『へぇ。そうなのね』ロシェは海の景色を気に入ってくれたようだ。物珍し気に眺めている。 俺も同じように眺めていたのだが、ふと人通りに目を向けるとそこには黒髪でゆったりしたローブを身にまとった女性が立っていた。 こちらの世界に来てから黒髪の人間はほとんど見なかった。それに何となく懐かしさを感じて見ていると、向こうもこちらに気づいたらしく目が合った。
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-18
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第28話 同郷者との遭遇1

朝になると窓の外が騒がしくなり目が覚めた。窓を開けていると今日も大陸からの船が到着したようで荷揚げや朝市が開かれていた。『朝はこんなに活気があるのね』 「あぁ、荷揚げ作業もだけど、商人とか欲しいものがある人達にとっては早い者勝ちなところがあるからな。希少な物はオークション形式にしているみたいだし、これだけ賑やかになるのも仕方ない」近場で朝食を食べてからせっかくだからと朝市を見て回り、気になったものなどをいくつか取引していると昼前になっていた。思いのほか長居したなと思いながら昼食を食べ終えて、カルヘルドへの帰路に着くことにした。 しばらく街道を進んでいると近くの森の方から金属を打ち付けたような音が聞こえてきた。『森の中で誰か戦っているようね』 「えっ?でもこの辺は魔物もほとんどみないって」 『そうね。戦ってる相手が魔物とは限らないけど』言われてみれば確かに。こんなに人通りの多いところでは盗賊なども難しいとは思うが絶対じゃない。特に森の中に誘い込めれば人に見られない様にするのも容易だろう。 とはいえ、俺が行っても何の助けにもならない。ロシェなら不意打ちできるかもしれないが反撃にあう可能性もあるだろう。 迷いはしたが、やはり気づいてしまった以上見捨てるのは寝覚めが悪い。「ロシェ、悪いけどいざという時は頼めるか?」 『助けに行くの?相変わらずお人好しね。まぁ私もそのおかげで助けられた側だしね。任せて』 「ありがとう」恐る恐る近づいていくと、やがて争いの音も聞こえなくなった。まずい、すでに決着がついてしまったのかもしれない。気を付けつつも音がしたほうへ急ぐとそこには倒れ伏す人影とそのそばに立つ人影の二つがあった。「誰だ?こいつの仲間か?」立っていた人影の方がこちらに振り向いて誰何の声を上げた。 その姿には見覚えがあった。昨日ヒシナリ港で見かけた黒髪の女性だ。「ん?お前は確か昨日の」向こうもこちらのことを覚えていたらしい。 何故か怪訝そうな表情を浮かべている。「仲間じゃない。誰かが
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-19
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第29話 同郷者との遭遇2

彼女がどうやってロシェに気づいたのかは分からなかったが、見る限り彼女に敵意はなさそうだし、ロシェを見られても問題はないだろうと判断した。「ロシェ、姿隠を解いて貰っていいか?多分この人は悪い人間ではないから」 『そうみたいね。何か知らない単語も聞こえてきたけど、あなたは知ってるみたいね。同郷とか言っていたし。まぁあとで教えてくれればいいけど』そう言いながらロシェが姿を現す。 彼女は目の前に現れたロシェにほんの少し驚いた様子を見せた。「本当にそこに居たのね。ほんの僅かに気配を感じたので鎌を掛けたんだけど・・・戦闘中だったら気づけなかったわね」そう彼女は悔しげに口にした。 改めてみると彼女は容姿端麗を絵に描いたような姿をしていた。 長い黒髪に、切れ長の黒い瞳。ゆったりしたローブを着ているが、恐らくスタイルも良い。年齢は20歳くらいだろうか。見た目の割に言動が落ち着いていて大人びて見える。「この子はハイドキャットのロシェッテだ。同行しててもこの子の姿隠に気付けた人は今までいなかったから俺もびっくりしたよ」 「ハイドキャット・・・聞いたことがある。希少な種族で人前に姿を現すことはほぼないとか。この子がそうなのね。アキツグさんはどうしてこの子と一緒に居るの?」 「ロシェが何かに襲われて足を怪我して動けなくなってたところに出くわしてな。手持ちの薬で手当てしたのが縁で、それから行動を共にしてる感じだ」 「なるほど。あなたの言葉を理解して指示にも従ってくれるみたいだし、随分慕われているのね」 「あぁ、なんだかそうみたいだ。目立ちそうなんで人目がある時は姿を隠して貰ってる」 「それが正解でしょうね。・・・ねぇ。アキツグさん、良かったらなんだけど、私もあなたの旅に同行してもいいかしら?」 「え?俺達に?いったいどうして」 「今まで一人旅だったんだけど、どうも一人だと面倒ごとが多くて。お邪魔でなければどうでしょうか。こう見えて戦闘面では役に立てると思いますよ。私、Bランク冒険者ですから」Bランクということはあのクロヴさんよりも上なのか。この若さでBランクなんて
last updateTerakhir Diperbarui : 2025-03-20
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第30話 カサネと特殊なスキル

「そういえば、カサネさんって出会った直後とその後でなんか口調変わってないですか?」盗賊を縄で縛り、馬車まで戻ってカルヘルドへ戻る道すがら、俺はもう一つ気になっていたことを聞いてみた。「あぁ、あの時は敵かどうかも分からなかったので、舐められない様にわざときつめの話し方にしていたんですよ」 「そういうことか。確かに結構迫力あったからな。ナンパされた時も同じように対処すれば相手から引いてくれるんじゃないか?」 「そういうものでしょうか?とはいえ、街中で見知らぬ人に話しかけられていきなりあの口調で返すのはどうかと。。何かに困って声を掛けたのかもしれませんし」優しいんだな。結構嫌な目に合ってきたんだろうに。それでもそれ以外の人達のことを考えて気を配れるなんて。「それなら話してみてカサネさんがナンパだと判断できたら対応を変えるのはどうだろう?」 「なるほど。なるべく事を荒立てないようにと早めに会話を切って逃げるようにしていたのですが、それが良くなかったのかもしれませんね。今度試してみます」 「あぁ。でも相手によっては逆切れとか逆恨みするようなのも居るから、気をつけてな」 「それはご心配なく。私これでもBランク冒険者ですよ?そうそう負けたりはしませんよ」 「それも結構ビックリしたんだけどな。この前護衛して貰った人は冒険者歴7年でCランクって話だったから。カサネさんはこの世界に来て何年くらいなんだ?」 「3年くらいでしょうか。最初は戸惑うことばかりでしたが、幸い村の人は優しい方ばかりで、色々と教えて頂きました」 「ってことは冒険者歴はそれより短いってことだよな。やっぱりすごい才能があるんだな。俺は戦いはさっぱりだから羨ましいよ」 「それは才能というより、スキルに恵まれたからだと思います。アキツグさんも特殊なスキルをお持ちのようですが、私もなんですよ」 「あぁ、スキルか。なるほどな」カサネさんは戦闘関係の特殊スキルを得ることができたらしい。 この世界では身を護るすべは前の世界よりも重要だ。彼女のような人がそれを手に入れられたのは幸いだろう。「それにそれを
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